2024.12.17
ポータブル電源で電子レンジは使える?選び方やオススメのモデルを解説!
「ポータブル電源で電子レンジは使えるの?」
「電子レンジが使えるポータブル電源のモデルは?」
「電子レンジを使えるポータブル電源の選び方を知りたい!」
圧倒的に便利な家電なので、一家に一台はなくてはならないとまで言われる電子レンジ!
そんな電子レンジですが災害時にはポータブル電源と組み合わせて使いたいと考える人もいれば、車中泊などでも活用したいと考える人も多いようです。
ですが、電子レンジは出力が大きいためポータブル電源で使えるのか不安を感じている人もいるようです。
結論から言えばポータブル電源で電子レンジを使うことは可能です!
しかしポータブル電源で電子レンジを使う際の注意点について知っておかねばなりませんし、肝心の電子レンジを動かすために必要な性能を持つポータブル電源を選ぶことも大切なポイントです。
今回はポータブル電源で電子レンジを使いたいと思っている人へ向けて、そのあたりについてシンプルにわかりやすく解説をしていきたいと思います!
目次
それでは早速ポータブル電源で電子レンジを使う際の注意点から解説していきましょう。
4つのポイントについて触れていきますので、各項目にしっかり目を通していきましょう。
まずは電子レンジの起動電力の高さに注意するという点が挙げられます。
電子レンジを動かす方法は「高圧トランス式」と「インバーター式」に分かれます。
高圧トランス式の電子レンジは起動電力が大きく、1,000W~1,500Wを要する機器も珍しくなく、場合によっては起動電力はそこから2~3倍必要なケースもあるのです。
高圧トランス式と記載がある電子レンジは多くありませんが、「50ヘルツ専用」や「60ヘルツ専用」、また価格がかなり安く普段から1万円を切るような激安モデルは高圧トランス式の可能性があるので注意しましょう。
ちなみに「インバーター式」の場合は、起動時の電力が極端に大きくなることはなく、ポータブル電源の定格出力が電子レンジの定格出力を上回っていればシンプルに活用することが可能です。
電子レンジに「500W」や「600W」などのボタンやつまみなどがありますが、これは使用時の「定格高周波出力」ですので、定格消費電力は説明書などでチェックすることが大切だと覚えておきましょう。
次にポータブル電源で電子レンジを使う場合、定格出力と最大瞬間出力の比較が大切なポイントになります。
先の項目と少し似ている部分もあるのですが、要するにポータブル電源の性能が電子レンジより低い場合は安定しての起動が難しいです。
安定しての起動には下記のような条件が必要になります
・ポータブル電源の定格出力が、電子レンジの定格消費電力を上回っている
・ポータブル電源の最大瞬間出力が、電子レンジの起動電力を上回っている
できることならポータブル電源の最大瞬間出力が、電子レンジの定格消費電力の2倍以上あるモデルを選んでおくと安心です。
確実さを求めるのであれば、3倍以上の最大瞬間出力の性能を持つモデルを選ぶことをオススメします。
このあたりは使用する電子レンジの性能を説明書などでチェックしていればある程度は安心できる部分なので、ポータブル電源で電子レンジを使いたい場合には、お持ちの電子レンジの性能をチェックしてから問題なく使える数値のポータブル電源を選ぶのが良いでしょう。
各々のヘルツ数が対応しているかを確認することも大切なポイントです。
ご存知の人もいるかもしれませんが、日本で供給されている電力の「周波数」は地域ごとに分かれています。
・50ヘルツ…北海道電力、東北電力、東京電力
・60ヘルツ…中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
基本的に多くの家電は50ヘルツでも60ヘルツでも問題なく使えるため、特に気にせずに使っている人が多いと思います。
ですが、電子レンジの場合には50ヘルツ専用、60ヘルツ専用などの製品があるので注意が必要です。
そしてポータブル電源の中にも「60ヘルツ専用」などのモデルがあるため、お互いの周波数があわないモデル同士を組み合わせてしまうと使用すること自体が難しいです。
ただし最近のポータブル電源は50ヘルツ、60ヘルツ両対応のモデルも増えてきているので、定番メーカーの安定したモデルを購入すれば周波数の問題に悩まされることはありません。
ですが、上記のような部分を見落として電子レンジもポータブル電源も、どちらも激安な片方の周波数のみ対応のモデルなどを選んでしまうと、ポータブル電源に接続して使えないなんてリスクがある点については覚えておきましょう。
補足としてポータブル電源の購入後は早めに試すことをオススメします。
先の項目で触れたような注意点に気をつけてポータブル電源を選ぶことで、問題なく電子レンジを活用することができるでしょう。
ただ直前になって「電子レンジが思ったように動かない」なんてことがないように、ポータブル電源が届いたあとは充電を済ませて早めに動作確認を行うことをオススメします。
そうすることでアウトドアなシーンでも災害時などでも問題なく安心して電子レンジ、そしてポータブル電源の組み合わせで活用することができるようになるでしょう。
また肝心の電子レンジを活用する場合のポータブル電源の選び方については後述していますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。
ここからは電子レンジを活用する場合のポータブル電源の選び方について解説をしていきます。
大切な4つのポイントについて触れていきますので、電子レンジを快適に活用するためにも各項目に目を通していきましょう。
まず電子レンジをつなぐポータブル電源の「波形」、これは「正弦波」で選ぶことをオススメします。
正弦波というのは家庭用の交流電源と同じ波形なので、電子レンジをつないで活用する場合でも安心して利用することができます。
逆にポータブル電源の波形が「短形波」「修正正弦波」などを出力するモデルを選んでしまうと、電子レンジの誤作動や不具合を起こす可能性があるので注意しましょう。
また電子レンジ以外の各種家電を使う場合も、ポータブル電源の波形によって不具合を起こすリスクがありますので、基本的には「正弦波」に対応しているモデルを選ぶことをオススメします。
次に出力がある程度は大きいポータブル電源を選ぶという点も大切なポイントです。
電子レンジをポータブル電源で使う場合、やはり定格出力と最大瞬間出力の数値が大切な要素となります。
ポータブル電源の性能として見た場合、これらの数値が大きければ大きいほど使える電子レンジの幅が広がるのです。
もちろん電子レンジの説明書をチェックして、問題なく起動ができるスペックのポータブル電源を選べば問題はありません。
ですが、今後電子レンジを買い替える予定があったり、災害時などに何度も活用するような「備え」をしておきたい場合には、出力が大きいことはもちろん、容量も大きなポータブル電源を選んでおくと安心して活用することができるでしょう。
50ヘルツ、60ヘルツの両対応のポータブル電源を選ぶことをオススメします。
先の「注意点」の項目でもお話してきましたが、このヘルツ数の違いで電子レンジが使えないなんてケースは絶対に避けたいものです。
とりあえず今使っている電子レンジとヘルツ数が同じであれば問題はないのですが、今後電子レンジを買い替えたり、その他の家電を繋ぐ場合万が一にもつかえないなんてことがないように、両方のヘルツに対応しているモデルがオススメです!
今では50ヘルツ、60ヘルツの両方に対応しているポータブル電源は増えてきているので、この「ヘルツ」に関しても忘れずにチェックしてからポータブル電源を購入することをオススメします。
補足として電子レンジをポータブル電源で使う場合、容量はそこまで気にせずとも問題はない点に触れていきます。
これはなんとなくイメージできる人も多いと思いますが、電子レンジはそこまで稼働時間が長いわけではないので、ポータブル電源の容量はそこまで大きくなくても問題ありません。
そもそも電子レンジが使える性能のポータブル電源であればある程度の容量は元々備わっていますが、敢えて「容量が大きすぎるポータブル電源」を選ばずとも問題はないのです。
もちろんアウトドアなシーンや災害時のために、大容量のポータブル電源を必要としている人もいると思いますので、そういった方は容量も含めてミドルクラスからハイスペックなポータブル電源を選ぶと良いでしょう。
ただ一般的な電子レンジを少し使うぐらいであれば、そこまでの容量は必要がないという点もポータブル電源選びの際には覚えておいてください。
ここからはポータブル電源で使いやすい電子レンジのタイプについて解説をしていきます。
既にお持ちの電子レンジと照らし合わせてみたり、また災害やアウトドアな趣味に持ち運ぶ用の電子レンジを購入する場合の参考にしてみてください。
まずポータブル電源で使いやすい電子レンジの種類として、インバーター式が挙げられます。
これは先の注意点の項目でも触れてきましたが、基本的には高圧トランス式は求められる最大瞬間出力が大きくなりがちですので、安定して使えるインバーター式がオススメです。
その上で50ヘルツ、60ヘルツの両対応のインバーター式の電子レンジを選べば、そこまで高スペックでないポータブル電源でも安定した動作が期待できるでしょう。
またポータブル型の電子レンジは災害時にも使いやすいのでオススメです。
今では普段用の電子レンジとは別に、災害用に消費電力が控えめかつコンパクトな電子レンジを別途購入する人も増えてきています。
そういった低出力でコンパクトな電子レンジを1つ所持していれば、災害時にも使いやすく、また車で避難をする場合などにもポータブル電源とあわせて持ち運びがしやすいメリットがあるのです。
もちろんコンパクトな電子レンジがリーズナブルな価格で購入できるとは言え、普段使いの電子レンジを使えるポータブル電源を選びたいという人も多いと思うので、そういった方はある程度の性能があるポータブル電源を選ぶのがオススメです。
ただ災害時の備え用にコンパクトかつ低出力な電子レンジを購入する人もいるため、場合によってはそういった電子レンジとポータブル電源の組み合わせも様々なシーンで便利に活用できると覚えておきましょう。
ここからはポータブル電源で電子レンジを稼働させるのにオススメなモデルについて解説していきます。
コスパの良いモデルからハイスペックモデルまでピックアップしていきますので、是非参考にしてみてください
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まず電子レンジを使うことができるポータブル電源としてオススメなのが、EcoFlow DELTA 2です。
定格出力が1,500W、容量も1,024Whとバランスの良いモデルであり、コスパに優れている点も好評な理由です。
電子レンジをつなぐためのACポート(コンセント)が6口ついているので、電子レンジはもちろんその他の家電も便利に使うことができます。
もちろん出力が求められる電子レンジを起動しながら他の家電を同時利用、なんて使い方は難しいケースがあることは覚えておきましょう。
出力が非常に大きな高性能電子レンジを動かすのには、少し性能が物足りないと感じる人もいるかもしれませんが、一般的な電子レンジであれば安定した稼働に期待できるモデルだと言えるでしょう。
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次にBLUETTI×アイリスオーヤマ PS2000AA-W、こちらも電子レンジを使うのにオススメなポータブル電源です。
2,000Wの高出力、そして2,048Whの大容量なので電子レンジはもちろん様々な家電を安定して稼働させることができます。
優れた技術を持つBLUETTIとアイリスオーヤマの共同開発モデルなので、ポータブル電源がはじめての人でも安心して馴染むことができるでしょう。
ある程度の出力の家電を使うことができるため、電子レンジなど高出力家電を使いたい人にオススメなモデルだと言えます。
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最後に圧倒的なスペックを持つJackery ポータブル電源 2000 Plusについて触れていきましょう。
3,000Wの定格出力、そして2,042Whの大容量モデルであり、最大瞬間出力が6,000Wと圧倒的なので様々な高出力家電を使うことができます。
もちろん電子レンジを安定して稼働させることができるので、災害時・停電時なども安心して電子レンジを使うことができるでしょう。
また難燃性や耐衝撃性、そしてバッテリーの安全装置も備えているため、性能はもちろん安全性にも優れたポータブル電源を求めている人はJackery ポータブル電源 2000 Plusを選んでみてはどうでしょうか。
今回はポータブル電源で電子レンジを使う際の注意点、そして肝心の選び方について解説をしつつ、電子レンジを使うのにオススメなポータブル電源についてもピックアップしてきました。
電子レンジはポータブル電源では使うのが難しいと思っている人も多いのですが、適切な性能を持つポータブル電源を選ぶことで、電子レンジも問題なく稼働させることができます。
また電子レンジを使えるということは、その他の高出力家電も安定して使える性能を備えているという意味でもあります。
災害時や停電時などの万が一の場合にも安心して使うことができるポータブル電源を探している人は、当ページの内容も参考にしつつ、電子レンジはもちろん様々な機器を使うことができるモデルを選んでみてはどうでしょうか。
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