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2023.10.11

【この記事でわかる】発電機チョークとは何のこと?役割や使い方などしっかりとわかりやすく解説! 

発電機チョークとは何のこと?役割や使い方を解説!

「発電機が始動しない!」このような場合は、発電機のチョークレバーを使ってもう一度スターターを引いてみましょう。しかしこのチョークレバーは高頻度で使うものではないので、「チョークレバーとは何のこと?」と感じた方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回はチョークレバーについて、以下のことがわかる内容になっています。

 

・発電機のチョークレバーとは何?役割と仕組みとは
・発電機のチョークレバーの使い方
・発電機のチョークレバーを使うときの注意点
・発電機の正しいメンテナンス方法

 

「発電機のエンジンがかからない!」「チョークレバーとは何?」と感じている方に役立つ情報になっているのでぜひご参考ください。

 

発電機のチョークとは何のこと? 仕組みを解説

発電機をはじめて購入した方や、はじめて扱うという方がネックに感じるのが「チョークレバー」の存在です。このチョークレバーは高頻度で使用するものではなく、外気温が低くなる冬場に使うことが多い装置です。

 

ここからは「チョークレバーとはそもそも何なのか?」役割や仕組みについて詳しく解説していきます!

 

そもそも発電機のチョークとは何?

発電機のチョークとは「choke」と書きます。意味は「窒息させる」「塞ぐ」という意味で、発電機においてはキャブレターの割合を高くすることで、混合気の濃い状態を作り出して点火しやすくします。キャブレターとは燃料を空気と混合する装置になります。

 

ガソリン式の発電機は自動車のエンジンとほぼ同じ構造になっていますが、唯一違うのが空気を取り込んで燃料と一緒にエンジン内部に送ることです。

 

自動車のエンジンは自動で燃料をうまく供給してくれますが、発電機の場合は構造が非常にシンプルだからこそ手動で行わなければならないので、たまにチョークレバーを使って調整してあげる必要が出てきます。

 

一般的なチョークレバーはその名の通りレバーの形状をしているので、必要に応じて手前に引っ張ることで使うことができます。しかし静音モデルの場合はチョークレバーがスイッチのような形状になっているので、この場合は取扱説明書を参考に正しくチョークレバーを使ってエンジンを始動させましょう。

 

発電機のチョークの仕組み

発電機のチョークの仕組みを簡単に説明すると、「エンジンに取り込む空気の量を調節できる装置」ということになります。

 

エンジン式の発電機は、特に寒さが厳しい冬場になかなかエンジンがかからないことがあります。これは空気の密度が関係しており、空気の温度が高いと密度が低い。温度が低いと密度が高いという現象が起こるからです。

 

そのため、寒い時期は発電機のチョークレバーを使って、エンジン内部へ送る燃料と空気の混合ガスの濃度を濃くして始動しやすくする必要があります。

 

ガソリン式の発電機には、空気を取り込む「弁」と呼ばれる口が付いているのですが、このチョークレバーを使用することで、この弁の口を開け閉めすることが可能です。

 

チョークレバーが通常の状態であれば、弁は開き空気はそのまま取り込まれます。逆にチョークレバーを全て引いた状態では弁が閉まり、空気を取り込む量はかなり減ります。

 

チョークレバーを半分だけ引いた状態だと、弁の口は半分だけ開いた状態になるので、空気を取り込む量はそれなりに調節することが可能です。後述しますが、チョークレバーを使用してもエンジンがかからない場合は、チョークレバーの引き具合を調整して空気の量を調節します。

 

チョークレバーはどんなときにも始動に必要な装置ではなく、エンジンが冷える冬場に必要になる装置なので、気温や環境に応じて使うようにしましょう。

 

チョークについての動画がございますので是非ご参照ください。

 

発電機のチョークレバーの使い方

発電機のチョークレバーは、エンジンのかかりにくい寒い時期であれば以下の手順で使用します。

 

①メインスイッチをONにする

②スターターを引っ張る(エンジンがかからない)

③チョーレバーを引く

④チョークレバーを引いたり戻したりしてからスターターをもう一度引く

⑤エンジンが始動したらチョークレバーを元の位置に戻す

 

発電機のメインスイッチをONにしてからスターターを引っ張りますが、このとき一気に引っ張るのではなくて、軽くゆっくりと引っ張って、少し重たく感じる場所から一気に引っ張るのがコツです。このとき目いっぱいの渾身の力ではなくて、力半分くらいの力加減で問題ありません。

 

このようにスターターを正しく引っ張っても、寒い時期はなかなかエンジンがかからないことがあるので、この場合にようやくチョークレバーが活躍します。

 

チョークレバーの使い方は、チョークレバーを手前に引っ張るだけでOKです。防音・静音式の発電機の場合は、チョークレバーがスイッチのような形状になっているので、各モデルに応じて正しくチョークレバーを使用します。

 

チョークレバーを引いてスターターを1度引っ張っただけではエンジンが始動しない場合は、チョークレバーを元に戻したり、半分だけ戻したりするなど調節するようにしましょう。チョークレバーを引いてうまくエンジンがかかったら、必ずチョークレバーを元の位置に戻すようにします。

 

発電機のチョークレバーを使うときの注意点

発電機初心者の方を悩ませるチョークレバーは、コツさえつかめば簡単に扱うことができます。しかしコツをつかむまでは注意しなければならないことを、頭にしっかりと入れておかなければ発電機の故障に繫がります。

 

ここからは発電機のチョークレバーを使うときの注意点とよくあるトラブルの対処方法について解説していきます!

 

エンジンがかかってもすぐに発電機を使用しない

チョークレバーを引いてエンジンを始動させた発電機は、エンジンがかかってもしばらくは回転数が上下して不安定な状態が続きます。しばらく発電機を動かしていると安定してくるので、すぐに発電機を使用せずにしばらく放置するようにしましょう。

 

またここからは余談ですが、エンジンが安定してきたら発電機を使用できますが、日本では2種類の周波数が存在しているので、使用する電気機器にあった周波数に発電機を設定する必要があります。

 

日本では静岡県付近から50Hz、西側は60Hzになっていて、現代の電気機器のほとんどは両方の周波数に対応していることが一般的ですが、まれに50Hz、もしくは60Hz用の電気機器があります。

 

発電機側で50Hzと60Hzに切り替えることができるので、事前に電気機器の周波数を確認した上で発電機の周波数を設定してから使用するようにしましょう。

 

チョークレバーを引いた状態で何度もスターターを切らない

チョークレバーを引いても、なかなかエンジンがかからないこともあります。そんなときは、チョークレバーを引いた状態で何度もスターターを引っ張る方がいらっしゃいますが絶対NGです!

 

チョークレバーを引いたままスターターを何度も引っ張るとなぜダメなのかというと、それはエンジンが「カブる」という現象が起こるからです。エンジンがカブるとは、エンジン内部への過剰なガソリンの供給によって、点火プラグが湿ってしまいスパークしなくなる状態のことです。

 

チョークレバーを引くということは、エンジン内部へ送るガソリンと空気の混合ガスの濃度を濃くするということになるので、チョークレバーを引いたまま何度もスターターを引っ張ると濃度が濃くなりすぎてしまいます。

 

万が一やりすぎてしまい、エンジンがカブった場合は以下の2つの対処方法を参考にしてみてください。

 

エンジンがカブったときの2つの対処方法

「気をつけていたけれど、ついチョークレバーを引いたままスターターを何度も引っ張ってしまい、全く始動しなくなってしまった…」このようなトラブル時には、以下の2つの対処方法をまず試してみましょう。

 

まず1つ目は、「しばらく放置する」です。プラグに付着してしまったガソリンが乾くまで待つという方法です。ガソリンが気化するので、目安として風通しの良いところで10分程度放置してみましょう。

 

続いて2つ目は、「プラグを外してウエスなどの布で燃料を拭き取る」です。面倒ですがウエスでガソリンを拭き取る方法が一番手っ取り早くておすすめです。もしエンジンがカブった場合は、ご紹介した2つの対処方法を試してみてください。

 

日頃のメンテナンスで発電機を最適な状態に保とう!

寒いと発電機のエンジンはかかりにくくなりますが、日頃のメンテナンス状態が悪くてもエンジンが劣化してしまいうまく始動しなくなってしまいます。

 

そこでここからは、発電機の保管について4つの方法を解説していきます!

 

オイル交換・ドレンを搬出する

車と同じく、エンジンオイルが少なくなったり、汚れてしまったりしたら交換してあげましょう。目安として運転から50時間以上使わない場合や、1年に1回の頻度でドレンを交換するようにします。

 

開放タイプの発電機であれば、オイル注入口の近くに排出口があるので、ボルトを外してオイルを排出します。

 

防音静音タイプの発電機の場合は、オイルを差す注入口でドレンを排出します。しかし防音静音タイプの発電機はドレンが抜けにくいので、じっくり時間をかけて搬出するようにしましょう。

 

点火プラグを交換する

発電機を1〜2年間使用すると、少しずつ点火プラグが劣化してしまって始動しにくくなってきます。このような場合は、点火プラグを交換することで正常なスパークに戻すことが可能です。

 

発電機の点火プラグの交換方法は、プラグにつながっているキャップを外して、六角の形状をしているプラグにプラグレンチを合わせて外すだけです。多くの発電機ではメンテナンス用のプラグレンチが付属しているので、その工具を使うようにしましょう。

 

また、新品の点火プラグはネジが合わせにくいので慎重に交換する必要があります。もしご自身で点火プラグを交換できない場合や、どの点火プラグを選んだら良いかわからない場合は修理に出してプロに交換してもらうと確実です。

 

点火プラグの交換についての動画がございますので是非ご参照ください。

 

日光の当たらない日陰で保管する

発電機で使用するガソリンは揮発性で灯油や軽油と違って気化するので、直射日光が当たる場所での保管は御法度です。

 

発電機を保管するときは日光の当たらない日陰で保管する他に、できれば風通しの良い場所で保管するようにします。また燃料ストックのガソリンも日陰で風通しの良い場所に保管するようにしましょう。

 

必ず燃料コックを閉めて保管する

長期間発電機を使用しない場合は、必ず燃料コックを閉めて保管しましょう。この燃料コックの役割は、キャブレターに流れ込む燃料を止めることができます。

 

キャブレターから先は細い管になっているので、細かい汚れで詰まってしまうリスクがあります。燃料コックを閉めて、キャブレター内の燃料がなくなるまでエンジンを動かすようにしましょう。

 

保管・メンテナンス方法についての動画がございますので是非ご参照ください。

まとめ

発電機のチョークとはチョークレバーのことで、冬場になかなかエンジンが始動しない場合にチョークレバーを引くことでエンジンをかかりやすくすることができる装置です。

 

チョークレバーを使うときの注意点はただひとつ、「チョークレバーを引いた状態で何度もスターターを引っ張らないこと」です。チョークレバーを引いた状態で何度もスターターを引くとエンジンがカブる原因になるので注意しましょう。

 

また万が一エンジンがカブってしまったら、今回ご紹介した2つの対処方法を試してみてください。

 

発電機は保管している環境に応じて劣化していくので、発電機を保管する際は日光の当たらない日陰に保管して、ドレンを排出するなどしっかりとメンテナンスをしてあげるようにしましょう。

 

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