2023.08.10
ミルウォーキーはマキタとどう違うの?特徴やメリット・デメリット・独自電動工具を一挙紹介!
「ミルウォーキーって何?」と感じた方も多いと思いますが、実はミルウォーキーは世界的にトップクラスの工具メーカーです。
数年前に日本に進出してきたばかりなので、まだ日本での知名度はあまりなく、購入先の選択肢もマキタほどではありませんが、マキタに匹敵するラインナップ数が特徴です。
また耐久性や寿命、性能・機能と、マキタに負けない高性能な電動工具をラインナップしています。
今回は、そんなミルウォーキーについて以下のことがわかる記事になっています。
・ミルウォーキーの特徴とマキタとの違い
・ミルウォーキーにしかない電動工具7選
・ミルウォーキーの電動工具が買える販売先は?
・ミルウォーキーの電動工具をはじめて購入するならスタートキットがおすすめ
「ミルウォーキーの電動工具買おうかな」と考えている方や、はじめてミルウォーキーという工具メーカーを知った方はぜひこの記事を最後まで読んでみてくださいね!
目次
ミルウォーキーは2021年頃に日本に進出してきた比較的新しい工具メーカーですが、世界的に見るとトップクラスのシェアを誇る大手工具メーカーのひとつになります。
シリーズラインナップはマキタに負けない250モデル以上で、特に主力の12Vシリーズでは125モデルとマキタに匹敵するラインナップ数になっています。
またミルウォーキーの電動工具には、マキタにはない独自のシステムや機能、痒いところに手が届くモデルが数多く販売されています。
ここからはミルウォ−キーの強みと特徴について解説していきます!
ミルウォーキーの電動工具は、プロユーザー向けの高耐久・高寿命なのが特徴です。
マキタと同様に充電式の電動工具を中心に販売していて、電動工具本体やバッテリーの高耐久・高寿命化のために革新的な技術を搭載しています。
例えば、自社製造のバッテリーにはマキタと同じく「ブラシレスモーター」が採用されていますが、ミルウォーキーはモーター内部に太い銅線を使用しているので、一般的なブラシレスモーターよりも高負荷に耐えられるように設計されています。
また、モーターやバッテリーの状態をモニターして、最適な状態で連携させる制御システム「REDLINKプラスインテリジェンス」は、ミルウォーキーの高性能バッテリーで電動工具を最高のパフォーマンスに保ってくれます。
最後に、マキタにも防水・防じん対応の電動工具やバッテリーが販売されていますが、ミルウォーキーは水を排出する設計なのに加えて、基板には撥水コーティングが施されています。
そのため落下時の衝撃や水によるダメージを軽減できるだけではなく、作業環境が氷点下になる現場でも使用可能になります。
このようにミルウォーキーの電動工具やバッテリーは、マキタに負けない高耐久・高寿命なので、最高のパフォーマンスであなたの仕事をサポートしてくれます!
赤と黒をベースにデザインされた電動工具は、リチウムイオン電池式ツールだけでも全シリーズで300モデルを超えるラインナップ数を誇ります。
これはラインナップ数が多いマキタにも負けない数で、豊富な種類からあなたにぴったりの電動工具を見つけられるということです!
またミルウォーキーにはマキタにはない、痒いところに手が届く製品ラインナップが特徴ですね。
詳しくは後述しますが、特に手工具を電動工具化したミルウォーキーの12Vシリーズは見逃せません。
ミルウォーキー M18 FID3-0X0 JP |
|
ハイコーキ WH36DC |
|
最大締め付け トルク (N・m) |
226 | 220 | 200 |
電圧 | 18V | 40Vmax | 36V |
国内大手の充電式インパクトドライバーと比較しても、最もパワー(トルク値)が強いのがミルウォーキーの充電式インパクトドライバーです。
ミルウォーキーの魅力の一つでもあるパワー(トルク値)が強い部分は、マキタやハイコーキなどの現行モデルの充電式電動工具の中でも圧巻です。
上記の表でもわかるように、40Vmaxのバッテリーや36Vのバッテリーで動く充電式工具よりも、ミルウォーキーの充電式工具は18Vのバッテリーでこのパワー(トルク値)を実現しています。
ミルウォーキーはアメリカの工具メーカーなので、海外製品を日本で使用するということになります。
デメリットとしては、例えば「日本製のアクセサリが使えない」「コンセント式の工具は電圧が異なる」「修理に時間がかかる」などがあがります。
またバッテリーの互換性はマキタのほうが上なので、同じバッテリーを電動工具だけではなくて掃除機や集塵機などで使い回したいという場合はマキタのほうが使いやすくなっています。
最後にマキタは全国に直営店や販売店が多くあるので、問い合わせすれば配送や持ち込みで修理に対応してくれます。
一方でミルウォーキーは東京と大阪の直営店に直接持ち込むしかないので、対応の窓口が少なく、修理にも日数がかかってしまうというデメリットがあります。
前述したように、ミルウォーキーにはマキタにはないレアな電動工具が全部で7種類あります。
ここからはミルウォーキーのレアな電動工具をご紹介いたします!
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PVCカッターは「塩ビカッター」とも呼ばれていて、通常であればハサミのような形状をした手動ツールですが、ミルウォーキーのPVCカッターは12Vの電動工具です。
VP管、架線ポリエチレン管、樹脂系フレキ管、VE管、ソフトホース、樹脂芯サクションホースなど、幅広い管材をラクに切断することが可能。
通常なら何本も塩ビ管などを切断する作業の際は手に負担がかかりますが、ミルウォーキーのPVCカッターは電動で切断できるので作業者の負担を減らすことができます。
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インパクトレンチは電動工具のなかではメジャーな工具なので、マキタにもラインナップはあります。
しかしミルウォーキーのアングルインパクトレンチは、通常のインパクトレンチではヘッドが長すぎる、あるいは狭い隙間などで入らない場合に大活躍する電動工具です。
日本国内ではパナソニックの産業向けSシリーズや、インガソール・ランドくらいで、入手性や性能・価格を考えるとミルウォーキーのアングルインパクトレンチが選びやすいのではないでしょうか。
ミルウォーキーのアングルインパクトレンチはヘッドサイズが75mmとコンパクトで、ボディが361mmと長いので、手の届きやすいスペースでも効率良く作業できます。
またLEDライト搭載で、締めすぎを防止する自動停止モードや、ボルトの緩みを感知して回転速度を制御する緩め制御モードなどの機能を搭載しているので、車両整備士や電気整備士の方におすすめですよ。
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一般的なラチェットレンチは手動式かエアー式ですが、ミルウォーキーのラチェットレンチは充電式のレア工具になっています。
しかしマキタにも充電式10.8Vと18Vのラチェットレンチがありますが2機種のみ。ミルウォーキーは6機種あるので、用途や作業環境に応じて充電式のラチェットレンチを選ぶことができます。
ミルウォーキーのラチェットレンチは、小型で軽量・コンパクトなボディが特徴で、無段変速トリガーで最適な締付け速度を実現するだけではなく、重量が最も軽いもので0.9kgととても軽量なので、狭い場所やエンジン室でも作業しやすくなっています。
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マキタにもハンドグラインダーはラインナップされていますが、ミルウォーキーのハンドグラインダーはアングル型なのが特徴といえます。
空圧を置き換える性能と携帯性に優れた設計になっていて、4種類の速度制御モードを搭載することで作業効率がアップ!もちろん、マキタでラインナップされている一般的なハンドグラインダーもあります。
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ドレンクリーナーとは配管のつまりを取り除く工具のことで、日本国内では100V電源式もしくは手動式が主流です。
マキタにはドレンクリーナーはラインナップされておらず、国内ではリジッドやアサダなど限られたメーカーで購入する必要がある工具です。
ミルウォーキーのドレンクリーナーは、パワーもあって充電式なのでどこでも使えるのが特徴になります。
底面がフラットなので作業の途中に床に一時的に置くことができるデザインになっていて、片手でケーブル操作をすることも可能です。
万が一ケーブル詰まりを起こしても、本体の過負荷時に自動的に電源が落ちるようになっているので安心です。
暗い場所を照らすLEDライト付きなので、スムーズに作業することができます。
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インパクトレンチはメジャーな電動工具ですが、大きなトルクが期待できるDハンドル型のインパクトレンチはマキタをはじめほとんどの工具メーカーにありません。
ミルウォーキーのDハンドル型インパクトレンチは、18Vバッテリーを使用しながらも締付トルク2,576N・m、最大トルクは2,711N・mとエア式に匹敵するパワーを誇ります。
パワー重視の方はエア式を購入されるかと思いますが、エア式のインパクトレンチはコンプレッサーやホースなど本体とは別に買いそろえるものが多いので割高になります。
ミルウォーキーのDハンドル型インパクトレンチは価格としては安くありませんが、エア式で必要なものを全て買いそろえることを考えたらリーズナブルです。
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フィッシュテープとは「呼線」とも呼ばれる工具で、設置された配管に電線を通す際で、配管が曲がりくねっている場合に使用されます。
呼線は一般的には手動で配管へ送り込みや取り戻しを行いますが、これを充電式にしたのがミルウォーキーのフィッシュテープです。
充電式なので自動で送り込み・取り戻しを行うことができるので、作業者の疲労を大幅に軽減させるだけではなく、作業効率もアップします。
日本で購入できるミルウォーキーのフィッシュテープは、30mのモデルのみですが、海外モデルはラインナップが豊富なので今後日本で発売されるかもしれません。
ミルウォーキーは日本に入ってきてまだ日が浅い工具メーカーなので、マキタのような大手工具メーカーの電動工具のようにどこでも買えるわけではありません。
日本進出当初はミルウォーキー公式オンラインストアや直営店で購入するしかありませんでしたが、現在では購入先の選択肢が増えています。
ここからはミルウォーキーの電動工具が買える3つの販売店についてご紹介いたします。
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2023年7月現在では、全国で13の販売店でミルウォーキーの電動工具を購入することができます。
また東京と大阪にはミルウォーキーの直営店もあるので、そちらで購入すると豊富なラインナップから選ぶことができますね。
最近では、Amazonや楽天市場などインターネット通販サイトでもミルウォーキーの電動工具を購入できるようになっています。
インターネット通販サイトの最大のメリットは、直営店や販売店で購入するよりも安い、あるいは同じくらいの価格帯でポイントが付くことです。
セール時期に購入すればポイントアップキャンペーンなども利用できるので、お得に購入することができます。
「安くミルウォーキーの電動工具を購入したい」という方は、中古工具買取専門店で購入するのがおすすめとなります。
買取だけではなくて、買取した工具の販売もしているので、新品で購入するより安くミルウォーキーの電動工具を購入することができます。またスタッフは工具に関する知識に長けたプロなので、相談しながら選ぶこともできる事でしょう。
不要な工具があればついでに売ることもできるので便利です。
初めてミルウォーキーの電動工具を購入する方は、スタートキットを選んだ方がお得です。
スタートキットはバッテリーと充電器のセットなどがあるので、それぞれ別で購入するよりお得に購入することができます。
またミルウォーキーの電動工具は、モデルによってバッテリーと充電器と電動工具本体が付属するセットも販売しています。
セットを購入すれば持ち運びに便利な専用ケースが付属するので便利ですね。
ミルウォーキーはまだ日本に進出してきて日が浅い工具メーカーなので知らない方も多いと思いますが、世界的に見るとミルウォーキーはトップシェアを誇る大手工具メーカーです。
ミルウォーキーはマキタに負けないラインナップ数と、高耐久・高寿命な電動工具を取り扱っているのが特徴でもあります。
またマキタでは販売していない独自の電動工具を数多くラインナップしているので、「こんなのが欲しかった!」を叶えてくれる電動工具メーカーです。
整備士さんの求める作業として痒い所に手が届く仕様の工具が数多く販売されており、整備士さん界隈での人気が高い工具ではないでしょうか。
はじめてミルウォーキーの電動工具を購入する方は、バッテリーと充電器や本体がセットになったスタートキットがすぐにお使い頂けるのでおすすめとなります。
最近ではインターネット通販だけではなく、全国の販売店や中古工具販売店でも購入できるようになってきているので購入先の選択肢が増えています。
ミルウォーキーが公式で運用されているYouTubeに数多くの工具の紹介などもされておりますのでよければご参照ください。
ミルウォーキー公式YouTubeチャンネル
「ミルウォーキーの電動工具を買おうかな」と思った方は、今回ご紹介したことをぜひ参考にしてみてくださいね!
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