2023.09.18
マキタのおすすめ充電式ドライバドリルはどれ?種類ごとに一覧で比較!選び方のポイントも解説
マキタの充電式ドライバドリルは、他メーカーにはない独自の特徴があるので特におすすめです。
しかしラインナップがとても豊富なので、「どの充電式ドライバドリルを選んだらいいかわからない…」と悩んでいる方が多いと思います。
そこで今回は、マキタの充電式ドライバドリルについて以下のことが分かる記事になっています。
・マキタの充電式ドライバドリルの3つの特徴
・マキタの充電式ドライバドリル全28機種の性能と特徴を比較
・マキタの充電式ドライバドリルの選び方
「どのドライバドリルにしよう?」と悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!
目次
ドライバドリルは、こだわらなければ幅広いメーカーから選ぶことができます。
しかしこの記事では、多くのDIYユーザーやプロユースの方が圧倒的な支持を寄せるマキタのドライバドリルを紹介しています。
マキタのドライバドリルを紹介するには、3つのマキタのドライバドリルだからこその特徴があるからです。
マキタは7.2V、10.8V、14.4V、18V、40Vmaxの各シリーズであわせて21機種のドライバドリルがラインナップされていますが、そのなかでも主力シリーズの18Vでは8機種がラインナップされています。
性能の違いであなたにあったドライバドリルを選べるようになっていて、バッテリーの互換性があるので、マキタの18Vシリーズの電動工具を持っている方は、18Vのドライバドリルを選ぶといいですね。
マキタは全てのドライバドリルに機械式のクラッチを採用していますが、40Vmaxシリーズの「DF001GRDX」「HP001GRDX」の2機種には電子式クラッチを採用しています。
電子式クラッチは、従来の機械式クラッチでは実現できなかった41段の幅広い設定範囲ができるのが特徴です。
機械式クラッチと同じく、設定した締付力に達するとクラッチが切れて空回りをすることで、締め込みすぎや材料のひびわれを防ぐことができます。
マキタの40Vmaxシリーズは、ハイパワーなので安全性にも注目して電動工具を設計しています。
特に40Vmaxシリーズのドライバドリル「HP001GRDX」では、150N・mのハイパワーが特徴になっているので、安全性を高めるために振り回され低減機能を搭載しています。
マキタの振り回され低減機能は、センサーが振り回されを感知したら自動でモーターを停止する安全機能のことです。
これによってより安全に作業することができるようになっています。
マキタの充電式ドライバドリルは、7.2V、10.8V、14.4V、18V、40Vmaxシリーズあわせて28機種(2023/09/18 マキタアプリ調べ)がラインナップされています。(廃盤品・色違いなどを除く)
特に18Vシリーズでは8機種がラインナップされているので、「どのドライバドリルを選んだら良いか分からない!」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
ここからは各電圧別に一覧でマキタのドライバドリルを比較しながら、選び方のポイントや性能の違いなどについて解説していきます!
DF012DSHX |
||
最大 トルク |
8N・m | |
回転数 | 高速 | 650min-1 |
低速 | 200min-1 | |
本体 寸法 |
折り曲げ時 | 218mm×44mm×142mm (長さ×幅×高さ) |
ストレート時 | 273mm×44mm (長さ×幅) |
|
重量 | 0.53kg(バッテリー含む) | |
価格 | 26,400円(税別) ※バッテリBL0715×2本・充電器DC07SB・アルミケース付属 |
参照
マキタの差込式の7.2Vシリーズからは、1機種のみペン型のドライバドリルがラインナップされています。
「7.2Vはパワー不足が心配…」という方が多いと思いますが、「DF012DSHX」は1.5Ahなので、木ネジ締めラワン低速使用時で1充電あたりφ3.5×25mmのもので約350本、φ3.8×38mmで約210本もの作業量を誇ります。
一定トルクで締め付けられるように「オートストップ機構」が搭載されている他に、バッテリー残容量が低下した際に締付け力不足にならないように自動で停止する機能を搭載されております。
軽量・コンパクトなペン型ドライバドリルなので、狭い場所でも取り回ししやすく、腰に収納してもわずらわしさを感じません。
さらにLEDライト付きで周囲を明るく照らしてくれる他に、追い締めに便利な手締め機能付きと充実な機能を搭載し、オートストップ機構が働いている際は点滅して教えてくれます。
上記の表のモデルはバッテリーや充電器など付属品が付いてくる機種ですが、本体のみの「DF012DZ」もあります。
DF332DSMX (4.0Ah) |
DF333DSHX |
HP332DSMX (4.0Ah) |
HP333DSHX |
|||||
タイプ | ― | ― | 震動 | 震動 | ||||
最大 トルク |
32N・m | 28N・m | 32N・m | 28N・m | ||||
回転数 | 高速 | 〜1,500min-1 | 高速 | 〜1,700min-1 | 高速 | 〜1,500min-1 | 高速 | 〜1,700min-1 |
低速 | 〜450min-1 | 低速 | 〜450min-1 | 低速 | 〜450min-1 | 低速 | 〜450min-1 | |
本体 寸法 |
154mm×66mm×236mm (長さ×幅×高さ) |
179mm×66mm×212mm (長さ×幅×高さ) |
168mm×66mm×236mm (長さ×幅×高さ) |
193mm×66mm×212mm (長さ×幅×高さ) |
||||
重量 | 1.1kg(バッテリー含む) | 1.1kg(バッテリー含む) | 1.2kg(バッテリー含む) | 1.1kg(バッテリー含む) | ||||
価格 | 41,300円(税別) ※BL1040B×2本・充電器DC10SA・ケース付属 |
27,900円(税別) ※BL1015×2本・充電器DC10SA・ケース付属 |
42,600円(税別) ※BL1040B×2本・充電器DC10SA・ケース付属 |
29,200円(税別) ※BL1015×2本・充電器DC10SA・ケース付属 |
参照
上記のマキタ10.8Vシリーズのドライバドリルは、バッテリーがスライド式のものになります。
これまで10.8VのドライバドリルはどちらかというとDIY向けのイメージがありましたが、最近ではスライド式の10.8Vバッテリーの性能が14.4Vや18Vと肩を並べるまでになってきています。
そのため10.8Vのドライバドリルでバッテリーがスライド式を求める方は、パワーよりもバランス重視の方におすすめです。
10.8Vシリーズのドライバドリルのなかでも、「DF332DSMX」と「HP332DSMX」はトルクが32N・mと力強く、パワフルなブラシレスモーターを搭載したハイスペックモデルです。
またヘッド長が「DF332DSMX」は154mm、「HP332DSMX」は168mmとコンパクトなのも特徴ですね。
フルセットモデルを選べば4.0Ahのバッテリーが付属するので、長時間の作業でも対応可能です。
DF474DRGX (6.0Ah) |
DF473DRFX |
HP474DRGX (6.0Ah) |
HP473DRFX |
|||||
タイプ | ― | ― | 震動 | 震動 | ||||
最大 トルク |
48N・m | 38N・m | 48N・m | 38N・m | ||||
回転数 | 高速 | 〜2,000min-1 | 高速 | 〜1,700min-1 | 高速 | 〜2,000min-1 | 高速 | 〜1,700min-1 |
低速 | 〜500min-1 | 低速 | 〜500min-1 | 低速 | 〜500min-1 | 低速 | 〜500min-1 | |
本体 寸法 |
172mm×79mm×261mm (長さ×幅×高さ) |
162mm×79mm×245mm (長さ×幅×高さ) |
182mm×79mm×261mm (長さ×幅×高さ) |
176mm×79mm×245mm (長さ×幅×高さ) |
||||
重量 | 1.6kg(バッテリー含む) | 1.4kg(バッテリー含む) | 1.7kg(バッテリー含む) | 1.4kg(バッテリー含む) | ||||
価格 | 78,500円(税別) ※BL14600B×2本・充電器DC18RC・ケース付属 |
65,600円(税別) ※BL1430B×2本・充電器DC18RC・ケース付属 |
78,500円(税別) ※BL1460B×2本・充電器DC18RC・ケース付属 |
66,600円(税別) ※BL1430B×2本・充電器DC18RC・ケース付属 |
参照
18Vが登場するまでマキタで主力製品だった14.4Vシリーズは、新製品の発表頻度が減りつつありますがまだまだラインナップ数が豊富です。
14.4Vシリーズのなかでも6.0Ahのバッテリーを搭載している「DF474DRGX」と「HP474DRGX」は、14.4Vのドライバドリルのなかでも最大トルクが48N・mとパワーがある機種になっているのでおすすめです。
マキタの18Vシリーズのドライバドリルは、マキタが主力にしているシリーズということもあってラインナップ数が豊富です。
豊富な18Vのラインナップの中でも、お手持ちのマキタ18Vの電動工具と18Vのドライバドリルのバッテリーを使い回せるので経済的にも活用できます。
震動の有無を問わなければ全部で8機種あるので、以下では通常タイプと震動タイプに分けてご紹介していきます。
18V通常タイプのドライバドリル一覧
DF486DRGX |
DF458DRGX (6.0Ah) |
DF484DRGX (6.0Ah) |
DF487DRGX |
|||||
最大 トルク |
140N・m | 84N・m | 60N・m | 40N・m | ||||
回転数 | 高速 | 〜2,100min-1 | 高速 | 〜2,000min-1 | 高速 | 〜2,000min-1 | 高速 | 〜1,700min-1 |
低速 | 〜550min-1 | 低速 | 〜400min-1 | 低速 | 〜500min-1 | 低速 | 〜500min-1 | |
本体 寸法 |
178mm×81mm×265mm (長さ×幅×高さ) |
225mm×79mm×259mm (長さ×幅×高さ) |
172mm×79mm×261mm (長さ×幅×高さ) |
150mm×81mm×248mm (長さ×幅×高さ) |
||||
重量 | 2.3kg(バッテリー含む) | 2.2kg(バッテリー含む) | 1.7kg(バッテリー含む) | 1.6kg(バッテリー含む) | ||||
価格 | 96,500円(税別) ※BL18600B×2本・充電器DC18RF・ケース付属 |
82,200円(税別) ※BL1860B×2本・充電器DC18RC・ケース付属 |
82,200円(税別) ※BL1860B×2本・充電器DC18RC・ケース付属 |
79,600円(税別) ※BL1860B×2本・充電器DC18RF・ケース付属 |
参照
性能上大きく変わってくるのが、機種ごとのトルクやヘッド長、コアビット対応能力、ブラシレスモーターの有無でしょう。
コンクリートへの穴あけをしないのであれば「DF486DRGX」、φ65mmまでのコア抜きをするのであればブラシレスモーター搭載の「DF458DRGX」、コア抜きをせずにシンプルに18Vのドライバドリルが欲しいという方は「DF484DRGX」がバランスが良くておすすめです。
軽量・コンパクトで取り回し重視の方は「DF487DRGX」が、ヘッド長が最小の150mm、重量が最軽量1.6kgになっているのでおすすめになります。
このように上記の表にはない性能も、マキタのカタログを比較してみるとあなたにぴったりの18Vドライバドリルが見えてきます。
18V震動ドライバドリル一覧
HP486DRGX |
HP458DRGX (6.0Ah) |
HP484DRGX (6.0Ah) |
HP487DRGX |
|||||
最大 トルク |
140N・m | 84N・m | 60N・m | 40N・m | ||||
回転数 | 高速 | 〜2,100min-1 | 高速 | 〜2,000min-1 | 高速 | 〜2,000min-1 | 高速 | 〜1,700min-1 |
低速 | 〜550min-1 | 低速 | 〜400min-1 | 低速 | 〜500min-1 | 低速 | 〜500min-1 | |
本体 寸法 |
178mm×81mm×265mm (長さ×幅×高さ) |
225mm×79mm×259mm (長さ×幅×高さ) |
182mm×79mm×261mm (長さ×幅×高さ) |
164mm×81mm×248mm (長さ×幅×高さ) |
||||
重量 | 2.3kg(バッテリー含む) | 2.3kg(バッテリー含む) | 1.8kg(バッテリー含む) | 1.6kg(バッテリー含む) | ||||
価格 | 99,600円(税別) ※BL18600B×2本・充電器DC18RF・ケース付属 |
83,200円(税別) ※BL1860B×2本・充電器DC18RC・ケース付属 |
83,200円(税別) ※BL1860B×2本・充電器DC18RC・ケース付属 |
80,700円(税別) ※BL1860B×2本・充電器DC18RF・ケース付属 |
参照
・φ170mmまでのコア抜き・木工ドリルでφ50mmの穴あけ…HP486DRGX
・φ65mmまでのコア抜き…HP486DRGX
・φ13mmまでのコンクリートへの穴あけ…HP484DRGX(6.0Ah)
先ほどの通常タイプのときのように、カタログスペックを見ながら比較することで震動タイプの18Vドライバドリルでもあなたに合った機種が見えてきます。
DF001GRDX |
DF002GRDX |
HP001GRDX |
HP002GRDX |
|||||
タイプ | − | − | 震動 | 震動 | ||||
最大 トルク |
150N・m | 60N・m | 150N・m | 65N・m | ||||
回転数 | 高速 | 〜2,600min-1 | 高速 | 〜2,200min-1 | 高速 | 〜2,600min-1 | 高速 | 〜2,200min-1 |
低速 | 〜650min-1 | 低速 | 〜600min-1 | 低速 | 〜650min-1 | 低速 | 〜600min-1 | |
本体 寸法 |
181mm×86mm×275mm (長さ×幅×高さ) |
164mm×86mm×265mm (長さ×幅×高さ) |
182mm×86mm×275mm (長さ×幅×高さ) |
174mm×86mm×265mm (長さ×幅×高さ) |
||||
重量 | 2.3kg(バッテリー含む) | 1.9kg(バッテリー含む) | 2.3kg(バッテリー含む) | 1.9kg(バッテリー含む) | ||||
価格 | 103,500円(税別) ※BL4025×2本・充電器DC40RA・ケース付属 |
86,700円(税別) ※BL4025×2本・充電器DC40RA・ケース付属 |
104,600円(税別) ※BL4025×2本・充電器DC40RA・ケース付属 |
87,700円(税別) ※BL4025×2本・充電器DC40RA・ケース付属 |
参照
マキタの40Vmaxシリーズは、2019年10月に登場したマキタ史上最高峰のハイパワーな新バッテリーシステムです。
高い電圧のバッテリーで18Vの機種以上のハイパワーが特徴になっていて、バッテリー単体での防塵・防水等級IP65に対応しています。
そんな40Vmaxシリーズからドライバドリルは、全部で4機種ラインナップされています。
40Vmaxのドライバドリルのなかでも、ハイパワーな機種が欲しいのなら「DF001GRDX」と「HP001GRDX」がおすすめとなります。
150N・mの高トルクで、電子式41段クラッチ、振り回され低減機能、本体にも防塵・防水等級IP65対応と、従来の18Vを上回る性能の良さが特徴になっています。
またこれら40Vmaxのドライバドリルは、φ220mmの大口経のコアビットと、φ20mmのコンクリートへの穴あけ、φ20mmの鉄工ビットに唯一対応しているのも特徴のひとつです。
ここまでマキタのドライバドリルを種類別に一覧で比較してきましたが、正直「まだどれを選んだら良いかわからない…」と悩んでいる方が多いと思います。
そこでここからは、マキタの充電式ドライバドリルの選び方のポイントを3つご紹介いたします。
ドリルチャックのチャックサイズとは、差込口の大きさのことです。
サイズは6.5mm、10mm、13mmの3つがあって、チャック能力以上のドリルチャックを装着することはできません。
そのためチャック能力10mmであれば、直径10mmまでのドリルビットを選ぶ必要があります。
また、穴あけ能力もモデルによって違いがありますので使用用途に応じて選ぶ事をおすすめします。
ドライバーとして使用する際に最大締め付けトルクが大きければ、太いビスを締め付ける事ができます。
しかし一方で、トルクが大きくなればなるほど本体サイズや重量、バッテリー容量が大きくなっていき、コストもかかってくるというデメリットがあるので注意が必要です。
そのため、作業用途に応じて適切なトルクを確認しておくといいでしょう。
・30N・m未満…ペン型ドドライバドリルが主流
・30〜49N・m…DIYユースにおすすめ
・50〜69N・m…ラインナップが充実しており、プロユース向けがメインになってくる
・70〜99N・m…ウッドデッキづくりや屋外での本格作業向け
・100N・m以上…硬い材料へのねじ締めや木材締結の連続作業、太いボルトとナットの締結作業など
上記のようにトルク別に作業の幅が異なるので、あなたがドライバドリルでどんな作業をするのかイメージして選んでみましょう。
今回ご紹介したマキタのドライバドリルには、10.8V、14.4V、18V、40Vmaxシリーズに震動タイプのドライバドリルがラインナップされています。
震動タイプのドライバドリルは、石材やコンクリート、ブロック・レンガへの穴あけ作業に必要になってきます。震動タイプのドライバドリルであれば、硬い部材への作業の際に、粉砕された粒子で目詰まりを起こす心配がなくなります。
震動の有無によってかかるコストもかわってくるので、作業用途に応じて機能の有無を選ぶようにしましょう。
マキタの充電式ドライバドリルは、7.2V、10.8V、14.4V、18V、40Vmaxシリーズであわせて28機種がラインナップされています。
性能やコスト面の他に、震動の有無などであなたにあった機種を選べる一方で、ラインナップが豊富すぎて「どれを選んだら良いかわからない…」と悩んでいる方が多いと思います。
今回ご紹介したマキタのドライバドリルの機種を種類ごとに比較した一覧表を参考に、ドライバドリルの選び方でご紹介した3つのポイントをあわせて、あなたにぴったりの機種を選んでみましょう。
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