2024.12.09
車中泊でのバッテリー上がりにはポータブル電源がオススメ!原因や似た症状についても解説!
「バッテリー上がりにポータブル電源がオススメな理由は?」
「車中泊のバッテリー上がりが起こる原因について知りたい!」
「ポータブル電源でバッテリー上がり対策をする人が多いのはなぜ?」
車中泊でバッテリー上がりが起こってしまうとエンジン自体が掛けられなくなるため、パニックになってしまう人は多い様です。
自分ひとりで車中泊をしている場合も困惑しますし、家族や友人と複数で車中泊をしている場合などは皆が不安を感じてしまうはずです。
今回はそんな緊急時である車中泊でのバッテリー上がりの際にこそ、ポータブル電源がお勧めという点について解説をしていきたいと思います。
また、車のバッテリー上がりが起こる原因、そして意外と勘違いしてしまうバッテリー上がりと似た症状などについても触れていきます。
万が一のバッテリー上がりに振り回されないためにも、車中泊を頻繁に行う人は当ページの内容を参考にしてみてください。
目次
まずは、車のバッテリー上がりが起こる原因について触れていきます。
いくつかの原因について知っておけば、万が一にも車中泊でバッテリー上がりが起こった際にもスムーズな対処が可能です。
具体的な5つの原因について触れていきますので、各項目に目を通していきましょう。
まず、車のバッテリー上がりの原因として、車の電子機器の長時間利用が挙げられます。
例えば、シガーソケットでスマホの充電をしたり車載用機器を長時間使うと、バッテリー上がりの原因となってしまいます。
また、エアコンの長時間利用でもバッテリーが消耗するため、車内の電子機器を長時間使用するとバッテリー上がりの原因になってしまいます。
エンジンをアイドリング状態で動かしたとしてもエンジンの発電だけでは十分に電気を補充しきれない場合は、バッテリー上がりの原因となってしまう点に注意して活用することが大切です。
次に、気温が低くバッテリー性能・能力が低下する、これもバッテリー上がりの原因の1つです。
バッテリーは気温が低くなると化学反応が進みにくくなるため、極端に寒い日は注意が必要です。
寒冷地での車中泊や極寒日に車のバッテリーが上がってしまった、なんて話を聞いたことがある人もいるかと思います。
また、寒い日は暖房の使用時間も増えて消費電力が増加する傾向にあるため、冬場の気温が低い日はバッテリー能力の低下からバッテリーが上がりやすくなってしまうことを把握しておきましょう。
また、バッテリーの寿命が近い状態もバッテリーが上がりやすい状態であり、原因の1つでもあります。
ヘッドライトの明るさが低下してきたり、スターターモーターの反応が鈍い場合は寿命が近いと判断できます。
他にもバッテリー液の減りが早くなる点も寿命が近づいている状態です。
バッテリーの寿命が近い状態でもバッテリー上がりが頻繁に起こるわけではありませんが、温度変化などによってエンジンがかりにくい状態になってしまいます。
頻繁ではないにしてもバッテリーが上がりやすい原因の1つであるため、適切なタイミングでバッテリーを交換することはバッテリー上がりの対策としても大切な要素です。
そしてバッテリーの損傷もバッテリー上がりの原因です。
これは意外と見落としがちな原因ですが、事故までいかずとも大きな衝撃があった場合、バッテリー内部にダメージが生じることがあります。
パッと見た感じで外見上に問題がなくとも、実は内部のダメージの問題で電気の供給が不安定になり、バッテリー上がりを引き起こすことがあるのです。
駐車場での軽い接触や大きな段差をスピードを出して通過したり、乗り上げたりした際の衝撃なども損傷の原因となるため、気になる人はバッテリーの状態を確認することをお勧めします。
最後に車を長時間しようしていない、これはバッテリー上がりとして定番の原因です。
単純にバッテリーの充電機会が減少するためであり、カーナビなどを含む車の内部の電子機器は常時少量の電力を消費しているので、長時間・長期間の放置はバッテリー上がりの原因となります。
車を複数台所有している人やセカンドカーを所持し通勤以外のプライベート用の車をしばらく使っていない場合、バッテリー上がりを起こしてしまうことがあります。
同じような理由からオフシーズン中にエンジンをかけていないキャンピングカーのバッテリーが、シーズンに入り使おうとしたタイミングでバッテリー上がりに気がつくこともあるはずです。
車中泊用の車が別にある人にとっては軽視できない原因ですので、長期間使用がない場合はバッテリーが上がってしまうと覚えておいてください。
ここからは車中泊でのバッテリー上がりにポータブル電源での対策がお勧めな理由について触れていきます。
ポータブル電源を車中泊用に購入する人が多い理由でもあるため、車中泊が多い人やバッテリー上がり対策をしたい人は目を通してみてください。
まず、車中泊でのバッテリー上がりにポータブル電源がおすすめな理由として、車のバッテリーが充電できる点が挙げられます。
一般的な車のバッテリーであれば、専用のケーブルを使いポータブル電源に接続することで15分~40分程度でフル充電をすることが可能です。
車中泊の翌朝などにバッテリーが上がってしまうようなトラブルは、可能であれば避けたいものです。
そういった万が一のトラブルにもポータブル電源があれば、数十分程度で充電をして使うことができるようになるため、非常にスマートな対策だと言えます。
また、ポータブル電源によってはジャンプスタートできる機種もある点に触れていきます。
ジャンピングスタートとは、他の車から一時的に電気を分けてもらい、エンジンを起動させる方法のことを指します。
これは最近のポータブル電源に増えてきている機能ですが、「ジャンプスターター機能付きのポータブル電源」を選ぶことで、ポータブル電源でジャンプスタートを活用することができます。
先のバッテリーへの充電と少し似ていると思う人もいるかもしれませんが、ジャンプスタートはあくまでエンジン起動時に活用する機能です。
車のエンジンが起動したあとは最低でも30分程度エンジンを動かし続ければ、ある程度はバッテリーへの充電が可能であり、その後も走行していれば安定してくるため緊急時に便利な機能です。
特に夏場や冬場など暑さや寒さが厳しい日にポータブル電源で数十分の充電をするのがつらいような場合でも、ポータブル電源にジャンプスターター機能がついていれば車のエンジンを始動して温度調節を行うことが可能です。
ポータブル電源のジャンプスターター機能は意外と便利なため、車中泊が多い人はこの機能が付いているモデルを選ぶこともお勧めします。
さらに、車のエアコンを使わずに温度対策が可能な点、これもポータブル電源が車中泊をする人に人気の理由です。
これはバッテリーが上がるのをケアするような意味合いが強いです。
エンジンを停止した状態で車のエアコンを長時間活用すると、バッテリー上がりのリスクが高まります。
もちろんエンジンを動かしている状態なら問題はありませんが、周りへの騒音ケアであったり、就寝時にはエンジンを止めたいと考える人も多いはずです。
そんな場合でもポータブル電源があれば、車中泊に最適な扇風機や電気毛布、ポータブルクーラーや電気クーラーなどを直接接続して動かせるので、車のエアコンを使わずとも温度対策が可能です。
車中泊をしているとエンジン停止時にもエアコンやシガーソケットを使用する車用小型家電を使いたくなりますが、ポータブル電源があれば車を電源として使わずに様々な機器を動かすことができます。
それはバッテリー上がり対策としても活躍してくれますし、利便性の面でも非常に重宝するアイテムですので、車中泊の機会がある人ほどポータブル電源は役立つアイテムとして活躍してくれます。
補足としてポータブル電源を使う以外のバッテリー上がり対策についても触れておきましょう。
・他の車のバッテリーを使ったジャンピングスタート
・ポータブル電源以外のジャンプスターターを活用
・JAFなどのロードサービスのサポートを呼んで対応
上記のようにいくつかのバッテリー上がり対策がありますが、1台の車の状態でバッテリーが上がった場合、即対応できるのはジャンプスターターの活用です。
ただし、今ではコンパクトなジャンプスターターも発売されているものの、それなりに費用が必要になるので、はじめから様々な用途で使えるポータブル電源を選ぶ人が増えてきています。
バッテリー上がり以外が原因であればロードサービスを呼ぶ選択肢も出てきますが、バッテリー上がりのみであればポータブル電源で対応できるので、車中泊やアウトドアな趣味を楽しむ人はポータブル電源を持っておいて損はないでしょう。
ここからはバッテリー上がりと間違えがちな症状についても触れていきます。
基本的にはポータブル電源や他の対策でバッテリー上がりをケアできますが、どうしても症状が改善しないと悩む人もいるかもしれません。
そんな場合にはバッテリー上がりと似ている症状でありながら、別な原因の可能性がありますので、そんな似た原因についても解説していきたいと思います。
まず、エンジンが始動せずにバッテリー上がりを疑う人は多いのですが、実はシンプルにうっかりガス欠のケースもあります。
これはオイルメーターをチェックすればすぐにわかるのですが、エンジンが始動しないイコールバッテリー上がりとの認識がある人ほど、ガス欠には意識が向きにくいものです。
車中泊の旅で長距離移動を行い、その後に疲れてエンジンをかけながらエアコンやシガーソケットでの小型家電を長時間使っていると、ガス欠になってしまうケースもあります。
意外と気が付きにくい意識の盲点ですが、バッテリー上がりと似た症状で勘違いしやすい症状でもあるため、ガス欠の可能性も意識から外さずにオイルメーターをチェックしましょう。
次にスターターモーターの故障もバッテリー上がりと誤解しやすい原因の1つです。
バッテリーからの電気で回りエンジンを稼働させるスターターモーターだからこそ、バッテリー上がりの原因として見られがちです。
もちろんエンジンが掛からない場合はバッテリーが原因であることも多いですが、スターターモーターからの異音がする場合はスターターモーター自体の故障が考えられます。
この場合は、バッテリー上がりと混同すると原因の解消が見込めないため、エンジンが稼働しない場合にはスターターモーターの故障の可能性も視野に入れておくことが大切です。
また、オルタネーターの故障も注意しなければならない原因です。
オルタネーターが故障した場合、エンジンは始動するもののバッテリーが充電されず、徐々にバッテリー上がりのような状態となってしまいます。
一度エンジンが始動した場合は、基本的にバッテリー上がりは解消されて問題なく使える状態に戻ります。
ですが、エンジンが始動しても何度もバッテリー上がりになる場合は、オルタネーターの故障の可能性も関与しているかもしれない点も覚えておきましょう。
バッテリー上がりと勘違いしやすい理由の中でも、ギアの入れ間違いはパニックになりがちな原因の1種です。
オートマの車の場合はギアの位置が正しくなければエンジンが始動しません。
エンジン始動前から「ドライブ(D)」や「リバース(R)」の状態だと、安全面からエンジンが始動しないのです。
エンジンが始動しないイコールバッテリー上がりだと思っている人が陥りがちな勘違いであり、ギアをチェックするとうっかりミスに気がつくこともあります。
このギアの入れ間違いは車中泊など普段と違う環境で車を運転する場合に陥りがちなミスのため、もしバッテリー上がりを疑う場合にはギアの入れ間違いがないかもチェックすることが大切です。
最後にヒューズが切れてしまっているケースについても触れていきましょう。
ヒューズは車の電気系統を保護するための部品であり、過電流を防ぐ役割も担っている大切な部品です。
仮にヒューズが切れてしまうと関連している電気機器や部品、スターターモーターなども動かなくなってしまいます。
もしもエンジンが始動しない場合、その他の電子機器が動作しないような場合はヒューズボックスを確認すると良いです。
もしも切れているヒューズがあれば、それが原因でバッテリー上がりと同じ症状が出ている可能性があるので、同じ規格の新しいヒューズと交換してあげましょう。
補足として燃料ポンプの故障についても触れておきましょう。
燃料ポンプはエンジンに燃料を供給する役割を担っていて、ポンプが故障すると単純にエンジンが始動できません。
ですが、エンジン始動前の電子機器の利用はできるため、車内の照明やエアコンなどは問題なく動かすことができます。
仮にガス欠ではなく燃料がタンクに残っていてエンジンがかからない、その上で車内の電子機器が利用できる場合は「燃料ポンプの故障」が考えられます。
そこまで頻繁に起こる故障ではありませんが、車中泊の旅や車での山中・アウトドアシーンで車を使う場合、衝撃での故障が考えられますので万が一の燃料ポンプの故障も視野に入れておきましょう。
今回は車中泊のバッテリー上がり対策にポータブル電源がおすすめな理由について解説しつつ、原因や似た症状についても触れてきました。
アウトドアな趣味を持つ人や車中泊での旅を楽しむ人にとって、バッテリー上がりは軽視できないトラブルの1種です。
ですが、ポータブル電源を所持していれば急なバッテリー上がりにも対応できるので、非常に頼もしいアイテムだと言えるでしょう。
また車内での家電の活用にも使うことができるため、季節や場所を問わずに活躍してくれるのがポータブル電源の魅力です!
もし頻繁に車中泊やアウトドアな趣味を楽しむ人は、万が一の備えとしてポータブル電源を活用してみることをオススメします。
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