2024.10.01
話題のオフグリッドとは?ポータブル電源の活用は可能?オフグリッドのメリットやデメリットについて解説
「話題のオフグリッドってなんなの?」
「オフグリッドについて詳しく知りたい!」
「オフグリッドのメリットやデメリットはなに?」
電気代の値上がりとともに注目されてきているのがオフグリッドです。
当ページをご覧の方の中にも電気代の値上がりに悩み、オフグリッドについて詳しく知りたいと感じている人もいるかと思います。
ですが、場合によってはオフグリッドの定義が曖昧で、それでいて分かりにくいため迷ってしまう方もいる様です。
そこで今回は、オフグリッドの詳細についてシンプルにわかりやすく解説をしつつ、メリットやデメリットについても触れていきたいと思います。
オフグリッドを導入しようと考えている方、電気代の節約のために色々と動いていきたいと考えている方は、当ページの内容を参考にしてみてください。
目次
それでは、オフグリッドの詳細についてシンプルに解説をしていきます。
オフグリッドとはなにかといった基本について触れつつ、少しずつ掘り下げてわかりやすく解説をしていきたいと思います。
まず初めに「オフグリッドとは何か?」といった部分について触れていきます。
オフグリッドとは簡単に言えば、電力会社からの送電を受けずに自給自足で電力を賄っている状態を指します。
例えば、太陽光発電や風力発電など環境に優しく、個人でも導入しやすいシステムによって電力を自給自足している状態などが該当します。
また、使用する電力の全てを自給自足するだけではなく、一部の電力を太陽光発電などで補うケースもオフグリッド、もしくはセミオフグリッドと表現します。
これは環境に優しいだけでなく、電力を自給自足できて電気代の節約にもつながることから近年注目されているライフスタイルです。
次に、オフグリッドは災害時にも役立つライフスタイルという点にも触れていきます。
これも、オフグリッドが注目されている要因の1つで、電力を自給自足できるからこそ災害時でも不自由なく電力が使える特徴があります。
万が一地震や水害などで長期間の停電が起こったとしても、オフグリッドを導入している家庭であれば、問題なく生活家電を使うことが可能です。
また、生活の一部のみをオフグリッド化している状態であっても、災害時に節約しながら最低限の家電を使うことである程度不自由することなく過ごすことができます。
そういった意味でも単純な電気の自給自足や電気代の節約だけではなく、災害時の備えとしても優秀なシステムがオフグリッド生活なのです。
次に、セミオフグリッドについて触れていきます。
オフグリッドに注目が集まっている昨今ですが、生活に必要な電力をすべて自給自足されている方は極めて少数です。
もちろんひとり暮らしで使用する電力が少なかったり、最低限電力で補えるミニマリストスタイルの生活であれば、オフグリッドに最適なシステムを導入することで完全な電力の自給自足にも期待ができます。
しかし一例として、太陽光発電で自給自足を行う場合、太陽が出ている時間帯の日射量や天気に発電量が左右されるため、完全な自給自足は難しいです。
家庭用の太陽光発電システムを導入し節約を行いながら、不足分を電力会社からの電力を使用するなどのセミグリッドスタイルは比較的導入しやすく、年々増加傾向にあります。
完全な電力の自給自足を目指さずに、無理のない範囲でオフグリッドを意識したライフスタイルに切り替えるのも現実的な選択肢だと覚えておくことが大切です。
ここからは、オフグリッドのメリットについて解説をしていきます。
様々なメリットがありますが、特に重要な3つのメリットについて触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
まず、オフグリッドのメリットとして電気代が節約できます。
完全なオフグリッド生活の場合、電力会社から電気を購入する必要がなくなるため、電気代不要で生活することができます。
また、一部の電力を自家発電とするようなセミオフグリッドの場合も、かなりの電気代を節約することができます。
いずれの場合も環境に優しく大幅な節約になるため、オフグリッドやセミオフグリッドの導入を検討する家庭が増えてきています。
次に、環境に優しい電力発電が可能な点もオフグリッドのメリットです。
ご存知の方もいると思いますが、日本で一番大きな割合を占めている発電方法が火力発電です。
しかし、液化天然ガスや石油・石炭などの化石燃料を使用するため、環境に優しくない発電方法です。
他の発電方法である原子力発電は万が一のリスクが懸念されており、国をあげたソーラーパネルでの太陽光発電も設置場所の環境破壊やコストの問題から普及しきれていないのが現状です。
その点オフグリッドは、家庭レベルでの太陽光発電をメインと考える方が多く、無理なく自然に優しい電力発電が可能なため、多くの方々に注目されています。
そして、災害時にも自家発電で対応が可能な点について触れていきます。
先の内容でも少し触れてきましたが、オフグリッドは災害時でも自家発電により電力の自給自足が可能なため、ライフスタイルへの影響が最小限で済みます。
もちろん、日射量など天候には左右はされるものの、蓄電池に溜まっている電力を活用しつつ、日々の太陽光発電による追加蓄電は災害時においても頼もしく生活を支えてくれます。
地震や台風、水害などの被害で電力を使えない日々を経験された方は、電力の自給自足をライフスタイルに取り入れることを検討される傾向にあります。
また、セミオフグリッドであれば費用を最小限に抑えることが可能で、尚且つポータブル電源などの節電アイテムも普及してきているため、ライフスタイルに合わせて導入をすることで少なからずメリットが感じられるはずです。
ここからは、オフグリッドのデメリットについて解説していきます。
メリットが多く魅力的なオフグリッドですが、知っておくべきデメリットもいくつか存在します。
まず、オフグリッドのデメリットとして天候で発電量が左右される点が挙げられます。
一般的なオフグリッドは太陽光発電がメインに考えられていますが、発電量が天候に左右されるため日射量が少ない日には発電能力が激減してしまいます。
晴れの日は安定した発電が可能ですが、梅雨時期などに悪天候が続く際に発電能力が下がってしまうのがデメリットです。
もちろん晴れの日に充分な蓄電を行い、消費電力も節電していれば発電量が少ない日にも溜まっている電力を使うことで充分過ごすことができます。
ですが、完全なオフグリッド生活を目指す場合、余裕を持った蓄電が可能な蓄電池と満充電可能な複数枚のソーラーパネルなどを導入する必要があります。
どの程度のオフグリッドライフを目指すかによりますが、完全なオフグリッドを目指す場合には蓄電池もパネルも多めに設置する必要があります。
次に、電気の使用量が多い家電に制限が必要な点もデメリットの一つです。
悪天候で発電量が左右される点も関係してくるのですが、蓄電できる電力の量にも限りがあるため、日々の消費電力のバランスを考えながら使う必要があります。
例えば、消費電力が大きいエアコンやドライヤーなどの電化製品を長時間利用は避けて、できる限り節約して使用することが必要です。
一般的な生活スタイルである電力会社と契約をして電気を使用する場合であれば、電気代が少し高くなるかどうかを気にするぐらいで特に支障はないです。
ですが、オフグリッドの場合は消費電力の高い家電の利用時間などは計画的に使わなければ、蓄えてある電力を使い切ってしまい、その他の家電の利用にも支障が出てしまうため、消費量が多い家電の利用は節約や制限をする必要があります。
最後に導入やメンテナンスに費用が必要になる点について触れていきます。
オフグリッド生活をスタートしようとした場合、完全なオフグリッドかセミオフグリッドかを問わず、ある程度の費用が必要となります。
基本的には太陽光発電システム、及び電力を貯める蓄電池が必須となります。
そして、各種機器が不調になった際のメンテナンス費用なども考慮しておく必要があります。
最低でも太陽光発電のためのパネル、そして蓄電池の購入費用が必要となるため、少なくない初期費用が必要となります。
ここからはオフグリッドを導入したライフスタイルについて解説をしていきます。
完全に電力を自給自足するオフグリッド生活、一部を自給自足するセミオフグリッドなどバランスによってスタイルが異なります。
徐々に完全なオフグリッドに移行する方もいますので、どのようなスタイルがあるかについてチェックしていきます。
まず、完全なオフグリッド生活について触れていきます。
完全なオフグリッド生活とは、電力会社から供給される電力は一切使うことなく、完全に自家発電のみで生活をしていくスタイルです。
当然電気代は0円で済むため、電気代の値上がりなども関係なく、経済的にも非常にお得です。
ただし、悪天候の日が続いてしまうと太陽光発電システムの場合は蓄電池の電力が尽きてしまうため、電気を使うことができなくなります。
また、消費電力が発電電力を上回って電力が尽きることがないように、ソーラーパネルの量や蓄電池の容量に余裕を持たせる様にオフグリッド設備を導入する必要があります。
エコフローが提供されている「EcoFlowパワーシステム」は、コンパクトなモジュール型電源システムで、小住宅やトレーラーハウス、キャンピングカー等の電源に最適で、本格的なオフグリッドを導入されたい方にお勧めです。
また、本格的なオフグリッドを導入しつつ、電力を使い切って全く家電が使えない様なことが起こらないように、ポータブル電源を予備電源のように備えとして活用されている方も増えています。
EcoFlowパワーシステムについて実際に使用されて解説している動画を見つけましたので載せておきます。興味があれば一度ご覧ください。
次に、一部をオフグリッド化するセミオフグリッド生活について触れていきます。
これは、オフグリッドに興味のある方が始めやすいスタイルでもあり、今までと同じように電力会社から供給された電気を使いつつ、一部で自家発電した電気を活用する方法です。
先ず手始めに、ポータブル電源と専用ソーラーパネルを購入し、消費電力がそこまで大きくない家電を使用してみるところから試すのがお勧めです。
最近のポータブル電源は蓄電量をモニターで確認できたり、専用アプリと同期することでスマホなどでも確認することができるので、それらを活用すれば使用している電力量の目安も一目で分かります。
今では、ポータブル電源もポータブル電源用ソーラーパネルも比較的リーズナブルに購入することができるため、そこまで費用をかけず試したい方にお勧めな選択肢だと言えます。
最後に、ほぼオフグリッドで一部の電気のみを電力会社から購入するライフスタイルについて触れていきます。
これは、完全なオフグリッド生活に移行する直前に試される方が多いライフスタイルです。
仮に本格的なオフグリッド用のシステムを導入したとしても、悪天候が一定期間続いてしまったり、消費電力が大きな家電を長時間使用する等で、生活に必要な電気が尽きてしまうとかなりの不便を強いられてしまいます。
そのため悪天候が続いても節電しながらどの程度生活できるのかや、消費電力が大きな家電は1日どのぐらい使えるかなど、ある程度の目安を理解するまでは電力会社との契約を切らずに、今まで通りの生活スタイルを継続するのも良い選択肢です。
その後、オフグリッドでの生活に慣れてきた際は、緊急時のためにポータブル電源などの予備電源を備えつつ、電力会社との契約をやめて完全なオフグリッド生活に移行する方もいます。
もちろんリスクを考慮して契約を切らずにセミオフグリッドを続ける方もいますので、どういったライフスタイルを目指すかによってオフグリッドやセミオフグリッドを検討することをおすすめします。
オフグリッド生活をする場合、どのようなシステムを導入することができるのかについて触れていきます。
完全な電力の自給自足を行う場合、個人では難しいと思う方もいるかもしれませんが、今では太陽光発電システムなどの技術もかなり発達してきているので、コスト面においても導入が容易です。
本格的なオフグリッドライフを検討されている方は、先でもお伝えした「EcoFlowパワーシステム」などの専門的なシステムを導入することをお勧めします。
また、ポータブル電源とポータブル電源用の太陽光発電パネルを組み合わせて使うことで、誰でも手軽に自家発電を行うことができます。
この場合はポータブル電源の容量、またパネルの数なども含めて自由度が高いので、セミオフグリッドを試されたい方にピッタリです。
また、ポータブル電源やソーラーパネルの台数を増やすことで必要な貯蓄電力の調整がしやすいメリットもあります。
こういった便利なシステムやアイテムが増えてきている昨今、オフグリッドはより身近なものとなり、私達の生活を支えてくれます。
今回は、メリットやデメリットについて触れつつ、バランスや比率などを踏まえた上でオフグリッドやセミオフグリッドの詳細について解説しました。
人によって目指したいライフスタイルは異なりますが、導入費用などの面もありますので無理ない範囲で各種機器を導入することをお勧めします。
また、セミオフグリッドから本格的なオフグリッドに移行する方も少なくはなく、ポータブル電源から本格的な住宅用システムに切り替えられる方もいます。
その場合、ポータブル電源は予備電源としても活用できますし、アウトドアな趣味や日常的に便利なアイテムとしても活用可能なため、ポータブル電源が無駄になる様なことはないです。
今では、オフグリッド生活を送るための個人用や家庭用の設備など機器や各種アイテムが充実しているので、理想的な生活をイメージしつつオフグリッドのための設備や機器を揃えてみることをお勧めします。
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