2024.12.04
ポータブル電源で冷蔵庫は動かせる?ポータブル電源の稼働時間や注意点も徹底解説!
「ポータブル電源で冷蔵庫を動かすことはできる?」
「ポータブル電源で冷蔵庫の稼働時間はどのぐらい?」
「ポータブル電源で冷蔵庫を使う場合の注意点はある?」
多くの家電を使うことができ、様々なシーンで重宝されているポータブル電源!
キャンプや車中泊でアウトドア向けのアイテムを稼働させたり、小型家電を使い便利で快適な旅や旅行を楽しむ人も増えています。
そんなポータブル電源ですが、最近では災害時の備えとして購入を検討している人も増えています。
そして仮に被災してしまった場合や大規模な停電が起こった場合、生活に欠かせない「冷蔵庫」を動かすことができるのかが気になる人も多いようです。
そこで今回はポータブル電源で冷蔵庫を動かすことができるのか、また気になる人が多い稼働時間の目安や利用時の注意点などについても、シンプルにわかりやすく解説をしていきたいと思います!
冷蔵庫をポータブル電源で動かしたい人、万が一の場合にも使いたいと思っている人は、ポータブル電源選びで失敗することがないように当ページの内容を参考にしてみてください。
目次
それではポータブル電源で冷蔵庫は動かせるのかという点について触れていきましょう。
その他の大切なポイントについても解説していきますので、ぜひ各項目に目を通してみてください。
まず現在のポータブル電源であれば、一般的な冷蔵庫の稼働も問題なく可能という点に触れていきます。
最近のポータブル電源は容量も大きなモデルが増え、また定格出力も高出力なタイプが多いので、一般的な家庭用冷蔵庫も問題なく動かすことができるケースがほとんどです!
もちろん容量が小さすぎるポータブル電源を選んでしまうとすぐに電力が尽きてしまいますし、定格出力が小さすぎるモデルだと稼働させること自体が難しいケースも存在します。
だからこそどのぐらい性能の冷蔵庫を稼働させたいか、どのぐらいの規模の冷蔵庫を動かしたいのかにあわせてポータブル電源を選ぶことが大切です!
「ポータブル電源では冷蔵庫は動かせない」は昔の話ですので、現在のある程度の容量と出力を備えたポータブル電源であれば、小型冷蔵庫はもちろん一般的な冷蔵庫を動かすことが可能だと覚えておきましょう。
次に家庭用冷蔵庫の消費電力の目安についても解説していきたいと思います。
下記に方式やサイズ(容量)、そして1日あたりの消費電力量(Wh)の目安についてまとめてみましたので参考にしてみてください。
厳密な定格出力(W)ではなくポータブル電源の容量と見比べしやすいように消費するであろうWhとして表記しています。
・間冷式で定格内容積140リットル以下…約770Wh
・間冷式で定格内容積201~250リットル…約850Wh
・間冷式で定格内容積301~350リットル…約920Wh
・間冷式で定格内容積351~400リットル…約970Wh
・直冷式…約560Wh
ちなみに一般的なある程度のサイズの冷蔵庫が間冷式(ファン式)、小型冷蔵庫やミニ冷蔵庫は直冷式(霜取りが必要なタイプ)であることが多いです。
仮に1,000Wh前後のポータブル電源を利用した場合は、それなりにサイズの大きな冷蔵庫であっても、約1日程度は問題なく動かすことができると考えると、災害時などでも頼りになるアイテムだということが伝わると思います。
またポータブル電源で冷蔵庫がどのぐらい動かせるかについて、より深く掘り下げて解説をしていきましょう。
例えばポータブル電源のメーカーとしても有名なJackeryの「ポータブル電源1500Pro」を例にして、1日の消費電力別に冷蔵庫の稼働時間を計算してみましょう。
上記のモデルはポータブル電源の容量が「1,512Wh」と大容量なモデルなので、大きな冷蔵庫でも安定した稼働が見込めます。
・800Whの冷蔵庫…約45時間
・1kWhの冷蔵庫…約36時間
・1.5kWhの冷蔵庫…約24時間
稼働時間はJackeryではなく同等の容量(1,500Wh程度)の他社ポータブル電源でも同じぐらいの稼働時間の目安になります。
ポータブル電源で冷蔵庫を動かす上で「容量」はとても大切な要素です。
特に災害時にどのぐらい冷蔵庫を動かしたいか、どのぐらいの時間動かせれば安心できるかなども含めて、購入するポータブル電源の容量を検討することをオススメします。
補足としてアウトドア用の小型冷蔵庫を使う選択肢についても触れていきましょう。
もしアウトドア用の小型冷蔵庫を使いたい場合には、一般的な冷蔵庫よりも消費電力が控えめなため、容量が小さなポータブル電源でもある程度の稼働が見込めます。
そして災害時に小型冷蔵庫を稼働させたい場合、容量が小さめなポータブル電源でも稼働が見込めることはもちろん、容量が大きなポータブル電源であればより長い時間稼働させることができるのです。
災害時や大規模な停電が起きた場合、早めに消費できる冷蔵庫の食品は消費してしまい、残った生鮮食品を家庭用の冷蔵庫から「ポータブル電源につないだ小型冷蔵庫」に移して保管するなんて考えの人もいます。
一般的な冷蔵庫をポータブル電源で稼働させるよりも、小型冷蔵庫を稼働させたほうが消費電力的にも長い時間動かすことができるので、災害や停電からの復旧が長引きそうな場合には、敢えて小型冷蔵庫を活用するなんて選択肢もありでしょう。
ここからはポータブル電源で冷蔵庫を動かす場合のポイントについて解説をしていきます。
大切な3つのポイントについて触れていきますので、冷蔵庫を稼働させたいと思っている人は見逃さずに目を通していきましょう。
まずポータブル電源で冷蔵庫を動かす場合のポイントとして、ポータブル電源の容量が大きなモデルを選ぶことが大切です。
これは先の項目でも触れたように、冷蔵庫を動かすことができる時間に関わってくる要素だからです。
当然ではありますがポータブル電源の容量は大きいほど、冷蔵庫を長い時間安定して動かすことができます。
一般的な家庭用冷蔵庫は1日で800Wh~1,500Whは消費するため、災害時などの利用も考えると1,000Wh以上の容量を備えたポータブル電源を選ぶのがオススメだと言えるでしょう。
次にポータブル電源は正弦波のモデルを選ぶのがオススメです。
ポータブル電源で冷蔵庫を活用する場合、アウトドア用の車載小型冷蔵庫(シガーソケット接続)などでない限り、一般的なACポート(コンセント)に接続して稼働させることになります。
その場合に矩形波や修正正弦波だと正常に稼働しなかったり、不具合を起こすケースがあるため、正弦波のポータブル電源を選ぶのがオススメです!
今では正弦波のポータブル電源が多いのでそこまで心配する必要はないかもしれませんが、モデルによっては正弦波ではないモデルもあるので、念の為にチェックしてから購入をするのが良いでしょう。
最後にソーラーパネルがあれば災害時も安心という点にも触れておきましょう。
これはご存知の人もいるかもしれませんが、ポータブル電源用の適度なサイズ感のソーラーパネルが販売されています。
一般的にイメージされる大型ではなく、コンパクトなものや折りたたみ式で持ち運びがしやすいソーラーパネルが多いため、誰でも手軽に活用することができるのです。
そんなポータブル電源用のソーラーパネルがあれば、災害時にポータブル電源への充電ができない場合でも、日中にソーラーパネルで発電をしてポータブル電源への蓄電を行うことができます。
もちろん日照量によっては満充電ができないこともありますが、万が一の場合でもポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせで発電・充電ができ、冷蔵庫をはじめとする各種家電を動かすことができるのは安心できる要素だと言えるでしょう。
補足として冷蔵庫を効率よく使うことも大切という点にも触れていきましょう。
冷蔵庫の消費電力、そしてポータブル電源の容量が稼働時間に関わってくることをお話してきました。
ですが、冷蔵庫を効率良く使うことも意外と見逃せないポイントです。
例えばドアの開閉を最小限に留めることで、消費電力を少し減らすことができるでしょう。
これは冷蔵庫のドアを開けると暖かい空気が庫内に入り込んでしまい、元の低温に戻すために電力を余計に消費してしまうからです。
また冷蔵庫の中に食品を詰め込みすぎてしまう、これも消費電力が大きくなる原因であることをご存知の人もいるかもしれません。
シンプルではありますが、上記のようなちょっとしたポイントを知っておき効率よく冷蔵庫を使うことで、ポータブル電源使用時の消費電力を少し抑えることができます。
もしも災害時や停電時に冷蔵庫をポータブル電源に接続して使う場合には、冷蔵庫の開け閉めは最小限に抑えつつ、適度に食材を消費してしまったり、冷やさずとも問題ないものは外に出してしまい庫内をスッキリとさせてしまう、それも選択肢の一つだと覚えておきましょう。
また、冷蔵庫自体が省エネモデルであればポータブル電源利用時も効率的に活用することができるので、今後冷蔵庫の買い替えを検討している人は省エネ関連の機能も含めて選んでみてはどうでしょうか。
ここからは、冷蔵庫を動かすのにオススメなポータブル電源についてピックアップしてきます!
ある程度の容量を備えていて、ポート数のバランスやメーカーとしての安心感、ポータブル電源自体の使い勝手の良さなども含めてピックアップしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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まず冷蔵庫を動かすのにオススメなポータブル電源として、Jackery ポータブル電源1500Proが挙げられます。
1,512Whの大容量、そして1,800Wの定格出力を持つモデルであり、様々なシーンで活躍できる万能スペックだと好評です!
一般的な冷蔵庫をはじめ家電をつなげるACポートが3つ搭載されているので、冷蔵庫以外の家電を複数接続して使うことも可能です。
また耐衝撃設計や耐火素材を使用していたりと耐久性にも優れているため、災害時に活躍してくれるポータブル電源を求める人にピッタリなモデルだと言えるでしょう。
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次にEcoFlow DELTA 2も冷蔵庫を動かすのにオススメなモデルです。
1,024Whの容量と1,500Wの定格出力なので冷蔵庫を動かすのにも最適なスペックであり、ACポートが6口搭載されている点も非常に便利なポイントです!
エコフロー専用アプリを使えば本体に触れずに各種管理、確認も可能なので使い勝手も抜群です。
サイズ感も程よく持ち運びもしやすいため、使い勝手が良いミドルクラスのモデルを探している人にオススメだと言えるでしょう。
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最後にAnker 757 Portable Power Station、こちらも冷蔵庫を動かすのにオススメなモデルです。
1,229Whの容量に1,500Wの定格出力とバランスの良いスペック、そしてACポートを含めた各種ポート数のバランスも良いのが特徴です!
さらにAnker製なので非常にコスパが良いため、リーズナブルかつ容量が大きいポータブル電源を求めている人にピッタリです。
コスパも含めてバランスが良く使いやすいと評判が良いモデルなので、ポータブル電源で冷蔵庫を動かしたい人は候補に加えてみてはどうでしょうか。
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補足としてJackery Solar Generator 2000 Plusについても触れていきましょう。
このモデルはポータブル電源と専用ソーラーパネルがセットになっているモデルなので、ソーラーパネルもまとめて揃えておきたい人にオススメです。
2,042Whの容量と3,000Wの出力なので、大容量・高出力なポータブル電源を求める人にピッタリです!
付属のソーラーパネルと組み合わせれば、太陽光変換率25パーセントとかなり効率よく発電ができ、また曇りの日の発電効率も1.5倍に向上など性能面にも優れています。
またポータブル電源は最大24kWhまで拡張可能なので、より大容量なポータブル電源として活用したい人も安心です。
ポータブル電源本体もソーラーパネルもかなり高品質なので、冷蔵庫をはじめ各種家電を災害時でも安定して動かしたい人は、このセットモデルを候補に加えてみることをオススメします。
今回はポータブル電源で冷蔵庫を動かすことができるのか、そして稼働時間の目安や利用時の注意点などについても解説をしてきました。
そして冷蔵庫を動かすのにオススメなポータブル電源をピックアップしてきたので、自分の場合はどういったモデルが最適なのかイメージできた人もいるのではないでしょうか。
ポータブル電源では冷蔵庫を動かすのは難しい、もし動かせても短い時間しか無理だろうと思う人もいるのですが、実は今の大容量なポータブル電源であれば1日~2日稼働させることは当たり前に可能なのです。
さらに冷蔵庫が省エネに優れたモデルであれば消費電力を抑えることができるため、災害時や停電時でも冷蔵庫に保管している食品を安全に消費していくことができます。
また少し電力を消費してしまうものの高性能なポータブル電源なら電子レンジやホットプレートなども動かすことができるので、災害時や停電時でも料理することさえ可能なのです。
あなたがどういった用途でポータブル電源を活用するかにもよりますが、冷蔵庫を動かしたいと考えている人は、利用時に不自由することのないようにある程度の容量のモデルを選ぶことを強くオススメします。
特に災害時の利用を検討している人は、大切な家族を守るためにも容量が大きめなポータブル電源を選び、万が一の場合にも冷蔵庫や暖房器具を稼働させて生活基盤を確保していきましょう。
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