2023.06.08
ピンポンチとは?用途や使い方・代用できる工具について深掘り!おすすめメーカー製品の特徴までまとめて解説!
「エアガンを解体して自分好みにカスタマイズしたいな」と思ったときに、ピンを抜く作業の際に便利な工具として「ピンポンチ」があります。
このピンポンチは工具の仕様上、高頻度で使用する工具ではないので実際に知らない方も少なくないはずです。
この記事では、ピンポンチとは何?何に使う工具なの?ピンポンチの使い方やおすすめメーカー・製品の特徴、どこで購入できるのかについて解説していきます。
「ピンポンチをおすすめされたけど、使い方が分からない」
「いろんなメーカーからピンポンチが販売されているから、どれを選んだら良いのか分からない」
このような方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
参照 楽天
TONE PP800P ピンポンチセット
ピンポンチとは※ポンチ工具のひとつで、平行ピンやテーパーピン、スプリングピンなどを抜いたり、差したりするための工具です。
※ウィキペディア(Wikipedia)参照
平行ピンなどは細い部分の先端が平らになっているのが特徴で、しっかり打ち込まれていれば抜くことが難しいですが、ピンポンチを使用することで引き抜くことができるようになります。
詳しい使い方については後述しますが、ピンポンチの持ち手側をゴムハンマーで優しく叩くことで、叩いたときの振動を利用してピンを無理なく緩めて抜くことがこの工具で出来ます。
ピンポンチと似た工具には、「釘締め」や「センターポンチ」があります。
釘締めは、釘を打ち込む際に木殺しを使った場合に、材料に傷が付いてしまうことがあります。
しかし釘の頭よりも小さな棒を仲介して打ち込むことで、材料に傷が付くことを防ぐことができます。
もし釘締めがなくて手元にピンポンチがある場合は、この釘締めの役割をピンポンチで代用することができます。
次にセンターポンチですが、こちらはピンポンチと使用用途が異なります。
センターポンチは、金属にドリルで穴を開けるときに穴の中心にケガキを入れて、ドリルの先端が逃げないようにするためのマーキング用工具です。
見た目がピンポンチとよく似ているので混合されやすいですが、用途が違うので注意が必要です。
釘締めとセンターポンチの使用例を紹介している動画がありましたので工具の形状など参考にご覧頂ければと思います。↓
ピンポンチはあると便利ですが、高頻度で使用するような工具ではないので、なかなか持っている方は少ないと思います。
もし急遽ピンポンチが必要になった場合は、「精密ドライバー」や「細い六角レンチ」を代用することができます。
しかし細い六角レンチを使用する際は、サイズが合わないとピンや他のパーツを傷つけてしまう恐れがあるので、やはりピンポンチを事前に用意しておいたほうが安心です。
ピンポンチは安いもので100円程度、セット商品でも2,000円前後程度で購入できるので、「いるかもしれないな」と少しでも感じたら用意しておきましょう。
ピンポンチの使い方は、とてもシンプルです。
先ずはピンと同じ経のピンポンチを選んで頂き、先端の細いところをピンに当てながら持ちます。
次に反対側の持ち手のほうにある太い軸の部分を、ゴムハンマーで叩いて使用していきます。
この時にですが金属製のハンマーでも良いですが、衝撃が強く伝わってしまうので、耐えきれずピンポンチの先端が折れてしまうことがあります。
また叩くときは力を入れて強く叩く必要がなく、1回1回ピンの状態を確認しながら間違えて持ち手側の指などを叩かない様、優しく叩くようにしましょう。
繰り返しトントンとハンマーで叩く振動でピンが緩んでいき、簡単にピンを抜くことができます。
ピンポンチはピンのサイズに合わせて何本か用意しておいたほうが良いので、複数の経がセットになっている製品を最初から購入しておくと便利です。
使い方の説明でわかりやすく解説されている動画がありましたので参考にして頂けましたらと思います。↓
ピンポンチはさまざまなメーカーから販売されていて、1本から複数本のセット商品までラインナップが幅広いです。
抜き差ししたいピンの経に合わせてピンポンチを選ぶことが重要ですが、その他には使いやすさにもこだわりたいところです。
ここからは、ピンポンチを販売するおすすめメーカーの人気製品の特徴について詳しく解説していきます。
参照 新潟精機 製品情報
新潟精機は、新潟県に本社を構える測定工具やDIY製品の開発・製造・販売を行うメーカーです。
新潟精機のピンポンチは2mm〜8mmの各サイズで販売されていて、ピンのサイズに合わせて選ぶことができます。
滑りにくいローレット加工のグリップになっているので、扱いやすく作業しやすいのが特徴です。
余談ですが、新潟工具はネイルポンチやセンターポンチなども取り扱っています。
参照 KTC webカタログ
京都機械工具は京都府に本社を構えるメーカーで、自動車整備用工具や医療工具に加えて一般作業工具や、それに関連する機器の製造や販売、さらには不動産の賃貸や太陽光発電による電気の販売も手がけるメーカーです。
京都機械工具のピンポンチは「ノックピンポンチ」で、ノックピンを抜き取る際の作業専用のポンチになっています。
本体は転がりにくい六角形状の作りになっていて、部品にチャッキング用ゴムが付属しているので、作業性の向上が期待できます。またこのチャッキングゴムは、補給部品として別途購入することも可能です。
1本単位で購入することもできますが、異なるサイズが必要になるピンポンチなどは、8本それぞれ異なるサイズのセット商品も販売しています。
参照 小山刃物製作所 製品情報
小山製作所は兵庫県に本社を構える会社で、建築用工具の製造販売を行っています。
小山刃物製作所のMokuba製品は、高品質な国産の特殊鋼材を使用していて、強度や耐久性を追求した結果、独自の鋼材を採用。
Mokuba印のピンポンチとして販売されている製品にも、鋼材が使用されています。
深穴に使用しているテーパーピンやスプリングピンなどの抜き作業に最適で、サイズ展開も豊富なので、ぴったりのピンポンチを見つけることができます。
参照 TONE 製品情報
TONEは大阪府に本社を構える会社で、機械や自動車向けプロ用作業工具や建築・土木・産業用動力工具、トルク管理機器の開発、製造、販売を行うメーカーです。
手になじむ樹脂グリップ付きの持ち手になっているので、使用時にしっかりとピンポンチを握って作業することができます。
もちろん単品で購入することもできますが、さまざまサイズが8本セットになった収納ケース付きの製品も販売されています。
参照 楽天
イチネンアクセスは大阪と東京に本社を構える会社で、自動車部品や機械工具、包装機の新しい「いちばん」を考えているメーカーです。
イチネンアクセスのピンポンチは、直径2.5mm、3.0mm、4.0mm、5.0mm、6.0mmから選ぶことができる事に加えて、サイズが異なるセット商品も販売しています。
また、「マイクロポンチ」として、直径1.0mm、1.2mm、1.4mm、1.5mm、1.6mm、2.0mmの細いサイズも展開しているので、おもちゃやラジコン、電子機器、オーディオなどさまざまな用途で活用することができます。
参照 楽天
トラスコは、東京都に本社を構えるプロツールの卸売業者です。
国内メーカー約2,900社、海外メーカー約300社を取り扱っており、日本全国に28か所の物流センターを構えています。
トラスコが取り扱うピンポンチだけで、国内外のメーカーから1,249アイテム(2023年5月調べ)もありますが、その中でもプライベートブランド商品の「ピンポンチセット8本組」が手軽でおすすめです。
3,000円台で直径2.5mm、3.0mm、4.0mm、5.0mm、6.0mm、7.0mm、8.0mm、10.0mmのピンポンチセットを購入できるのでコスパがとても良いかと思います。
置いたときに転がりにくい六角軸になっている事から、作業中にストレスを感じることもなく使用できます。
アストロプロダクツは整備工具の専門店で、埼玉県に本社を構えています。
ハンドツールからツールボックス、リペアグッズ、ケミカルグッズなどの世界中の工具を幅広く取り扱っており、自社ブランドショップで販売しています。
アストロプロダクツも世界中の工具を取り扱っているため、ピンポンチだけで122アイテムもの充実したラインナップがあります。
単品でもピンポンチが購入できる他に、さまざまなサイズをまとめて購入できるピンポンチセットも販売しており、価格設定も幅広いので予算に応じてぴったりの製品を見つけることができます。
ピンポンチが買えるお店は、大きく分けて4つあります。
ここからは各販売店でピンポンチを購入するメリットとデメリットについて解説していきます。
町の金物屋さんでピンポンチを購入することができます。
金物屋さんでピンポンチを購入するメリットは、工具の専門知識を持ったスタッフに直接相談しながらピンポンチを選ぶことができることです。
実際に抜き差しをしたいピンがついたモデルガンやおもちゃなどを持参して、「このピンを抜きたいんだけどサイズはどれがいいですか?」と聞くこともできます。
また、必要なサイズのピンポンチがなければ取り寄せてくれるので、親身になってサポートしてくれるところも大きなメリットです。
デメリットをあげるとしたら、最近ではホームセンターが参入してきている影響で、町の金物屋さんの数が少なくなっていることです。
あなたが住んでいる町に必ずしも金物屋さんがあるとは言えない他に、営業時間や定休日も確認しておく必要があります。
ほぼほぼどの町にもあるホームセンターでピンポンチを購入することができます。
営業時間も幅広く、夜遅くまで営業している他に、定休日がない店舗が多いので休日にピンポンチを購入しにいくことができます。
デメリットは、専門知識をもったスタッフが必ずしも接客してくれるわけではないことです。
ひとりのスタッフが複数の売り場を担当することも多く、スタッフの知識の幅に差があるのであまり親身なサポートは期待できません。
また売れる商品を取り扱うので、マイクロサイズのピンポンチなど特殊なサイズ経のものは販売していない可能性があります。
Amazonや楽天市場などのインターネットショップでもピンポンチを購入することができます。
実際に購入した人の口コミやレビューを確認しながら、さまざまなメーカーのピンポンチを選ぶことができるので、評判の良い製品を選ぶことができるのが大きなメリットです。
また実店舗を構えていないので、価格も比較的にリーズナブルというメリットもあります。
デメリットとしては、実際に手に入れるまで数日かかる他に、口コミやレビューはあまり参考にならないことも少なくありません。
工具買取専門店でも、ピンポンチをはじめ幅広い工具を購入することができます。
「中古で良いからピンポンチを安く手に入れたい」という方におすすめで、ついでに不要になった工具を売ることもできるので一石二鳥。また工具の知識に長けた専門スタッフが対応してくれるので、町の金物屋さんのように親身なサポートが期待できます。
アクセスも良いので、国道や県道沿い、大型スーパーやホームセンターなどの敷地内など立地条件の良いところに店舗を構えている店舗が多いです。
デメリットは、その時々によっては欲しい商品が店頭にないことがあります。欲しい商品がないときは、スタッフに確認してみましょう。
ピンポンチは、モデルガンやおもちゃ、時計などさまざまなもののピンを抜き差しするための工具です。
使い方はとても簡単で、ピンポンチの先端の細い方をピンに当てて、持ち手側の太いところをゴムハンマーでトントンと優しく数回叩いてあげるだけでピンが抜けます。
ピンポンチはさまざまなメーカーから販売されているので、今回ご紹介したおすすめのメーカーや製品の特徴を参考にしながら、用途に応じたピンポンチを探してみましょう。
揃える際のコストもさほど大きなものでもないので、必要な時に無くて困ってしまう前に揃えておく事をオススメしますが、万が一の際は購入出来る場所を覚えておきましょう!
こちらの記事も人気ですのでよければご参照くださいませ。↓
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