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2023.08.03

マキタとハイコーキの冷温庫を徹底比較!買うならどっちがいいの?

マキタとハイコーキの冷温庫を徹底比較!買うならどっちがいいの?

ポータブル冷温庫があれば車内用冷温庫として、アウトドアなどコンセントがない場所でも冷たいドリンクを飲むことができるようになります。

 

食べ物や飲み物だけではなく、上手に温度を設定すればコーキング材を温めておくのにも役立つので、「ポータブル冷温庫がほしい」と感じている方が多いのではないでしょうか。

 

ポータブル冷温庫はさまざまなメーカーから販売されていますが、そのなかでも人気なのがマキタとハイコーキの冷温庫です。

 

今回は、マキタとハイコーキの冷温庫について以下のことがわかる記事になっています。

 

・ポータブル冷温庫を車に積みっぱなしにするときの注意点
・マキタとハイコーキの冷温庫の特徴とメリット・デメリット
・容量別!マキタとハイコーキの冷温庫を比較
・マキタとハイコーキの冷温庫はどっちがオススメなの?

 

これからマキタとハイコーキの冷温庫のどっちを買おうか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね!

 

ポータブル冷温庫を車に積みっぱなしにするときの注意点

 

マキタやハイコーキに限らず、ポータブル冷温庫を車に積みっぱなしにして車載専用冷温庫にしたり、車のトランクや後部座席に保管している方が多いのではないでしょうか?

 

実はポータブル冷温庫を車に積みっぱなしにするときには注意点があります。

 

基本的にポータブル冷温庫を車に積みっぱなしはNG

ポータブル冷温庫の電源に使用されているリチウムイオン電池は、40℃以上の環境下で劣化が加速してしまいます。

 

特に春や夏は車内が高温になるので、バッテリーを装着したままポータブル冷温庫を車に積みっぱなしにしていると、使おうとしたら壊れてしまった…ということにもなりかねません。

 

またバッテリーは高温下で破裂や発火・爆発などの重大事故が起こる可能性もあるので、特に夏場は車に積みっぱなしにしないことをオススメします。

 

電源は複数用意しておいたほうが安心

マキタとハイコーキの冷温庫は、バッテリーやコンセント・シガーソケットから電源を取ることができるようになっています。

 

特にアウトドアなどで車に冷温庫を積んで使う際は、「電源はシガーソケットでいいよね」と考えてしまいがちですが、シガーソケットだけで冷温庫を動かすのは少し無理があります。

 

走行中のシガーソケットからなら電源を取るのは問題ないのですが、停車中にシガーソケットから電源を取るとバッテリーが上がる原因になります。

 

そのため予備のバッテリーを複数用意しておくか、ポータブル電源など複数の電源を用意しておくと安心です。

 

衛生面に気をつけよう

真冬であれば外気温が寒いので車内もそこまで温度が上がりませんが、暖かくなるにつれて車内の温度も上昇していきます。

 

そこで気になるのが、ポータブル冷温庫内の衛生面です。

 

飲みこぼしや食材からもれた液が付着したまま放置しておくと、温度の上昇に伴って雑菌が大量に繁殖しやすくなります。

 

そのためポータブル冷温庫を使ったら、消毒用のアルコールを染みこませたタオルなどで拭き取るようにしましょう。

 

ポータブル冷温庫を選ぶ時にお手入れしやすいモデルを選んでおくと、ストレスなくお手入れすることができるようになります。

 

マキタとハイコーキの冷温庫の特徴とメリット・デメリット

  メリット デメリット
マキタの冷温庫 ・18Vもしくは40Vmaxのバッテリーが使える
・保冷・保温共に7段階温度調節が可能
・50Lの大容量モデルがある
・バッテリーは別売り
・1部屋のみのモデルが多い
ハイコーキの冷温庫 ・仕切り板がついた2部屋のモデル
・片部屋モードで消費電力を節約できる
・冷温庫本体が充電器にもなる
・容量が大きいので、1人用や少人数用には不向き

 

マキタとハイコーキの冷温庫の特徴やメリット・デメリットを比較すると、上記の表のようになります。

 

特にバッテリーの有無について冷温庫本体の価格にも反映されるので、お手持ちのバッテリーがマキタ製かハイコーキ製かで冷温庫を選ぶのもアリですね。

 

ではより具体的な特徴やメリット・デメリットは何なのでしょうか?ここから詳しく解説していきます。

 

マキタの冷温庫の特徴とメリット・デメリット

マキタのすべての冷温庫は、18Vもしくは40Vmaxバッテリー、シガーソケット、家庭用AC100V電源で使用することができます。

 

現行モデルであれば、−18℃〜60℃まで温度設定することができて、保冷・保温共に7段階で温度調整をすることが可能です。

 

キャスター付きの50L大容量モデルなら、たくさん飲み物を入れても持ち運びがスムーズなので、大人数でのバーベキューやスポーツ観戦などの際は容量が大きいモデルを選んだ方が良いでしょう。

 

またマキタやハイコーキのバッテリーは併用することができるので、電動工具や掃除機などで18Vバッテリーをお持ちなら冷温庫でも使うことができるのも便利ですね。

 

ただし注意点としてマキタの場合はバッテリーが別売りなので、マキタ製品の18V・40Vmaxのバッテリーをお持ちでない方は別途バッテリーを購入する必要があります。

 

ハイコーキの冷温庫の特徴とメリット・デメリット

ハイコーキの冷温庫は、家庭用AC100Vもしくは自動車のシガーソケット、ハイコーキのバッテリー、マルチボルトバッテリーで使うことができます。

 

現行モデルは−18℃〜60℃まで設定できて、5℃単位で17段階の温度調節が可能。また仕切り板で庫内を分けることができるので、左右で異なる温度に設定することができます。

 

ですので、もし庫内に入れるものの量が少ない場合は、「片部屋モード」にすることで消費電力を節約することができるのも大きなメリットとなります。

 

最後にハイコーキの現行モデルの冷温庫は、冷温庫本体が充電器になるので、別途充電器を購入する必要がないというメリットがあります。

 

マキタとハイコーキの冷温庫8モデルを容量別に比較!

マキタとハイコーキの冷温庫を比較してみると、微妙なところが違います。

 

この微妙なところというのは、実際に使ってみると大きな違いになってくるので、これから「マキタかハイコーキの冷温庫がほしいな」と思っている方は把握しておきましょう。

 

ここからはマキタとハイコーキの各冷温庫を容量別に比較していきます。

 

マキタ7L・ハイコーキ10.5Lの冷温庫を比較

  マキタ
CW003GZ
ハイコーキ
UL18DD(WMZ)
容量 7L
500mlペットボトルが最大6本
10.5L
(左3.5L・右6.5L)
500mlペットボトルが最大9本
部屋数 1部屋 2部屋
設定温度 −18℃〜60℃ −18℃〜60℃
カラー ブルー
オリーブ
アグレッシブグリーン(WMZ)
フォレストグリーン(WMGZ)
サンドベージュ(WMBZ)
電源方式 40Vmax・18V
AC100V
シガーソケット
14.4V・18Vバッテリー
AC100V(50/60Hz)
シガーソケット(DC12V/24V)
重量 28.8g(BL4080F1本装着時) 16.7kg(BSL36A18X 1個装着時)
価格 76,800円(税別)
※バッテリー・充電器別売り
99,400円(税別)
※バッテリー付き
※急速充電器別売

※2023-4 マキタ総合カタログ調べ
参照

(HiKOKI商品情報

マキタとハイコーキの冷温庫のなかでもコンパクトモデルの比較です。

 

どちらも−18℃〜60℃まで冷凍・冷温・保温することができますが、マキタの冷温庫は1部屋なのに対して、ハイコーキの冷温庫は2部屋にすることができます。

 

2部屋にすることで、例えば片方は−18℃に設定して食料品の冷凍保存に、もう片方は5℃に設定して飲み物の冷温に使うなどできるというわけですね。

 

またハイコーキの冷温庫は庫内に入れるものが少ない場合は、「片部屋モード」にすることができるので、蓄電池の減りを抑えることができます。7L程度の容量であれば、1〜2人で使うのに最適です。

 

アウトドアから物流や現場仕事など運転時間が長い車内用冷温庫として活躍するのではないでしょうか。

 

 

マキタ20L・ハイコーキ18Lの冷温庫を比較

  マキタ
CW001GZ
ハイコーキ
UL18DC(NM)
容量 20L
500mlペットボトルが最大約20本
2Lペットボトルが最大4本
18L
(左8L・右8L)
500mlペットボトルが最大18本
2Lペットボトルが最大4本
部屋数 1部屋 2部屋
設定温度 −18℃〜60℃ −18℃〜60℃
カラー ブルー
オリーブ
アグレッシブグリーン(WMZ)
フォレストグリーン(WMGZ)
サンドベージュ(WMBZ)
電源方式 40Vmax・18V
AC100V
シガーソケット
14.4V・18Vバッテリー
AC100V(50/60Hz)
シガーソケット(DC12V/24V)
重量 16.1g(BL4080F2本装着時) 15.2kg(BSL36B18 1個装着時)
価格 78,700円(税別)
※バッテリー・充電器別売り
88,200円(税別)
※バッテリー・急速充電器別売の場合

※2023-4 マキタ総合カタログ調べ
参照

(HiKOKI商品情報

マキタが20L、ハイコーキが18Lの冷温庫です。

 

容量が20L程度あれば、3人以上のファミリーでも使うことができる容量なので、アウトドアから複数人での現場作業時に役立ってくれるのではないでしょうか。

 

ハイコーキのこちらのモデルも2部屋に分割されているので、片方を冷蔵庫や冷凍庫として、もう片方を保温庫として使うことができます。

 

マキタの冷温庫は1部屋のみとなりますが、保冷では−18℃〜10℃まで7段階に温度を調節することができて、保温の場合は30℃〜60℃まで同様に7段階調節が可能です。

 

マキタ・ハイコーキ両者共に、持ち運びに便利なタイヤやショルダーベルトが付属しています。

 

 

マキタ29L・ハイコーキ25Lの冷温庫を比較

  マキタ
CW004GZ
ハイコーキ
UL18DBA(WMZ)
容量 29L
500mlペットボトルが最大約30本
2Lペットボトルが最大6本
25L
(左8L・右14.5L)
500mlペットボトルが最大15本
2Lペットボトルが最大6本
部屋数 2部屋 2部屋
設定温度 −18℃〜60℃ −18℃〜60℃
カラー ブルー
オリーブ
アグレッシブグリーン(WMZ)
フォレストグリーン(WMGZ)
サンドベージュ(WMBZ)
電源方式 40Vmax・18V
AC100V
シガーソケット
14.4V・18Vバッテリー
AC100V(50/60Hz)
シガーソケット(DC12V/24V)
重量 20kg(BL4080F2本装着時) 16.7kg(BSL36B18X1個装着時)
価格 97,500円(税別)
※バッテリー・充電器別売り
121,900円(税別)
※バッテリー付き
※急速充電器別売

※2023-4 マキタ総合カタログ調べ
参照

(HiKOKI商品情報

ハイコーキは以前からあるモデルですが、マキタのCW004GZは2023年4月に発売された新しいモデルです。

 

これまでマキタの冷温庫は1部屋のみで仕切り板がなかったので、保冷なら保冷、保温なら保温というように仕切りを活用して使い分けることができませんでした。

 

しかしこのモデルからはハイコーキと同じように2部屋になったことで、片方を保冷、もう片方を保温というように使い分けることが可能になりました。

 

またハイコーキより容量が多くて価格がリーズナブルになっていますが、ハイコーキの冷温庫と比べると容量が多いので重量がやや重くなっています。

 

 

マキタ50L・ハイコーキ36Lの冷温庫の比較

  マキタ
CW002GZ
ハイコーキ
UL18DE(WMZ)
※2023年8月発売予定
容量 50L
500mlペットボトルが最大約50本
2Lペットボトルが最大約15本
25L
(左8L・中央8L・右15L)
2Lペットボトルが最大10本
部屋数 1部屋
(インナートレイ使用可)
3部屋
(クリアトレイ使用可)
設定温度 −18℃〜60℃ −18℃〜60℃
カラー ブルー
オリーブ
アグレッシブグリーン(WMZ)
フォレストグリーン(WMGZ)
サンドベージュ(WMBZ)
電源方式 40Vmax・18V
AC100V
シガーソケット
14.4V・18Vバッテリー
AC100V(50/60Hz)
シガーソケット(DC12V/24V)
重量 27Kg(BL4080F2本装着時) 21.1kg(BSL36B18X1個装着時)
価格 125,800円(税別)
※バッテリー・充電器別売り
144,700円(税別)
※バッテリー付き
※急速充電器別売

※2023-4 マキタ総合カタログ調べ
参照

(HiKOKI商品情報

マキタ・ハイコーキの両者ともに大容量冷温庫として、大人数でのアウトドアやイベント、スポーツ観戦などで活躍するモデルです。

 

マキタは1部屋のみですが、インナートレイを付ければ350mlの缶ビールを12本冷やすことが可能となります。

 

ハイコーキは3部屋収納になっていて、最大78℃差までですが冷凍〜保温まで仕切り板を活用してまとめて使用することができます。

 

例えば、左側を−18℃に設定して冷凍モードに、中央を5℃に設定して冷蔵モードに、右側を60℃に設定して保温モードにすることが可能になっております。

 

マキタ・ハイコーキ共に持ち運びに便利なキャリーハンドルが付いていて、ドレンコック付きなので素早く水抜きをすることができます。

 

結論!マキタとハイコーキの冷温庫はどっちがオススメなの?

ポータブル冷温庫はさまざまなメーカーから販売されていますが、そのなかでもマキタとハイコーキに限定するとどっちがオススメなのでしょうか?

 

ここからは3つのポイントから、マキタとハイコーキのオススメポイントについて解説していきます。

 

温度の振り分けをしたいならハイコーキ

マキタは29LのCW004GZ以外、1部屋のみの仕様になっているので温度の振り分けができません。

 

一方でハイコーキの現行モデルは、すべて仕切り板が付いた温度の振り分けが可能になっています。

 

そのため1台の冷温庫で冷凍・保冷・保温の3つを最低でも2つ、大容量モデルの25LのUL18DEであれば3つそれぞれ温度設定を分けて使うことが可能です。

 

そのため、例えばアウトドアで食材やアイスは冷凍しつつ、飲みものを冷たく冷やしたいという場合は、1台の冷温庫で冷凍・保冷・保温が可能なハイコーキがオススメです。

 

しかしマキタも新しい29Lのモデルであれば仕切り板が付いているので、使用人数に応じて選ぶことも大切です。

 

大容量の冷温庫を求めるならマキタ

マキタは最大で50Lの大容量モデルの冷温庫があるので、「とにかくたくさん冷やしたり、温めたりしたい」という方はマキタの冷温庫をオススメします。

 

例えばイベントやスポーツ観戦、アウトドアなどを大人数で楽しむときは、なくなってしまう事を考えると、少し余裕を持って飲み物や食べ物があると安心ですよね。

 

マキタの大容量モデルなら、「冷温庫の容量が足りないからギリギリの飲み物と食べ物しか入れられない」という事態を避けることができるので安心です。

 

マキタの50L大容量モデルは、90°固定キャリーハンドルが付いていて、運搬しやすい角度で固定させることができるので持ち運びにも便利です。

 

またダンパ付きのドアを採用しているので、小さなお子さんが指を挟んでしまう心配がないというのも家族にとって嬉しい気づかいですね。

 

別途充電器を持ち運びたくないならハイコーキ

マキタもハイコーキも電源方式は同じですが、マキタはバッテリーの充電に専用の充電器を別途持ち歩く必要があります。

 

一方でハイコーキの現行モデルの冷温庫は、冷温庫本体そのものが充電器の役割を果たしてくれるので、冷温庫をシガーソケットやコンセントに差し込めばバッテリー充電が可能です。

 

また冷温庫本体にType-CのUSBコード差込口が設けられているので、スマホやタブレットなどを充電することもできます。

 

持っているバッテリーで選ぶのもオススメ

マキタの冷温庫は基本的にバッテリーと充電器が別売りになっています。

 

ハイコーキにもバッテリーが別売りの冷温庫がありますが、基本的にはバッテリー付きのモデルが多いので価格がその分高くなっています。

 

電動工具や掃除機などマキタ製品をもっていて、バッテリーの電圧が18Vや40Vmaxであればマキタの冷温庫を選ぶことで費用を抑えることができます。

 

マキタの冷温庫もハイコーキの冷温庫も各メーカーごとのバッテリーで使用が出来るので、お手持ちのバッテリーで冷温庫を選ぶと予備バッテリーを別で購入しなくて済みオススメです。

 

まとめ

マキタとハイコーキの冷温庫は同じように思っていても、比較すると実は微妙なところで違いがあります。

 

例えばマキタは仕切りなし1部屋のモデルが多いのに対して、ハイコーキは仕切り板付きでそれぞれ仕切ったところの温度設定を変えることができます。

 

そのため、1台の冷温庫で冷凍や保冷・保温と使い分けたい方はハイコーキの冷温庫がオススメです。

 

一方でハイコーキは一番容量が少ないモデルで10.5Lと1人で使うには大きいですが、マキタであれば7Lからラインナップされているので、1人〜少人数の使用であればマキタのほうが選びやすくなっています。

 

このように今回ご紹介したマキタとハイコーキの冷温庫の特徴や、それぞれのメリット・デメリットが異なるので、冷温庫選びに悩んだらぜひ参考にしてみてくださいね!

 

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