2024.09.03
ポータブル電源の自動停止機能を解説!メリットや解除方法は?
ポータブル電源の自動停止機能について知りたい!
ポータブル電源はどういう状態で自動停止してしまうの?
ポータブル電源の自動停止機能のメリットや解除方法は?
昔と違い徐々に使いやすくなり、性能も高まってきているポータブル電源です!
そんなポータブル電源の機能の中に、自動停止機能が存在します。
メリットも多い自動停止機能ですが、なかにはその存在を知らずに故障やトラブルが起きてしまったと勘違いしてしまう人もいるようです。
また、使い方によっては自動停止機能が解除できないと困る、面倒だと感じる人もいるようですね。
そこで今回はポータブル電源の自動停止機能についてシンプルに解説をしつつ、具体的なメリットや解除方法についても触れていきたいと思います。
知っておくと便利な知識でもありますので、ぜひポータブル電源の自動停止機能について気になっている人は当ページの内容を参考にしてみてください。
目次
それでは早速ポータブル電源の自動停止機能の詳細についてわかりやすく解説していきます。
一般的なポータブル電源の自動停止機能として知られている「無負荷時自動停止機能」をメインに解説していきますので、各項目に目を通してみてください。
まずは無負荷時自動停止機能について基本的なことを解説していきましょう。
この機能はポータブル電源はもちろん、モバイルバッテリーなどにも搭載されている機能であり、過放電を防ぐためのオートパワーオフ機能とも呼ばれています。
無負荷時自動停止機能の名前のとおり、ポータブル電源に何も機器が接続されていない場合、または接続している機器の消費電力が極端に少ない場合、自動的にシャットダウン(自動停止)される機能です。
自動停止される消費電力はメーカーやモデル(型番・機種)によって異なりますが、どのメーカーも「機器が接続されていない(もしくはほぼ使われていない)」状態と認識した場合に無負荷時自動停止機能によって、ポータブル電源が停止するようになっています。
ある意味では微弱な電気・電力が流れっぱなしにならないようにするための安全機能でもありますので、非常に大切な機能だと言えるでしょう。
次に無負荷時自動停止機能によって自動停止する消費電力の目安について触れていきます。
先の項目でポータブル電源のメーカーやモデル(型番・機種)によって異なるとお伝えしましたが、ある程度の数字としての目安も存在します。
例えばポータブル電源業界で有名なJackery製の一部のモデルの場合、下記のような条件で自動停止機能が作動します。
・AC出力・シガーソケット出力ともに、電力が10W未満
・上記の状態が12時間続いた場合
ちなみにJackery製のポータブル電源の場合でも、バッテリー容量が大きいモデルの場合は電力が10W未満ではなく25W未満のケースもあります。
他のメーカー製の場合でも上記のようにポータブル電源に接続されている機器の電力が一定未満の場合、それがある程度の時間続いた場合に自動停止機能が作動することが多いです。
基本的には何かしらの機器が接続されていれば自動停止機能は作動しませんが、あまりにも消費電力が少ない機器の場合には自動停止機能が作動することがあるので注意が必要です。
最後にACの電源が自動で落ちてしまうケースについても触れていきましょう。
ここまで解説してきた無負荷時自動停止機能などによって、電源が自動で落ちてしまうケースもありますが、実は他の原因の可能性も考えられます。
例えば接続されている機器の電力が少なすぎるのではなく、逆に使用するワット数が大きすぎるために電源が自動で落ちてしまうケースがあります。
意外とあるのが定格出力が500Wのポータブル電源に対して、600Wの電気ケトルを使用した場合、ポータブル電源の最大出力を超えているため、電気回路が自動的に調整されて電源が落ちてしまうケースです。
他にも電子レンジやドライヤーなど、消費電力が大きく、また瞬間消費電力も大きい家電や機器を使う場合、ポータブル電源の最大出力を超えてしまい、保護機能が作動して自動で遮断や電源オフになってしまうことがあるのです。
消費電力が足りていると思っていても、瞬間消費電力が上回ってしまい、保護機能が作動して電源が自動で落ちてしまうこともあるため、こういった自動停止についても知っておくことがトラブル防止のために大切なポイントだと言えるでしょう。
ここからはポータブル電源の自動停止機能のメリットについて解説していきたいと思います。
具体的にどのようなメリットがあるのか、どのような目的で搭載されているのかを知るためにも、各項目に目を通してみてください。
まず、ポータブル電源の自動停止機能のメリットとして、過放電を防いでくれる点が挙げられます。
ポータブル電源のバッテリーがゼロになった状態から、さらに電力を取り出すために放電を続けてしまう状態を過放電と言います。
この過放電はバッテリーの劣化を進めてしまいますし、場合によってはバッテリーの損傷や破損などの原因にもつながってしまいます。
スマホやモバイルバッテリーはもちろん、携帯ゲーム機などでも過放電は良くないという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
ポータブル電源は決して安い買い物ではなく、それでいて正しく使えばトラブルを予防して長く使える素晴らしいアイテムですので、過放電を防ぐための自動停止機能はポータブル電源に欠かせない機能の1つだと言えるでしょう。
次にバッテリーの劣化を予防してくれるというメリットについて、少し掘り下げて解説していきましょう。
先の項目では過放電がバッテリーの劣化を進めてしまうとお話ししました。
このあたりをご存じの方もいるかもしれませんが、無駄な電力の消費や電源の切り忘れによる電力の消費を抑えるだけでバッテリーの劣化は予防することができます。
他にもいくつかの劣化の原因はありますが、過放電は特にバッテリーの劣化を早める原因となります。
だからこそポータブル電源の自動停止機能によって過放電を防ぐことは非常にシンプルではありますが、バッテリーの劣化を予防し長く使っていくために大切な機能なのです。
最後にシンプルに無駄な電力の消耗を防いでくれるメリットについても触れていきましょう。
ポータブル電源の自動停止機能ですが、多くのメーカーでは基本的に一定未満のW数が長時間続いた場合に作動する仕組みになっています。
つまり、知らず知らずのうちに無駄に消費してしまう電力の利用・消耗を防ぎ、ポータブル電源に蓄電された電力を効率よく使うことにもつながるのです。
必要のない機器がつなぎっぱなしになっていて、微量な電力を消費し続けている場合などは、それらをシャットアウトすることができるのが嬉しいポイントでしょう。
自動停止機能を万が一の「省エネ機能」と捉えている人もいて、バッテリーの劣化防止はもちろん、無駄な電力の消耗を防ぐためにも役立ってくれる優れた機能なのです。
ここからはポータブル電源の自動停止機能の解除方法について触れていきたいと思います。
解除方法があるのか気になっている人、使いたい機器が自動停止機能があるせいで不便だと感じている人は参考にしてみてください。
まず自動停止機能の解除方法についてですが、これはメーカーによって異なります。
例えばJackeryのポータブル電源の一部では、「AC出力ボタンとディスプレイボタンの長押し」で自動停止機能(省エネモード)を解除することが可能です。
Jackeryの場合は自動停止機能ではなく省エネモード、もしくは低電力モードの解除などと表記されていることがありますので注意しましょう。
他にもモデルやメーカーによって自動停止機能の解除方法が異なりますので、製品の取扱説明書をチェックして各々の解除方法を確認するのがベストです!
基本的には製品の取扱説明書に記載されていることが多いので、同梱されている説明書、もしくはメーカーの公式ホームページで製品の説明書PDFなどをチェックすることをおすすめします。
次にポータブル電源は基本的に自動停止機能付きという点に触れておきましょう。
基本的にポータブル電源の自動停止機能は過放電などを予防する意味があり、トータルでの重要な安全装置の意味合いが強いです。
そのため最近のポータブル電源には、基本的には自動停止機能が付いています。
もともとポータブル電源本体に自動停止機能が付いていないモデルを探そうとする人もいるかもしれませんが、安全上の問題から機能自体は付いているモデルがほとんどです。
逆に自動停止機能が付いていないモデルの場合は、安全面で不安が残るため、機能が付いていないモデルを探すのはおすすめできません。
一般的に安全に配慮されたポータブル電源には、自動停止機能が当たり前についているという認識を持っておくのが良いでしょう。
最後に自動停止機能の解除機能が付いているポータブル電源を選ぶ選択肢にも触れていきます。
先の項目では取扱説明書などで自動停止機能の解除方法を確認して、各々のモデルでの適切な解除が必要だとお話ししてきました。
ですが、ポータブル電源は基本的に自動停止機能が付いているため、メーカーやモデル次第では自動停止機能の解除自体ができない機種もあります。
これは自動停止機能が基本的に利用者のメリットになる機能であり、また安全上の問題から解除ができないようなモデルもあるためです。
ですので、仮に自動停止機能が解除できないと困るような場合、低電力の機器をポータブル電源につなぐような場合は、解除機能がついているポータブル電源を選ぶことをおすすめします。
ここからはポータブル電源で自動停止機能が解除できるモデルの一例について触れていきます。
他にもいくつものモデルがありますが、自動停止機能が解除可能なモデル探しで悩んでいる人は参考にしてみてください。
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まず自動停止機能が解除可能なモデルとして、Ankerのポータブル電源535 Portable Power Stationが挙げられます。
ACポートが4口、シガーソケットが1口、USBポートが4口と出力ポート数が多く、使い勝手の良いモデルです。
また容量も512Wh、定格出力500W(瞬間最大出力1,000W)なので、高出力家電は使えないものの、使える家電や機器の種類は多く、使いやすいモデルだと言えます。
それでいて価格も5万円台と入門用にもオススメであり、自動停止機能の解除にも対応しているので、不安な人も安心です。
さらに高さ50cmからコンクリート床への落下テストもクリアしている優れた耐久性は、アウトドアなシーンはもちろん、停電や災害などの防災用ポータブル電源としても活躍してくれるモデルだと言えるでしょう。
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また、Jackeryのポータブル電源1000Proも自動停止機能が解除可能なモデルです。
ACポートが3口、シガーソケットが1口、USBポートが4口と充実した出力ポート数を備えています。
容量は1,002Wh、定格出力1,000W(瞬間最大出力2,000W)なので、ある程度の高出力家電に対応しているのも嬉しいポイントです。
当然、自動停止機能の解除も可能ですので、解除に対応していて優れた性能を備えているポータブル電源を探している人に非常におすすめなモデルだと言えるでしょう。
今回はポータブル電源の自動停止機能についてシンプルに解説しつつ、そのメリットや解除方法についても触れてきました。
基本的には自動停止機能は過放電などのトラブル防止のために付いている機能ですので、付いていて損はない機能であり、あえて解除する必要もない機能です。
ですが、どうしても自分の使い方では不自由してしまうという場合、解除可能なモデルを選ぶことで不自由なく使うことができるようになるでしょう。
その場合には取扱説明書や公式サイトでのPDFなどもチェックしつつ、自動停止機能や省エネ・低電力モードなどメーカーごとの表記を確認しながら、解除の手順を実行していくことが大切です。
しっかりと正しい手順を知っておかなければ自動停止機能の解除ができませんし、機能をオンに戻す際にも手間取ってしまいますので、説明書や解説書などで把握しておくようにしましょう。
最後に繰り返しになりますが、自動停止機能はポータブル電源に必要な機能でもありますので、特に理由がなければ解除することはせず、安全性に配慮した機能はオンにしておくことをおすすめします。
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