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2023.06.08

インパクトレンチとインパクトドライバーの用途と特徴の違いは?兼用はできるの?おすすめメーカーと選び方も解説!

インパクトレンチとインパクトドライバーの用途と特徴の違いは?兼用はできるの?おすすめメーカーと選び方も解説!

 

インパクトドライバーとインパクトレンチは、本体だけを見るとひと目でどちらがどっちか判別つかないくらいよく似ています。

 

見た目だけではなく、機能面でも「回転することでねじやボルトなどを脱着する」と考えると、インパクトドライバーとインパクトレンチは兼用できそうですよね?

 

先に結論を言うと、ビットやアタッチメントを装着すれば兼用可能ですが、注意点があるのでぜひ知っておいてください。

 

今回は、インパクトドライバーとインパクトレンチの用途と特徴の違い、インパクトレンチとインパクトドライバーを兼用する方法と注意点について詳しく解説していきます!

 

インパクトドライバーとインパクトレンチの違い

インパクトドライバーとインパクトレンチの違いを一言で言うと、「用途」が違います。

 

インパクトドライバーとインパクトレンチは、デザインがよく似ており、回転する方向に打撃(インパクト)を与えることで締め付けたり、ゆるめたりすることができます。

 

また先端工具の交換が可能など、一見すると同じようなもののように感じますが、ちゃんと用途に応じて使用しないとかえって作業効率が落ちたり、ねじがなめてしまう原因になります。

 

ここからはインパクトドライバーとインパクレンチの用途と特徴の違いについて解説していきます!

 

インパクトドライバーの用途と特徴

 

まずインパクトドライバーの用途は、ねじを締め付けて固定したり、ゆるめて外す作業に使用します。

 

インパクトドライバーは、先端にビットと呼ばれる棒状のアタッチメントを取り付けて、チャックと呼ばれる部分で固定してから回転させることでさまざまな作業を行うことができます。

 

ビットを取り付ける穴は六角形をしていて、差し込み部分の太さは1/4インチ(6.35mm)と統一されています。

 

 

インパクトドライバの仕組みを詳しく解説している記事は↓をタップ♪
インパクトドライバの仕組みってどうなってるの?インパクトドライバの構造を徹底解説

 

インパクトレンチの用途と特徴

 

一方でインパクトレンチは、大きなボルトやナットを締め付けたり、ゆるめたりする用途で使用します。

 

インパクトドライバーはその名の通り「ドライバー」で、インパクトレンチは「レンチ」なので、先端の構造が全く違います。

 

前述したようにインパクトドライバーは、ビットを取り付けるために先端部分に六角形の穴が空いていますが、インパクトレンチは「アンビル」と呼ばれる四角の棒状のものを取り付けます。

 

また、インパクトドライバーよりインパクトレンチは強いパワーが求められるので、回転する力(トルク)はインパクトレンチのほうが強いです。

 

そのため、小さなネジを締め付けたり、ゆるめたりするのに強いパワーを持つインパクトレンチは向いていません。

 

また大きなボルトやナットを締め付けたり、ゆるめたりするのに、弱いトルクのインパクトドライバーが向いておらず、それぞれに適した用途が決まっています。

 

 

レンチの事を知りたい!という方は↓をタップ♪
レンチとは?スパナとの違い・使い方・レンチの種類や選び方まで徹底解説

 

インパクトドライバーとインパクトレンチは兼用できる?

インパクトドライバーのビットに「ソケットビット」と呼ばれるものが販売されていて、こちらを使うことでインパクトドライバーでボルトやナットの脱着が可能になります。しかし回転が弱いので、大きなボルトなどを脱着するのにはパワーが足りません。

 

さらにインパクトレンチも「ドライバービット」を装着することで、ねじ締め作業が可能になります。前述したようにインパクトレンチはパワーが強いので、ねじの脱着には繊細な力加減が求められます。

 

このようにビットを装着すれば、インパクトドライバーとインパクトレンチを兼用することができます。

 

ここからは、インパクトドライバーとインパクトレンチを兼用するためのおすすめビット・アタッチメントと注意点について解説していきます。

 

インパクトドライバーをレンチとして兼用するためのアタッチメント

 

ベッセル ソケットビットセット 5本組み BW-70


引用:

VESSEL

 

ソケットビットはさまざまなメーカーから製造・販売されていますが、特におすすめなのが以下の2つの製品です。

 

・ベッセル ソケットビットセット 5本組み BW-70
・髙儀 六角ビット ソケットセット 9.5mm角

 

ベッセルのソケットビットは、5種類のレンチがセットになっているので、どの現場でも重宝される製品になっています。

 

髙儀のソケットビットは8本組みで、市販のラチェットハンドルに取り付けて、六角穴付きボルトの脱着が可能です。ただし対象になるのは六角穴付きボルト、差し込み角9.5mmのものに限定されます。

 

インパクトドライバーにソケットビットを装着して作業するときは、必要なトルク数と、インパクトドライバーのトルク数を考慮して使用しましょう。

 

インパクトレンチをドライバーとして兼用するためのアタッチメント

 

SK11 インパクトレンチ用ソケットアンビルチャック 差込角7mm SSAC-4

引用:

Amazon

 

インパクトレンチの場合は、「ソケットアンビル」や「インパクトビットアダプター」を装着すれば、インパクトドライバーとして兼用することができます。

 

・SK11 インパクトレンチ用ソケットアンビルチャック 差込角7mm SSAC-4
・ベッセル ソケットアンビル 7×6.35mm BH-30
・トップ工業 シャンクアダプター(スライドロック式)
・髙儀 インパクトレンチ用六角軸アダプター IWAD-4H
・アストロプロダクツ AP1/2DR ロック式インパクトソケットアダプター

 

ワンタッチで簡単に脱着交換可能なアタッチメントが多く、インパクトレンチに取り付けてから、さらにその上からドライバービットを装着すれば各サイズのソケットやビットを使用できるものもあります。

 

インパクトドライバーとインパクトレンチを兼用するときの注意点

 

メリット デメリット
・アタッチメントを装着するだけで、お互いを兼用することができる
・用途に応じて長さや大きさなどのサイズを幅広く選べる
・リーズナブルな価格帯だから、複数そろえることができる
・単体使用のときと比べて、取り付けられるアタッチメントのサイズが限られる
・インパクレンチの場合は、兼用できる機種を選ぶ必要がある

 

 

インパクトドライバーとインパクトレンチを兼用することで、デメリットとして「装着できるアタッチメントのサイズが限定的」というものがあります。

 

それでもたくさんのサイズのなかから選ぶことができるので、アタッチメントを取り替えるだけで幅広い用途で活用することができます。

 

仕事道具としてインパクトドライバーやインパクトレンチを使用するのであれば、いちいちビットやアタッチメントを交換するのが手間なので、それぞれそろえたほうがいいでしょう。

 

しかしDIYなど家庭用として時々インパクトドライバーなどを使用するのであれば、ビットやアタッチメントを交換して使用すればコスパがいいのでおすすめです。インパクトレンチの場合は、インパクトドライバーとして兼用できる機種をあらかじめ選ぶのも良いと思います。

 

例えばボッシュのインパクトドライバーはレンチとしても兼用できるようになっていて、1台で六角軸(6.35mm)ドライバービットや、12.7mm角ドライブソケットの装着が可能です。

 

タイヤ交換だけはインパクトレンチで作業しよう

 

最後に、パワーが求められるボルトやナットの脱着作業のなかでも、タイヤ交換を行う時は、兼用せずにやはりインパクトレンチを使用したほうがいいでしょう。

 

なぜなら、自動車のタイヤを固定するホイールナットは締め付ける適正値が各メーカーで決まっていて、一般的には軽自動車で最大トルク70〜90N・m(ニュートン・メートル)以上が目安になります。

 

適正値を守らないと走行中にナットが外れてしまい、ホイールやタイヤが外れて事故に繫がる恐れがあるため、ご自身でタイヤ交換を行う際はインパクトレンチを用意しましょう。

 

またインパクトレンチだけではなく、トルクレンチも使用することをおすすめします。トルクレンチとは、どのくらいの力で締め付けているのかを測定するための工具で、精密機器です。

 

ここで勘違いしやすいのが、既に締め付けられているボルトやナットを、どのくらいの力で締め付けられているのかを確認するための工具ではないということです。

 

直接目盛りの数値を読み取る「直読式」と、ダイヤルの目盛りで判読する「ダイヤル式」、設定トルクを超えたら音や振動で知らせてくれる「シグナル式」の3つがあります。

 

インパクトドライバーとインパクトレンチのおすすめメーカー

インパクトドライバーとインパクトレンチを製造・販売するメーカーはさまざまで、コストを抑えたいならOEMモデルや自社ブランド製品を選ぶこともできます。

 

「しっかり仕事をしてほしい」という方には、人気が高い有名メーカーのインパクトドライバーやインパクトレンチがおすすめです。

 

ここからは、インパクトドライバーとインパクトレンチを製造・販売する特におすすめのメーカーを5社ご紹介いたします。

 

マキタ

 

国内ナンバーワンのシェアを誇る電動工具メーカーのマキタは、「インパクトドライバーと言えば」と聞かれると思い浮かべる方が多いメーカーです。

 

マキタ製品は取り扱い実店舗が多く、DIYユーザーからプロユースまで幅広く対応した豊富なラインナップが特徴です。

 

主力製品の18Vシリーズでは、325モデル以上の製品ラインナップを展開していて、2019年からは40Vmaxシリーズを展開しています。40Vmaxシリーズは、従来品の18Vシリーズと比べると以下の特徴があります。

 

・最大高負荷時の連続作業時間が最大約2倍
・バッテリーの寿命が約50%アップ
・耐衝撃性約40%アップ
・防塵・防水保護等級IP56高耐久仕様

 

また「楽らく6モード」機能を搭載しているので、作業に応じて切り替えることができます。

 

ハイコーキ

 

工機ホールディングスという企業が販売する電動工具ブランドのハイコーキは、日本でトップクラスのシェアを誇るメーカーです。

 

ハイコーキのインパクトドライバーやインパクトレンチはハイパワーなので、職人さんのなかには「工具はハイコーキ一択」という方も多いのではないでしょうか。

 

ハイコーキの特徴は、マルチボルトに対応したバッテリーで、電圧が異なるバッテリーを同じように使用することが可能です。例えばマルチボルト対応の36Vバッテリーを使用した際は、36V製品には36Vで、18V製品には18Vで自動的に電圧が切り替わります。

 

そのため、バッテリーの互換性を重視したいという方におすすめのメーカーです。

 

パナソニック

 

家電製品のイメージが強いパナソニックですが、電動工具も製造・販売しています。

 

電設・インフラ関連に大きな影響を持つメーカーで、インパクトドライバーやインパクトレンチには最先端技術を搭載しています。

 

パナソニックにもハイコーキのようにバッテリーに互換性に優れている機能「デュアル」が搭載されていて、14.4Vバッテリーと18Vバッテリーの2つを使用することが可能です。

 

ボッシュ

 

ボッシュは世界最大のシェアを誇るドイツの電動工具メーカーですが、日本国内ではあまりなじみがないという方が多いのではないでしょうか。

 

ボッシュのインパクトドライバーやインパクトレンチは、緑色のモデルがDIY用、青色のモデルがプロ用として区別されていて、以下のように性能の違いがあります。

 

・緑色モデル(DIY用)…使いやすさに特化している
・青色モデル(プロ用)…制度や効率・耐久性に特化している

 

しかしプロ用を使うDIYユーザーも多く、ヘッド部分の短さやブレのない高精度という点が愛されています。

 

また、ボッシュのプロ用モデルは国内メーカーの同等品と比べて安価で、コストを抑えたいという方にもおすすめのメーカーです。

 

リョービ&京セラ

 

広島県に本社を構えるリョービは京セラの子会社です。2018年にパワーツール事業を京セラに譲渡されております。リーズナブルな価格で幅広いラインナップが特徴的なメーカーです。

 

リョービはアルミダイカスト製品で、さまざまな自動車の軽量化に貢献してきた経験と技術をいかして、電動工具にもアルミダイカスト技術を取り入れています。これによって電動工具のボディの堅牢性が特徴です。

 

最上位のXRシリーズでは、「ブラシレス分割コアモーター」を電動工具で初めて搭載しました。

 

インパクトドライバーとインパクトレンチの選び方

インパクトドライバーとインパクトレンチのおすすめメーカーについてご紹介しましたが、それぞれのメーカーのモデルを選ぶときは、何を基準に選べば良いのでしょうか?

 

ここからは、インパクトドライバーとインパクトレンチを選ぶ4つのポイントについて解説していきます。

 

トルク値で選ぶ

 

作業用途に応じて、適切なトルクで締め付けることが重要です。

 

インパクトドライバーの場合、現行モデルで最も強いトルクのもので220N・mで、次いで205N・m、200N・mとなっています。

 

インパクトドライバーをインパクトレンチとして兼用する場合は、強いトルク値のものを選ぶと安心です。

 

タイヤ交換を行うためにインパクトレンチを選ぶときは、メーカーごとに適正値があるので、事前に調べて適切なトルクで脱着できるように選ぶ必要があります。

 

一般的には普通乗用車で、90〜110N・m、軽自動車で70〜90N・mと言われています。詳しくは、カーディーラーやホイールメーカーなどに問い合わせてみましょう。

 

電源方式で選ぶ

 

電源方式によって、取り回しがしやすいかどうか、重量にも違いがあるので注目して選んでみましょう。

 

まず主流になっている充電式では、DIY向けでは3.6V〜7.2Vが人気で、プロモデルでは14.4V〜18Vが人気です。充電式のメリットは、電源コードが不要なので狭い場所でも取り回しがしやすいというのが最大のメリットです。

 

しかし一方で、バッテリー分の重さや、仕事道具として使用するなら複数のバッテリーを用意しておく必要があるというデメリットがあります。

 

またAC電源式は、バッテリーの残量を気にすること泣く、安定してハイパワーを維持しながら作業できるのがメリットです。

 

付加機能で選ぶ

 

インパクトドライバーやインパクトレンチは、モード切替機能搭載モデルがおすすめです。

 

例えば4モード切替であれば、通常のインパクトモード以外に、ビス締めモードというインパクトを動作させないモードや、コンクリートに穴あけを行う際に使われる振動モード、さらにドリルモードに切り替え可能です。

 

しかし4モード切替機能搭載モデルは、通常のものと比べるとトルクが小さくなってしまいます。

 

そのため、住宅地などで作業の際の騒音を抑えたい場合や、繊細な作業が求められる作業では4モード切替モデルがおすすめです。

 

購入先で選ぶ

 

インパクトドライバーやインパクトレンチは、ホームセンターや直営店などの実店舗の他に、インターネットショップでも簡単に購入することができます。

 

購入先によって価格が変動するので、コストを抑えたい方は工具の買取専門店やインターネットショップを利用する方が多いでしょう。しかし電動工具は価格だけではなく、サポート面も重視して購入先を選んだ方がいいです!

 

なぜなら、インパクトドライバーやインパクトレンチはカタログスペックだけだとわかりにくく、購入時に「誰かに相談しながら買いたいなぁ…」と感じることが多いからです。

 

また万が一修理が必要になったときに、修理サポートにも対応している店舗で購入すれば、スピーディーな修理に対応してもらえます。

 

電動工具の買取専門店なら、工具について専門的な知識を持ったスタッフが、丁寧にサポートしてくれます。

 

 

まとめ

インパクトドライバーとインパクトレンチの違いは、「用途」がそもそも違います。

 

インパクトドライバーはねじの脱着、インパクトレンチはボルトやナットなどの脱着に使用する電動工具です。

 

そのため、工具そのものの性能が異なるので、インパクトレンチと比べてパワーが弱いインパクトドライバーでボルトやナットの脱着は向いておらず、インパクトドライバーと比べてパワーが強いインパクトレンチでねじの脱着は不向きです。

 

しかしビットやアタッチメントを使用すれば、インパクトドライバーとインパクトレンチを兼用することができます。兼用するときは、必要なトルク値を事前に調べておくことが重要です。

 

またタイヤ交換の際は、兼用せずにインパクトレンチやトルクレンチを使用したほうが良いでしょう。

 

インパクトドライバーやインパクトレンチは、ご紹介した国内外の5社がおすすめで、製品ラインナップも豊富なので、あなたにぴったりの電動工具が見つかるはずです。

 

インパクトドライバーやインパクトレンチを選ぶ時は、ご紹介した4つのポイントを意識しながら選んでみましょう。

 

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