2024.09.14
ポータブル電源をキャンプで活用する際の家電や日数での容量目安を徹底解説!
「ポータブル電源のキャンプ利用時の容量目安は?」
「ポータブル電源をキャンプで使う場合に必要な容量は?」
「キャンプの際にはどのぐらいの容量のポータブル電源がお勧め?」
気軽な日帰りキャンプはもちろん、数泊のキャンプでも活躍してくれる電子機器がポータブル電源です。
キャンプシーンでは頼もしく活躍してくれるポータブル電源なので、これから購入を検討している方も多いかと思われます。
ですが、はじめて購入を検討されている方の中には、どのぐらいの容量を選べば不自由なく使用できるのか不安を感じている方もいるようです。
そこで今回は、ポータブル電源の容量目安を確認するためのポイントについて解説をしつつ、キャンプで使う家電の消費電力目安や日数別に必要な容量目安などについても触れていきます。
一言でキャンプと言っても用途に合わせた容量・性能のモデルを選ぶことが大切ですので、ポータブル電源選びで失敗しないためにも当ページの内容を参考にしてみてください。
目次
ここからは、ポータブル電源の容量目安を確認するためのポイントについて解説をしていきます。
そもそもWやWhなどの数値がわからないと、目安となる容量が決めにくい方もいるかと思います。
そのあたりについて解説をしつつ、定格出力などの詳細にも触れていきますので、ポータブル電源の性能をチェックするためにも参考にしてみてください。
まずは、W(ワット)とはなにかと言った基本について解説をしていきます。
ワットとは一言で表すならば、どのくらいの仕事をする力を持っているかを示す数値となります。
また、電圧(V)は電気を押し出す力を指し、電流(A)は電気が流れる量を指します。
そして、電圧(V)に電流(A)をかけた数値が電流(W)となります。
電流(W)を分かり易く表現すると消費電力と言います。
どのぐらいの出力が必要か、どのぐらいの電力を消費するかをチェックする際の単位とイメージしておくと分かり易いと思います。
次に、Wh(ワットアワー)とはなにかと言った部分についても解説をしていきます。
ワットアワーがポータブル電源の容量を指す数値であり、1時間あたりの消費電力を指す数値でもあります。
例えば、100Wの家電を2時間使う場合、200Whの容量が必要になります。
同じように300Wの家電を3時間使う場合は、900Whの容量が必要となります。
上記のように簡単な計算で必要な容量を求めることが可能ですので、キャンプで使う予定の家電の消費電力をチェックし、何時間稼動させたいかをイメージすれば、ポータブル電源の必要な容量の目安を求めることができます。
先でお伝えした通り定格出力の詳細についても解説をしていきます。
定格出力は、ポータブル電源が安定して出力できる電力量なので、容量同様に数字をしっかりとチェックして選ぶことが大切です。
例えば、キャンプで消費電力が1,300W程度の電気ケトルを使いたい場合、ポータブル電源の定格出力が1,300W以上のモデルを選ぶ必要があります。
定格出力が使いたい家電や機器の消費電力を下回ってしまうと安定した動作は出来ず動かないことが多いです。
だからこそ、キャンプ用のポータブル電源を選ぶ際には容量だけではなく、定格出力も意識して選ぶ必要があります。
ちなみにポータブル電源の容量が大きいモデルは、この定格出力も同様に大きな数値であるため、容量と定格出力をチェックしつつ使いたい家電や機器を安定して使えるモデルを選ぶことをお勧めします。
補足として瞬間最大出力についても触れていきたいと思います。
瞬間最大出力はサージ出力とも呼ばれ、名前の通り瞬間的に出力できる最大電力を指します。
これは、家電製品であれば起動時に必要な数値であり、ポータブル電源においては対応可能な数値を指しています。
例えば、エアコンは起動時に高い消費電力が必要になるため瞬間最大出力が大きく、災害時に家庭用のエアコンを起動したい場合などでは、ポータブル電源の瞬間最大出力の数値が大きなモデルを選ぶことが大切です。
ポータブル電源の場合は、定格出力1,000W(瞬間最大出力2,000W)などのように記載されることが多いです。
因みに、瞬間最大出力はあくまで瞬間的に必要になる出力なので、基本的には定格出力で選ぶことが大切です。
もし、キャンプで出力の大きな調理家電などを使うことを想定しているのであれば、定格出力と瞬間最大出力ともに余裕のあるモデルを選ぶことをお勧めします。
ポータブル電源の容量について詳しく紹介されている動画を見つけましたので載せておきます。[動画内該当部分4分02秒~10分27秒まで]よろしければご覧ください。
ここからはポータブル電源をキャンプで活用する際の消費電力の目安について解説をしていきます。
各種家電や機器の消費電力が気になる人、必要な容量の目安がイメージしにくいと悩んでいる人は各項目で消費電力についてチェックしてみてください。
まずは、キャンプでの便利家電の消費電力目安について触れていきます。
・電気スタンド…4W~10W
・扇風機…50W~60W
・電気毛布…50W~90W
・ポータブルエアコン…100W~900W
・ドライヤー…600W~1,200W
上記のような便利な家電はキャンプシーンでポータブル電源を使うことで、快適度を高めることができます。
特に夏場の暑い日は扇風機、そして冬場の寒い日は電気毛布を用意しておくことで、キャンプや車中泊でも快適に過ごすことができるようになります。
より快適に過ごしたい場合や家族や友人など複数でキャンプを楽しむ場合には、ポータブルエアコンやスポットヒーターなどを活用するのもお勧めです。
いずれもある程度の時間は使う家電ですので、ポータブル電源の定格出力はもちろん使う時間もイメージしながら購入する際の容量を検討することをお勧めします。
因みにポータブル電源と便利家電の組み合わせはキャンプシーン以外の災害時にも活用できますので、シーズンオフでも便利に使うことができます。
次にキャンプで活用する調理家電の消費電力の目安について触れていきます。
・ミキサー…100W~200W
・冷蔵庫(小型含む)…150W~500W
・コーヒーメーカー…450W~650W
・電気ポット…700W~1000W
・電子レンジ…1,300W
今では火を使ったキャンプ飯だけではなく、ポータブル電源を持ち込んで調理家電を使ったキャンプ飯も増えてきています。
もちろん火を使った昔ながらのキャンプ飯も良いものですが、キャンプ慣れしていない方にとってはハードルが高く感じる方もいるかと思います。
しかし、ポータブル電源と調理家電を組み合わせることで、衛生面なども含めて安心安全に調理を行うことができます。
電気ポットや電子レンジは消費電力が高めですが、それ以外の調理家電はミドルクラスのポータブル電源なら問題なく使えるため、どのアイテムを使いたいかによってポータブル電源を選ぶことが大切です。
また、先の便利家電同様に調理家電とポータブル電源の組み合わせも災害時などで非常に役立つため、万が一の備えとして揃えておくのもお勧めです。
最後にその他のアイテムの消費電力の目安について触れていきましょう。
・スマートフォン…18W程度
・ノートパソコン…50W~120W
・デスクトップパソコン…150W~300W
・プリンター…10W~60W
キャンプ中に自然の中でゆったりと仕事を進めていきたい場合は、ポータブル電源と組み合わせて自然の中でのびのび仕事をするのも良い発想です。
スマホやノートパソコン、そしてプリンタなどは消費電力が低めなので、ある程度のポータブル電源であれば何度も充電することができます。
500Wh程度のポータブル電源でもノートパソコンを数回充電できると考えれば、かなり余裕を持った活用が可能です。
また、コンパクトサイズのポータブル電源なら持ち運びも簡単ですので、キャンプなどのアウトドアシーンだけではなく、ノマドライフを目指す人にとっても非常に便利なアイテムになること間違いなしです。
ここからは、キャンプの日数別でポータブル電源の容量目安を決める方法について触れていきます。
具体的にキャンプの日数によって容量やWhがどのぐらい必要かなどを、シンプルにわかりやすく解説していきます。
まずは、日帰りキャンプでの容量の目安について触れていきます。
どの程度の家電や電子機器を使用するかにもよりますが、日帰りの場合であれば500Wh前後の容量でも快適に使える方が多いと思います。
例えば、扇風機や電気毛布でも約5~6時間程度は使用することが可能なため、消費電力が大きな家電を使わなければ大丈夫です。
もちろん扇風機やミニ冷蔵庫、そして調理家電を複数使うような場合は余裕を持った容量のモデルがお勧めなので、利用シーンや用途にあわせて容量目安を想定することが大切です。
次に一泊二日のキャンプの場合、ポータブル電源は800Wh前後の容量を目安とするのがお勧めです。
例えば、冬場の就寝時に電気毛布を使用しつつ、その他にも家電を併用して使うような場合は500Wh程度の容量では不足してしまいます。
また、泊まる場合スマホの充電やポータブル電源のLEDライト機能が必要であったりと、電力を消費する様々な機会が出てきます。
そういったことも想定しつつ余裕を持った容量の目安をイメージしつつ、快適にキャンプを楽しめる容量のポータブル電源を選ぶことが最適な選び方です。
最後に、2~3泊など数日のキャンプを想定した容量目安について触れていきます。
どの程度の家電を使用するかにもよりますが、数日のキャンプの場合には1,500Wh以上の余裕を持った容量のモデルを選ぶのがお勧めです。
省電力家電を短時間だけ使うような場合に関しては、もう少し容量が少なくても問題ないかもしれないですが、使用途中でポータブル電源の電力が切れてしまった場合は不便を強いられてしまいます。
特に家族や友人など複数人で数日のキャンプを楽しむ場合には、不測の事態が起こることの無いように余裕を持った容量のポータブル電源を活用することをお勧めします。
ここからは、キャンプ用途で容量の目安に悩む方へ向けて、おすすめポータブル電源についてピックアップしていきます。
容量に分けていくつかのモデルをピックアップしていきますので、是非参考にしてみてください。
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まずは、PowerArQ 2 ポータブル電源について紹介していきます。
このモデルは500Whの容量、そして300Wの定格出力とコンパクトにまとまっており、日帰りのキャンプにお勧めなポータブル電源です。
ACポートが2口しかない点が気になる方もいるかもしれませんが、元々の容量や定格出力がそこまで大きくないので2口でも丁度良いと考える方が多いです。
また、コンパクトなため持ち運びがしやすく、お洒落なデザイン性と豊富なカラーバリエーションが好評なモデルですので、デザイン性にこだわりつつも気軽に活用できるポータブル電源を探している方にお勧めです。
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次に、Victor・JVC BN-RF800についても触れていきたいと思います。
このモデルは806Whの容量、そして700Wの定格出力とバランスの良いモデルとなっており、一泊二日のキャンプに適したポータブル電源です。
また、リン酸鉄系リチウムイオンバッテリーを採用しているので、毎日使っても10年以上使えるほどの長寿命な点も魅力の1つです。
そしてJVCが日本製メーカーということもあり、海外メーカーが苦手な方でも安心して利用できるため、日本製のミドルスペックを必要としている方にピッタリなモデルだと言えます。
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最後に、Jackery ポータブル電源 2000 Plusについても解説していきます。
このモデルは2,042Whの大容量且つ、3,000Wの高出力を兼ね備えたハイスペックモデルとなっており、2~3泊のキャンプにお勧めなモデルです。
キャンプや車中泊、そして災害時などあらゆるシーンで活躍することができるポータブル電源として評価されています。
更には、専用ソーラーパネルを組み合わせることで太陽光充電も可能となるため、元々の大容量なスペックと相まって長めの日数のキャンプシーンでも頼もしく働いてくれるハイスペックなポータブル電源として非常にお勧めです。
今回は、ポータブル電源の容量目安を確認するために大切なポイントについて解説をしてきました。
また、キャンプで使う家電の消費電力目安や日数別の容量目安、そして悩んでいる方にお勧めモデルの一例について触れてきたので、なんとなく自分が求める容量の目安がイメージできた方もおられると思います。
意外とポータブル電源の容量を重要だと思ってはいるものの、キャンプ時にはそこまで家電を使わないので少なくても問題はないと考えてしまい、容量が少ないモデルを選ぶ方も多いようです。
ですが、実際にキャンプでポータブル電源を使う場面になると、思った以上に便利なので色々と使っているうちに容量不足を感じるなんて方も珍しくないです。
だからこそ当ページで解説してきた内容を参考にしつつ、消費電力はもちろん利用する時間も含めて容量の目安をイメージしながらポータブル電源を選ぶことを強くお勧めします。
そうすることでポータブル電源と各種家電や機器を不自由なく使えるようになり、今まで以上にキャンプで楽しく快適に過ごすことができます。
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