2024.05.31
インパクトドライバーの修理の値段は?モーター焼けや内部の断線など症状ごとに目安金額も解説!
「インパクトドライバーの修理の値段を知りたい!」
「インパクトドライバーの症状ごとの修理の値段は?」
「インパクトドライバーの修理金額の目安ははどのぐらい?」
非常に便利なインパクトドライバーは、仕事現場やDIYなどでも重宝されている代表的な電動工具です。
そんなインパクトドライバーですが、もしも故障してしまった場合の修理の値段がどのぐらいなのか気になっている人も多いようです。
やはりある程度の価格がする電動工具だからこそ、故障時の修理の値段に不安を感じてしまう人も多いものだと思います。
そこで今回はインパクトドライバーの修理の値段がどのぐらいなのかについて、症状ごとに目安金額も挙げつつ解説していきたいと思います。
当社では修理等は行っていないので今回は修理を行っている会社に確認・調査を行いまとめております。
既にインパクトドライバーの調子が悪いと感じている人、万が一の場合に備えておきたいと考えている人も、ぜひ当ページの内容をチェックしてみてください。
目次
それでは早速インパクトドライバーの症状ごとの修理時の値段について解説していきましょう。
今回は代表的な故障の症状を挙げつつ、修理に必要な値段の目安について触れていきますので参考にしてみてください。
まずはスイッチの不良を修理する場合の値段についてです。
インパクトドライバーはスイッチ・トリガーなどを頻繁に使用するため、部分的な消耗などにより不調を起こしてしまうことがあります。
全くスイッチ・トリガーが反応しないこともあれば、反応が少し悪くてストレスを感じているなんて人もいるかもしれません。
そんなインパクトドライバーのスイッチ関連の不良を修理する際の値段の目安は下記のとおりです。
・パーツ代金 約1,000円~
・作業費用 約1,000円~
スイッチ関連の修理の場合は2,000円程度から修理をすることができるため、新しいインパクトドライバーを購入せずに早めに修理に出してしまうのが良いと思われます。
次に内部での断線を修理する場合の値段についてです。
・パーツ代金 0円~
・作業費用 約1,000円~
この「内部での断線」についてはケースバイケースですが、修理の作業費用込みで数千円で済むケースが多いです。
断線の場合は別途パーツ交換等が不要なケースも多く、断線部分を半田ごてなどで解消できるケースも多いため、そこまで修理の値段が必要にならずに済むのです。
もちろん断線以外の破損がある場合などは別な箇所も含めて修理が必要になり、値段が上がってしまう可能性もあります。
メーカーへの修理を依頼する場合は断線の修理では無くユニットごとの交換になる場合が多いので金額も跳ね上がってしまいます。
ただ内部での断線であれば修理の値段はあまりかからず、人によっては自身で修理を完結させることもできるため、新しいインパクトドライバーを買わずに修理を済ませてしまうことをおすすめします。
また軸ブレでハンマーケース交換が必要な場合の修理の値段についても触れていきましょう。
軸ブレが原因の故障はいくつかありますが、ハンマーケース内のベアリングの摩耗・剥離などが原因で軸ブレや動作不良を起こしている場合は、下記のように修理の値段が必要になることが多いです。
・パーツ代金 約2,500円~
・作業費用 約4,000円~
少し割高と感じる人もいるかもしれませんが、それでも新品でインパクトドライバーを買い直すよりは安い値段で済みますので、ブレ幅が2~3mm以上ある場合は早めにメーカーや専門店でみてもらうことをおすすめします。
さらに軸ブレでアンビル交換が必要なケースについても触れていきましょう。
アンビルの摩耗が原因で軸ブレや動作不良を起こしている場合は、下記のような修理の値段がかかることが多いです。
・アンビル交換代金 約2,000円~
・作業費用 約5,000円~
先のハンマーケース交換と同じように「ブレ幅が2~3mm」程度の場合、動作不良が目立つ・不安定だと感じた場合は、作業時のトラブル防止のためにも早めに修理を済ませてしまうことをおすすめします。
インパクトドライバーの故障で値段が高めになりがちなユニット交換についても触れていきます。
各種動作が不安定になってくる症状、動かなかったり動作にムラがある場合にはユニット交換が必要なケースも出てきます。
・パーツ代金 約9,000円~
・作業費 約7,000円~
基盤が焼けているなど、長く使っていたり毎回長時間の利用や負担がかかる作業が多い場合などは、このユニット交換が必要な修理になることがあります。
比較的値段が高い修理なので躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、新品のインパクトドライバーを購入するよりは安いため修理を検討してみてはどうでしょうか。
最後にモーター不調からの交換が必要な修理について触れていきます。
モーターの焼付きから動作が不安定になる修理の場合は、モデルによって修理の値段がかなり高額になるケースもあります。
・モーターパーツ代金 約8,000円~
・作業費用 約4,000円~
インパクトドライバーが動かない、動作が不安定、そしてモーターから異音や異臭がする場合にはモーターが原因の可能性が高いです。
また使用時に火花が飛び散るような症状が出る場合もモーターの焼付きが原因となっている可能性があり、継続して使用すると危険がありますので早めの修理対応を強くおすすめします。
このモーター交換も場合によっては修理の値段が高額になりがちですので、修理見積もりを依頼して高額になる場合は新たにインパクトドライバーの購入を検討するのも良いと思われます。
ここで上記で説明した修理内容の作業費用とパーツ代金を一覧表にしてみました。
スイッチ不良 | 内部の断線 | ハンマーケース交換 | アンビル交換 | ユニット交換 | モーターの交換 | |
作業費用 | 約1,000円~ | 約1,000円~ | 約4,000円~ | 約5,000円~ | 約7,000円~ | 約4,000円~ |
パーツ代金 | 約1,000円~ | 0円 | 約2,500円~ | 約2,000円~ | 約9,000円~ | 約8,000円~ |
補足としてオーバーホールの値段についても解説していきたいと思います。
・作業費用 約4,000円~
オーバーホールは名前の通り分解をして清掃・メンテナンスを行ってくれるため、仕事で頻繁にインパクトドライバーを使っている人は一定期間ごとにオーバーホールをしてあげるのもオススメです。
基本的にはそこまで高額な値段になることはありませんが、不調がみつかり部品の交換や修理が必要になった場合には、別途費用が発生することもあります。
万が一その金額が高いようであれば買い替えを検討するのも良いですし、安く修理やパーツ交換が済むようであればオーバーホールついでに済ませてしまい、メンテンナンスがバッチリな状態で愛用し続けるのも良いと思います。
上記の内容のようにアンビルやハンマーケースなどのインパクトドライバーの構造を詳しく解説している記事もありますのでお興味がある際はぜひとも合わせてお読みください。
インパクトドライバーの仕組みってどうなってるの?インパクトドライバの構造を徹底解説
ここからはインパクトドライバーを自分で修理する場合について色々と解説をしていきたいと思います。
故障原因となるパーツ、また「自分での修理が難しい症状」などについても触れていきますので、各項目を参考にしてみてください。
まずインパクトドライバーを自分で修理する場合には、大前提として故障原因となるパーツを知っておく必要があります。
これは先の項目でも解説してきたので何となくイメージできる人も多いと思いますが、下記のようなパーツが故障の原因になります。
・バッテリー
・モーター
・スイッチ
・電線
・ボディパーツ
ちなみに上から順番に「パーツの値段」が高い傾向にありますので、バッテリーやモーターを修理する場合には買い替えを視野にいれる人も多いと覚えてきましょう。
次に自分で修理が難しい症状、作業も多いという点について触れていきましょう。
インパクトドライバーは人によっては身近な電動工具なので、自分での修理が簡単にできると思う人もいるかもしれません。
ですが、ある程度の知識がなければ分解しての修理は難しく、またパーツ交換が必要な場合には自身でパーツを用意しなければならないなど、いくつもの壁が存在するのです。
さらに修理に専用の工具・機器が必要になったり、場合によってはパーツの生産が終了しているケースもあるため、個人での修理には限界があるという点についてはしっかりと把握しておきましょう。
もちろんある程度は知識がある人は簡単な修理を行うのも良いかもしれません。
ですが、趣味のDIYなどでたまにインパクトドライバーを使うぐらいの方は、無理に自分で修理をしようとすると症状の悪化や内部パーツの破損など、ますます状態が悪くなることもありますので、無理をせずにメーカーや専門店へ依頼をすることをおすすめします。
素人が自分で修理が難しいとも言われるインパクトドライバーですが、症状次第では自分で修理を行う人もいます。
例えば内部断線などは、少し電動工具に詳しい人なら自分でササッと修理する人もいます。
分解をして内部の断線が確認できた場合、修理工具として半田ごてを活用して、断線している部分をケアしていく。
シンプルではありますが、これによりインパクトドライバーが問題なく使えるようになるケースもあるため、「断線」が理由の故障であれば自身での修理も選択肢に入るでしょう。
ただし安価で購入できるものの半田ごてが必要であったり、ある程度の手先の器用さや最低限の分解や部品知識がなければ自分でインパクトドライバーの修理することは難しいです。
内部断線の修理でも適当に行ってしまうと、症状の悪化や修理時のケガ・やけどなどのリスクもあるため、不安がある人は軽い修理であったとしてもメーカーや専門店での修理依頼をおすすめします。
最後に高いパーツであるバッテリーに関しては、日々の扱いに注意することが大切です。
自身でインパクトドライバーとバッテリーを購入した人ならわかると思いますが、バッテリーは非常に高価な部品(パーツ)です。
長年使っていることで劣化してしまった場合の買い替えには納得ができるかもしれませんが、うっかりで破損や水濡れ、その他トラブルで修理が必要になることはできれば避けたいもの。
バッテリー周りが原因の症状は修理自体が難しいケースも多いため、そもそも買い替えになるケースも珍しくありません。
だからこそ高いパーツであるバッテリーは本体同様に注意しながら活用することが大切です。
とは言え不調が出てしまった場合はどうにもならないので、買い替えも視野に入れつつメーカーや専門店でみてもらってみてはどうでしょうか。
バッテリーが原因だと思っていても別な箇所が故障・不調の原因で、思ったよりも安く修理できるケースもありますので、決めつけずに修理依頼をしてみることをおすすめします。
最後にインパクトドライバの分解、修理について分かりやすい動画がありましたので是非参考にしてみてください。
今回はインパクトドライバーの症状ごとの修理の値段、そして自分で修理する場合について色々とお話をしてきました。
実際に修理に出したり見積もりを取らなければ正確な金額はわかりませんが、一つの目安を知っておくだけでも動きやすくなることでしょう。
もしパーツの値段が高い、修理の作業工賃が高い、また生産終了のパーツがあるなどの場合は、無理に修理を検討せずに新しいモデルに買い替えてしまったほうが良いケースもあります。
パーツ代や工賃なども含めて数万円の修理代が必要になる場合は、少しお金を足せば新たにインパクトドライバーを購入できるなんてケースもあるのです。
新品で購入した場合は当然メーカー保証もその日から対象となるため、今度もインパクトドライバーを長く活用するようであれば、修理をせずに買い替える選択肢も検討しても良いでしょう。
とは言え安い値段で修理が可能であれば無理に買い替えるような必要もありませんので、修理を依頼して今までのインパクトドライバーを大切に使っていくのも良いと思います。
もし修理の値段が不明、不調の原因が少しわかりにくい場合などは、一度メーカーや専門店に修理の見積もりを依頼して、その後に修理のための値段がわかったあとで検討するのもいいのではないでしょうか。
今回お話してきた内容を参考にしつつ、修理を依頼するか自分で修理を試すか、もしくは新しいインパクトドライバーを購入するかをじっくり検討してみて頂ければ幸いです。
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