2023.05.15
ハイコーキの充電器、UC18YDLとUC18YDL2の違いについて詳しく解説
目次
現在ハイコーキの主に18V~36V工具をセット品で購入した際に付属している充電器で、14.4V~36Vのバッテリーを充電出来るモデルの充電器では最新モデル「UC18YDL2」と旧型モデル「UC18YDL」となります。
実際にお使いの方の認識としてはどちらも現行の最新モデルとして認識されている方や、知らず知らずのうちに使用されていて結局は何が違うの?という方も多いのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、細かな違いはあるもののどちらも優れた充電器であることに違いはありませんでした。
ですが細かい部分とはいえ違いもあり、後継機として改良されている部分がございますので、今回は2機種が各項目毎にどういった違いがあるのか?について深掘り、解説していきたいと思います。
写真で見てとれるようにデザイン面での違いがあり、UC18YDL2はハイコーキのイメージカラーでもある緑色が採用されていてオシャレな印象を受けました。
本体の変更箇所に関しては充電ランプの位置が変更になっている他に、スイッチパネル部分の充電容量ランプがUC18YDLは4本、UC18YDL2は5本となっており、より細かく表示されるようになりました。
もう1点変更されている箇所として、USBポートの位置が変更になっております。
●UC18YDL =ハイコーキロゴの右横、蓄電池取り付けレール手前の側面に設置
●UC18YDL2 =ハイコーキロゴ上の操作パネル上の側面に設置
どちらとも使用感が変わるといったものではないかと思いますので、そこまで気にする部分でもなくユーザーの好みで選ぶ内容だと思います。
各充電器毎のランプの表示、点灯パターンをまとめてみました。
充電ランプ、充電容量ランプは以下の写真の赤丸部分です。
UC18YDLの表示、点灯パターンは以下の通りです。
UC18YDL | ランプ表示 |
充電ランプ | 充電前 赤点滅 (電源に差し込んだ状態) 0.5秒点灯/0.5秒消灯 |
充電中 青点灯 連続点灯 |
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充電完了 緑点灯 連続点灯 (連続ブザー音あり:約6秒) |
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高温待機 赤点滅 (蓄電池の温度が高く充電できない) 0.3秒点灯/0.3秒消灯 |
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充電不可 紫の速い点滅 0.1秒点灯/0.1秒消灯 (断続ブザー音あり:約2秒) |
続いてはUC18YDL2の表示、点灯パターンは以下の通りです。
UC18YDL2 | ランプ表示 |
充電ランプ | 充電前 赤点滅 (電源に差し込んだ状態) 2秒点灯/0.5秒消灯 |
充電中 青点灯 連続点灯 |
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実用充電完了 緑点灯 連続点灯 (連続ブザー音あり:約5秒) |
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満充電完了 緑点灯 連続点灯 (連続ブザー音あり:約5秒) |
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高温待機 赤点滅 (蓄電池の温度が高く充電できない) 0.3秒点灯/0.3秒消灯 |
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充電不可 紫の速い点滅 0.1秒点灯/0.1秒消灯 (断続ブザー音あり:約2秒) |
基本的な点灯パターンは一緒ですがUC18YDL2は実用充電完了でも通知とランプの表示をするように変更されており、より細かく充電状態の認識が可能になっています。
ガンガン使い続けている方には余り興味もわかなかったり、忙しいから意識してる暇もないという方が多いと思います。
ですが、DIYなどで静かな場所でお一人でされている場合などは嬉しい機能なのではないかと感じました。
では性能面での両充電器は違いがあるのか?という部分について深掘りしていきます。
両充電器の性能をまとめてみましたので見ていきましょう。
UC18YDL | UC18YDL2 | |
入力電源 | 単相交流 100V(50/60Hz共用) | 単相交流 100V(50/60Hz共用) |
充電電圧 | 蓄電池 : 14.4V または 18V, USB 端子 : 5V 2.0Ah |
蓄電池 : 14.4V または 18V, USB 端子 : 5V 2.1Ah |
充電可能蓄電池 | 日立リチウムイオン電池 14.4V (BSL14 x x シリーズ) 18V (BSL18 x x シリーズ) マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
日立リチウムイオン電池 14.4V (BSL14 x x シリーズ) 18V (BSL18 x x シリーズ) マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
蓄電池充電時間※1 [気温 20℃時] |
6.0Ah 品 : 約30分 5.0Ah 品 : 約25分 4.0Ah 品 : 約20分 3.0Ah 品 : 約15分 2.5Ah 品 : 約25分 2.0Ah 品 : 約20分 1.5Ah 品 : 約15分 1.3Ah 品 : 約15分 BSL36A18 約25分 BSL36B18 約40分 BSL36C18 約15分 |
BSL1460.BSL1860 約30分:(約21分) BSL1450.BSL1850 約25分:(約19分) BSL1440.BSL1840 約20分:(約15分) BSL1430.BSL1830 約15分:(約11分) BSL1430C.BSL1830C 約30分:(約21分) BSL1425.BSL1825 約25分:(約19分) BSL1420.BSL1820 約20分:(約15分) BSL1415.BSL1815 約15分:(約11分) BSL36A18 約25分:(約19分) BSL36B18 約40分:(約30分) BSL36C18 約15分:(約11分) |
質量 | 0.8Kg | 0.7Kg |
使用温度範囲 | -10℃~40℃ | -10℃~40℃ |
冷却 | 対応(ファン付き) | 対応(ファン付き) |
ブザー音 | アリ | アリ |
※1 周辺温度が0℃未満の場合は充電時間が長くなる場合あり
対応出来るバッテリーや電圧、また発電機での使用も両モデル共に対応しており、使用可能温度などほとんどの部分でどちらも遜色なく使用出来るという結果でした。
蓄電池充電時間ですがUC18YDL2側の()カッコ内分数は※実用可能充電が完了するまでの時間となっており、満充電する際には前モデルのUC18YDLと変わらない結果でした。※実用充電は満充電の約80%まで充電が完了した状態をさします。
性能部分で比較してみた結果としてはほぼ同じ性能で、UC18YDL2の方が「USB端子で0.1Ahの違い」と「質量で0.1Kg軽い」という結果となりました。
※2023/01 ハイコーキカタログ参照
両モデルの充電器をカタログに記載ある金額で比較したみたところ、差が¥1,100の違いがありました。
性能部分などほとんど違いがない2つの充電器ですが、金額部分で違いがありますのでとても大きな差額ではありませんが購入の際は注意が必要です。
上記でも述べたようにバッテリーを充電するという部分においては両充電器毎の充電完了までの時間に違いはないという事がわかりました。
その他にもUSBポートの有無、冷却機能の有無、使用温度範囲、ブザー音や電源元として発電機の使用可能な部分など旧型だからと感じる部分は殆どないという結果でした。
ただ金額面で見た際に最新モデルの方が、若干ではありますが高く設定されていますので現場で大量に使用するプロの職人さんには旧型の方がコストが良くなります。
ですが後継機として開発されているので、改良されている部分が見られたのはUC18YDL2となります。
好みもあるかと思いますが、どちらが自分にいいかと選んで頂く事をオススメします。
今回はUC18YDLとUC18YDL2の違いについて解説して参りました。
性能部分での大きな違いもなく、重要視する部分としてはデザイン面や細かく充電状況を把握したいという方にはUC18YDL2がオススメに感じました。
もちろん旧型だったからといってかなり損しますっといった内容もないので今回の記事を参考に気にいったモデルの充電器を見つけて頂ければ幸いです。
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