2024.09.03
【快適】夏の車中泊はポータブル電源とエアコンで暑さ対策!選び方やおすすめモデルをご紹介
ポータブル電源で車中泊用のエアコンは使える?
車中泊用のエアコンはポータブル電源で起動できる?
なぜポータブル電源とエアコンが車中泊に選ばれるの?
真夏の車中泊で悩む人が多いのが、猛暑日の熱帯夜などの「暑さ」です。
そのため、車内用の扇風機などの暑さ対策グッズを活用している人もいるのではないでしょうか。
ですが、真夏の夜は車内も暑くなってしまい、扇風機では暑さ対策が不十分だと悩む人も多いようです。
とはいえ、車中泊では基本的にエンジンを切った状態で一晩を過ごすため、バッテリーが上がらないように車のエアコンをつけることができず、暑くて寝苦しい夜を我慢する人も少なくありません。
そんな人におすすめなのがポータブル電源とエアコンの組み合わせです。
ただ「エアコン」と言っても家庭用エアコンではなく、持ち運びにも便利なポータブルエアコンを車中泊用に利用するスタイルです。
今回は夏の車中泊にポータブル電源とポータブルエアコンが選ばれる理由について解説しつつ、ポータブル電源やポータブルエアコンの選び方についても触れていきたいと思います。
目次
それでは、車中泊でポータブル電源とポータブルエアコンが選ばれる理由について解説していきましょう。
夏の車中泊に悩まされている人や、できるだけ快適に過ごしたいと考えている人は、各項目に目を通してみてください。
まず、車中泊でポータブル電源とポータブルエアコンがおすすめな理由として、エンジンをかけ続けるのがNGという点が挙げられます。
冒頭でも少し触れましたが、深夜の車中泊ではエンジンを切るのがマナーであり、暗黙の了解ですので、車のエアコンに頼ることはできません。
エンジンを切った状態で車のエアコンを使ってしまうと、バッテリーが上がってしまいますので、エアコンをはじめとするシガーソケットの車用の小型家電なども使用は控えるべきです。
さらに、エンジンをつけっぱなしにした場合、冬場でマフラーが雪でふさがれなければ一酸化炭素中毒の危険性はないと思う人もいるかもしれませんが、それでも万が一のリスクはゼロではありません。
さまざまな理由から夏の車中泊でエンジンをかけ続けるのがNGであるため、エンジンに頼らずに涼しい環境を構築できるポータブル電源とポータブルエアコンが求められているのです。
次にポータブル電源が車中泊で役立つ理由にも触れていきます。
既に自分以外の誰かが車中泊やキャンプにポータブル電源を持ち込んで使った経験がある人はわかると思いますが、ポータブル電源はさまざまなアイテムを接続して使うことができます。
夏であれば(シガーソケット用の小型扇風機ではなく)一般的な扇風機をACポートに接続して使うこともできますし、ポータブル電源にシガーソケット(DC)ポートがあれば、エンジン停止時にもソケット用の小型家電を使うことが可能です。
また冬に車中泊をする人は電気毛布やポータブルヒーターなどを使うこともできるでしょう。
他にもUSBポートでスマートフォンやタブレットの充電ができたり、ACポートには一般的なコンセントに接続する調理家電などを接続し使うこともできるため、車中泊の利便性がグッと高まるメリットがあります。
最後にポータブルエアコンは手頃なモデルが多いという点にも触れていきます。
今ではポータブルエアコンはさまざまなモデルが発売されているため、手頃なモデルを選べば気軽に活用できます。
車のサイズに合わせたポータブルエアコンや冷却・快適度を優先した高機能ポータブルエアコンなど、用途に合わせて選ぶことができるのも嬉しいところです!
また車中泊以外にも自宅でちょっとした用途で使うことができるので、手頃で便利なモデルを選べばさまざまなシーンでポータブルエアコンを活用できます。
さらにキャンプや災害時でもポータブル電源とポータブルエアコンの組み合わせは頼りになりますので、万が一の備えとして一緒にそろえて損はない組み合わせだと言えるでしょう。
補足として車のエアコンのつけっぱなしはガス欠のリスクが出てくる点にも触れていきましょう。
これは車中泊時に「車のエンジンを停止せずにかけ続けた場合」の話ですが、一晩中車のエアコンをつけっぱなしにすると、思った以上にガソリンを消費してしまいます。
これはエアコンをつけるとコンプレッサーが作動するため、動力を捻出するための燃料消費が大きくなるからです。
最近ではガソリン代の値上がりもかなりのものですので、万が一のガス欠のリスク以外にも、できるだけ燃料費を抑えるためにはエンジンを切るようにするのが良いでしょう。
ここからは車中泊に最適なポータブル電源の選び方について解説していきたいと思います。
ポータブルエアコンを稼働させることはもちろん、その他の用途でも使い勝手が良いモデルを選ぶ基準について触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
まず、車中泊時にポータブルエアコンを検討している場合、ポータブル電源の定格出力を意識することが大切です。
具体的には、ポータブルエアコンが使える定格出力のモデルを選ぶ必要があります。
定格出力とは、ポータブル電源が安定供給できる電力量の数値であり、接続して使う家電や機器の「消費電力」が定格出力以内である必要があります。
消費電力が定格出力以内であれば問題なく動かすことができますし、消費電力が定格出力を超えてしまうと、当然ですが動かすことが難しくなります。
ちなみに、ポータブルエアコンの消費電力はモデルによって異なりますが、ある程度の冷却性能を備えたモデルは500W前後であることが多いです。
小型のポータブルクーラーは100~350W程度、高品質なポータブルエアコンは900W程度のモデルもあります。
あなたが候補にしているポータブルエアコンが使える定格出力であることはもちろん、その他の家電や機器も接続する場合には余裕を持った定格出力のポータブル電源を選ぶのが良いでしょう。
迷っている人は定格出力が1,000Wを超えるポータブル電源であれば、高品質なポータブルエアコンでも使用できますので、そのあたりを目安にしておくのがオススメです。
またポータブルエアコンを長時間利用できる大容量なポータブル電源を選ぶのもおすすめです。
ポータブル電源の容量は「Wh」で表記されていますが、ポータブルエアコンを使う場合は1,000Wh以上のモデルが良いでしょう。
簡単な計算方法を挙げると、100Wの家電を3時間使う場合、300Whの容量が必要になります。
仮に300Wのポータブルエアコンやスポットクーラーを稼働させる場合、1時間で300Whの容量が必要になるため、1,500Whのポータブル電源であれば約5時間利用できる計算になります。
もちろん他の家電や機器をポータブル電源で使う場合は、余裕を持った容量が必要になるでしょう。
ポータブルエアコンの消費電力も風量や強弱などによって異なりますが、快適な車中泊を過ごしたい場合には、ある程度容量に余裕があるモデルを選ぶことをおすすめします。
最後にポート数が多ければ複数のアイテムを活用できる点にも触れていきます。
これはポータブルエアコンを使いつつ、他の家電や機器も使いたい人にとって大切なポイントです。
ポータブル電源には家庭用コンセントと同じACポート、スマホなどを接続するUSBポート、車のシガーソケットと同じポートの3種類が搭載されているのが一般的です。
そして各ポートの数に違いがあるため、複数の機器を使いたい人や家族、友人と車中泊をする人はポート数が多いほうが良いでしょう。
ポート数が少なすぎるとポータブルエアコン以外の機器の接続が不便になってしまったり、ポートが不足してストレスを感じてしまう場合も出てきます。
またポータブルエアコンを使わない季節でも、ポート数が多いポータブル電源であれば暖房器具や調理家電、電子機器などを便利に使うことができますので、ある程度はポート数も意識したモデル選びをすることをおすすめします。
ここからは車中泊に最適なポータブルエアコンの選び方について解説していきます。
快適な車中泊のために大切なポイントですので、ぜひ各項目に目を通してみてください。
まずポータブルエアコンの選び方として、車の広さに最適な冷却力が挙げられます。
例えば軽自動車とミニバンを比較した場合、車内の広さに大きな差が生まれますので、車中泊で必要な冷却力も変わってきます。
候補としているポータブルエアコンの「冷房能力」を参考にすれば比較しやすいため、冷房能力や消費電力をチェックして、車のサイズに最適なモデルを選ぶことをおすすめします。
せっかく購入しても車内が冷えないポータブルエアコンでは意味がないので、車の広さも考慮しつつ最適なモデルを選ぶことも大切な要素だと覚えておいてください。
次に静音性もポータブルエアコン選びで大切なポイントです。
車中泊用のポータブルエアコン選びで見落としがちなポイントですが、車内で就寝時に使うため、できるだけ静かに稼働してくれるモデルを選びたいものです。
どのくらい静音に力を入れているか、また口コミなどで音に関する不満がないかをチェックしてから、車中泊用のポータブルエアコンの購入に踏み切るのが良いでしょう。
もちろん慣れてしまえばそこまで気にならないモデルも多いのですが、できるだけ快適な環境を得ることができるように、静音性もある程度は重要視することをおすすめします。
最後に設置の難易度も考慮して選ぶという点に触れていきましょう。
例えばポータブルエアコン自体のサイズや重さ、そして持ち運びのしやすさ(取っ手の有無)なども車中泊で活用する場合には大切なポイントです。
さらに「排熱ダクト」や「排水ホース」が長すぎたり、逆に短すぎたりすると車中泊時の設置が面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
このあたりの使い勝手や設置のしやすさも、購入後に実際に車中泊時に利用する際のストレスに関係してくる部分ですので、備品なども含めて設置の難易度をチェックすることをおすすめします。
ここからはポータブルエアコンの活用におすすめなポータブル電源の一例を紹介していきます。
ポータブルエアコンの稼働はもちろん、車中泊でも役立つモデルをピックアップしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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まずは「JVC BN-RF800」について紹介していきます。
このモデルは800Whの容量、700Wの定格出力を持つコストパフォーマンスに優れたモデルです。
高性能なポータブルエアコンの稼働には向きませんが、省電力や小型ポータブルエアコンを使うのにおすすめなモデルです。
国内メーカーということで海外メーカーが苦手な人も安心して使えますし、過電流や過電圧をはじめとするBMS(バッテリーマネジメントシステム)が搭載されているので、安全面でも問題なく使うことができます。
さらにポート数も多く、ポータブル電源本体にLEDライト機能も搭載しているので、車中泊などアウトドアなシーンでも活躍してくれる、非常に便利なおすすめモデルだと言えるでしょう。
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次に「EcoFlow DELTA 2」について解説していきます。
このモデルは1,024Whの容量、1,500Wの定格出力を持つためポータブルエアコンを動かすことができます。
また、容量も比較的多めのミドルスペックなモデルですので、そこまで消費電力が大きいポータブルエアコンでなければ、長時間の安定した稼働が見込めます。
ACポートも6口と多めなので、車中泊時にさまざまな家電や機器を使うことができ、車中泊以外のシーンでも活躍できる万能モデルです。
ポータブルエアコンを使うことを考えつつ、使い勝手が良いポータブル電源を希望する人に最適なモデルですね。
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最後に「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」について紹介していきましょう。
このモデルは2,048Whの大容量、そして3,000Wの定格出力を持つため、ポータブルエアコンに限らずさまざまな家電や機器を動かすことができます。
大容量なのでそれなりに消費電力が多いポータブルエアコンであっても、車中泊時に安定した長時間の稼働が可能です。
またポータブルエアコンではなく家庭用エアコンを動かすことができるほどの性能ですので、災害時の備えとしても優秀なモデルです。
電子レンジや電気ケトルなども使うことができるため、車中泊をより快適にしたい方、キャンプや災害時にも不自由なく過ごしたい方におすすめのモデルです。
今回は夏の車中泊を快適にするためのポータブル電源、そしてポータブルエアコンの組み合わせについていろいろと解説してきました。
実際にポータブルエアコンとの組み合わせが多くの人に選ばれる理由、そして選び方やおすすめモデルを知ることで、快適な車中泊のイメージが湧いた人もいるのではないでしょうか。
どちらもある程度の費用が必要なアイテムではありますが、車中泊が多い人にとっては重要なアイテムだと言えるでしょう。
特に近年の温暖化が目立つ猛暑日などは、車中泊での熱中症など体調面を懸念する人も少なくありません。
また、ポータブル電源とポータブルエアコンはいずれもさまざまなシーンで役立ちますし、車中泊以外の日中のキャンプや日帰り旅行などでも役立つアイテムです。
さらに、災害時の備えとしても優秀なアイテムなので、まとめてそろえてしまう人も多いアイテムです。
もし夏の車中泊が多い人、アウトドアな趣味を持っている人、そして災害に備えたいと考えている人は、ポータブル電源とポータブルエアコンを一緒にそろえて、さまざまなシーンで活用してみることをおすすめします。
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