2024.10.24
ポータブル電源は充電しっぱなしで大丈夫?注意点やリスクについて解説!
「ポータブル電源は充電しっぱなしでも大丈夫なの?」
「ポータブル電源を充電しっぱなしするリスクを知りたい!」
「ポータブル電源を充電しっぱなしにしても良い方法はある?」
最近ではかなり大容量なモデルも増えてきたポータブル電源!
使う前に充電を満タンにしたいために「充電しっぱなしで満タンにしたい」と考える方も多いようです。
ですが、ポータブル電源が満充電になったあとも「充電しっぱなしで良いのか?」「負担が掛からないのか?」など、不安や疑問を感じてしまう方もいるようです。
そこで今回は、ポータブル電源を充電しっぱなしでも大丈夫かを、具体的な注意点やリスクを挙げつつ解説をしていきたいと思います。
ポータブル電源を安全に使うためにも、そして長持ちさせるためにも当ページの内容を参考にしてみてください。
目次
それではポータブル電源を充電しっぱなしにした際の注意点、そしてリスクについて解説をしていきます。
これはポータブル電源を使う上で知っておきたいポイントですので、ぜひ各項目に目を通してみてください。
まず大切なポイントとして、リチウムイオン電池(バッテリー)の過充電は負担がかかるという点に触れていきます。
リチウムイオン電池は100パーセント充電の場合、高電圧によって構成材料の化学変化が起こり、その状態で強い衝撃などが与えられた場合、最悪発火などの危険性が生じる可能性があります。
もちろん上記は極端な一例ですが、リチウムイオン電池を満充電にした上で、充電しっぱなしにすることは少なからずリスクが伴うということです。
つまりポータブル電源のバッテリーも基本的にリチウムイオン電池が採用されているため、過充電をすると負担が掛かってしまいます。
だからこそ、可能な限りポータブル電源は充電しっぱなしにすることはせず、満充電の確認が取れた場合は充電ケーブルを外しておくことがお勧めです。
次に、充電しっぱなしで満充電を維持するとバッテリーが劣化しやすいという点にも触れていきます。
これは先の項目とも少しつながる部分ですが、リチウムイオン電池は満充電を維持すると劣化してしまいます。
シンプルではありますが、充電しっぱなしの状態を続けてしまうと過充電での負担によりリスクが増加し、その上でバッテリーが劣化してしまいます。
スマホやタブレットでも常に充電器につなぎっぱなしの状態で使っていると、リチウムイオン電池の減りが早くなったなんて経験を持つ方もいるかと思います。
ポータブル電源も同じように満充電を維持する形で充電しっぱなしの状態が日常化してしまうと、劣化を早めてしまうと覚えておきましょう。
ここまで注意点やリスクについて触れてきましたが、可能な限りリスクを回避したい方はBMS(バッテリーマネジメントシステム)搭載モデルを選ぶことがお勧めです。
BMS(バッテリーマネジメントシステム)とはバッテリーに関する安全機能で、簡単に説明すると過充電が起こった際に自動的に充電を停止してくれる機能です。
普段からポータブル電源を充電する上でも、常に過充電にならない様に満充電が確認出来たら、すぐにコンセントを抜くように徹底して神経質になる必要はありません。
ですが、ポータブル電源の使用頻度が多い方はBMS(バッテリーマネジメントシステム)搭載モデルを選ぶと、より安心して使うことができるはずです。
ちなみにポータブル電源に関しては、保管時には60~80パーセントの状態で保管するのが理想的です。
保管時にはバッテリーを空にした方が良いと思う方もいるようですが、過充電の逆で「過放電(充電が空の状態)」もバッテリーが劣化してしまう原因の一つです。
充電が空の状態で長期保管をしてしまうと、性能が劣化したり充電ができなくなるようなリスクがあるため、過放電の状態を避けるのが大切です。
アウトドアな趣味でポータブル電源を活用し、シーズンオフなどで保管をする場合は、満充電手前ぐらいまで充電をしてから風通しの良い場所で保管するのがお勧めです。
また、その後も1~2ヶ月に1度ぐらいのペースで60~80パーセント程度まで充電を行うことで、常にバッテリーが良好な状態を保ちつつ保管をすることができます。
ここからは、充電しっぱなしが不安な方へお勧めなBMSについて解説をしていきます。
先の項目でも少し触れましたが、BMS(バッテリーマネジメントシステム)の詳細について掘り下げて解説をしていきますので、是非各項目を参考にしてみてください。
まず、BMSの中でも今回オススメな機能が「過充電保護」機能です。
これは名前の通りバッテリーが満タンな状態になったら、それ以上充電されないように監視してくれる機能ですね。
必要以上にエネルギーを吸収してしまうことを防いでくれるため、充電しっぱなしに不安を感じてしまう方に必要な機能と言えます。
充電しっぱなしでのリクスをケアできるため、BMSの中でも重要視する方が多い機能です。
次に「過放電保護」機能についても触れていきます。
この機能も名前の通りバッテリーが必要以上にエネルギーを失うことを防ぎ、回復不能なダメージを防ぐことができる機能です。
また、バッテリーの寿命が短縮されることを防ぐこともできるため、長期間バッテリー残量がゼロで放置してしまいそうな方に必要な機能と言えます。
しかし、過放電保護機能が付いていたとしても数ヶ月に1度はメンテナンス感覚で充電をしてあげることをお勧めします。
また「過電流保護」機能もBMSの中で重要な機能の1つです。
これは、電流が一定の限度を超えた場合に自動で電源をシャットアウトしてくれる安全機能です。
万が一の場合でもバッテリーや電子機器を守ることができるため、ポータブル電源本体や接続する電子機器の故障リスクをケアしたい方にとてもお勧めです。
万が一の備えがあるだけでも普段から安心して使用できるので、BMSの中でも重要な機能として認知されています。
そして「短絡保護」機能も忘れていけない安心安全な機能です。
短絡を即座に感知して電源を遮断し、ポータブル電源の損傷や火災を防ぐことができる機能です。
ちなみに短絡とは電気が決められた道を通らずに近道で流れることによって、大電流が流れてしまう現象を指します。
「ショート」と呼び替えるとわかりやすいと思いますが、これはかなりの危険性を伴う現象です。
万が一の場合も、短絡保護機能が付いていれば損傷や火災のリスクをケアできるため、BMSの中でも重要な安全機能だと言えます。
最後に「温度保護」の機能についても触れていきます。
これもポータブル電源を安全に使う上で大切な機能であり、バッテリーが安全な運用温度範囲内にあることを監視してくれる機能です。
この温度保護機能が搭載されているポータブル電源は、「過熱」を防ぐことができるため万が一のバッテリーへの負担や発火などもケアすることができます。
もし温度が設定されている限界を超えた場合、充放電のプロセスを停止することができるのでバッテリーの劣化や爆発、火災の予防に必要不可欠な機能だと言えるでしょう。
補足として「バランス機能」についても触れていきます。
この機能は全セルの電圧が均一に保たれるように監視、調整を行ってくれる機能です。
具体的にはBMSで低い電圧を持つセルに電流を送り、高い電圧を持つセルからは少なくして、全てのセルが平等に働くように管理してくれる機能です。
あまり意識する方が少ない機能ではありますが、バッテリー全体の性能低下、そしてバッテリーの寿命短縮を防ぐことができるため大切な機能の1つでもあるのです。
先に挙げた各種保護機能とあわせて搭載されている便利なBMSだからこそ、大切なポータブル電源と接続する各種機器や家電を安心して使うことができると覚えておきましょう。
ここからはポータブル電源で充電しっぱなしでも大丈夫なモデルについて解説をしていきたいと思います。
先に挙げたようなBMS(バッテリーマネジメントシステム)が搭載されているようなポータブル電源を選べば、充電しっぱなしなどのリスクを軽減することが可能です。
もしもポータブル電源を頻繁に使う予定がある方は、充電しっぱなしでも大丈夫なポータブル電源をいくつかピックアップしていきますので参考にしてみてください。
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まず初めに、充電しっぱなしが不安な方にオススメな「EcoFlow RIVER2」について紹介していきます。
このモデルは256Whの容量、300Wの定格出力を持つコンパクトなポータブル電源で、ちょっとした用途に使うのに便利なモデルです。
そして過充電や過放電保護、温度管理など、バッテリーが安全に動作するようなBMSが搭載されているので、充電しっぱなしはもちろんその他のバッテリーリスクも軽減することが可能です。
容量や出力は少々控えめなモデルですが、使い勝手が良くコスパに優れたモデルなため、そこまで大容量な機器を使わない方にとって安心して活用できるお勧めのポータブル電源です。
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次に「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」も充電しっぱなしの機会が多い方にお勧めなモデルです。
1,264Whの大容量、そして2,000Wの定格出力を持つハイスペックなポータブル電源で、多くの機器を安定して使うことができます。
そして過充電などはもちろんのこと、インバータ保護システムや光充電モジュール保護システムなど合計62個の保護システム、そしてBMSを搭載している安心安全のハイスペックモデルです。
アウトドアな趣味はもちろん災害時などでも頼もしく活躍してくれる安心安全なモデルですので、それなりの容量を備えたポータブル電源を求める方にお勧めです。
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そして「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」も充電しっぱなしのリスクを軽減したい方にピッタリなポータブル電源です。
このモデルは2,042Whの大容量、そして3,000Wの圧倒的な高出力なポータブル電源であり、一般的な高出力家電なども安定して稼働させることができるハイスペックモデルです。
ポート数も多いので複数人でのキャンプや災害時でも、家族でスマホの充電や各種家電を利用していくことが可能になります。
また、「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」と同様に合計62個の保護システム、BMSを搭載しているので、多くのシーンで安心して活用することが可能です。
圧倒的な性能を備えつつ、安心安全なハイスペックモデルを探している方は「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」を候補に加えてみることをお勧めします。
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さらに、国内メーカーである「JVC BN-RF800」も充電しっぱなしでも大丈夫なポータブル電源として好評です。
806Whの容量と700Wの定格出力とバランスが良いスペックであり、国内メーカーということでポータブル電源がはじめての方や海外メーカーに苦手意識を持っている方にもお勧めです。
過電流・過電圧・温度・短絡などのBMS搭載なので、充電しっぱなしが不安な方はもちろん、その他の安全性が気になる方も安心して使うことが可能です。
また、ポート数や機能面でも充実しているため、バランスが良く安全性に優れたポータブル電源を求めている方にピッタリなモデルです。
今回はポータブル電源は充電しっぱなしでも大丈夫なのか、具体的なリスクや注意点について解説をしつつ、安全性に優れたポータブル電源についてもピックアップしてきました。
今では格安ポータブル電源なども増えてきていますが、やはり定番メーカーの安定したモデルが安心して活用することができると評価されています。
定番メーカーでもコスパに優れたモデルはいくつもありますので、今回紹介してきたモデルをはじめ、当メディアの別ページでも紹介している各種ポータブル電源の記事を参考に探されることをお勧めします。
そうすることで安全性にも優れ、そして機能面でも充実したあなたにピッタリなポータブル電源と出会うことができるはずです。
性能面でも安全面でも納得できるモデルを入手して、様々なシーンでポータブル電源を思う存分活用してみてはどうでしょうか。
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