2023.10.06
マキタの18V充電式サンダー全6種を徹底解説!特徴や選び方についても紹介
研削や研磨に特化したサンダーは、材料の研磨の他に塗装はがしやサビ取り、バリ取りなどさまざまな用途で使用される電動工具です。
多くの工具メーカーからサンダーが販売されていますが、日本でシェア率No.1のマキタからは人気の18Vシリーズだけで6種類のサンダーがラインナップしています。
そこで今回は、これからマキタのサンダーを選びたいという方に向けて、以下のことがわかる記事になっています。
・マキタのサンダーの特徴
・マキタの人気18Vシリーズのサンダー全6種の機能や特徴を徹底解説
・あなたにぴったりのサンダーの選び方
・マキタのサンダーをお得に購入する方法
「これからマキタのサンダーを購入したいけど、種類が多すぎて何を選んだらいいのか分からない!」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
マキタは充電式・AC電源式を問わなければ、他社に負けないラインナップ数を誇ります。
負けていないのはサンダーのラインナップ数だけではなくて、サンダーの性能やバッテリーの互換性などでも負けていません。
ここからはマキタのサンダーのすごいところとして、特徴を4つ解説していきます!
マキタはサンダーに限らず、さまざまな電動工具で豊富なラインナップが特徴の電動工具メーカーです。
ディスクサンダーに限定すれば、2023年1月カタログ調べ時点では全62機種(充電式・AC電源式の両方を含む)もラインナップされていて、あなたにぴったりのサンダーを選ぶことができるようになっています。
だからこそサンダー選びに迷ってしまう方が多いですが、後述する「サンダーの選び方のポイント」を意識すれば、あなたにぴったりのサンダーを見つけることができますよ!
マキタのサンダーは、ハイパワーが魅力の機種が多くラインナップされていて、例えば後でご紹介する18Vの充電式の仕上げサンダ「BO380DRG」であれば、高速モードで12,000min-1の回転数を誇ります。
「サンダーを使って研削や研磨作業をしていると粉じんが気になる…」という方が多いと思います。
マキタのサンダーには自己集じん可能な機種や、集じん機と接続できる機種が多くラインナップされているので、いつでもクリーンな環境で作業することができます。
また無線接続対応の機種と、無線接続に対応した集じん機、ワイヤレスユニットがあれば、サンダーの電源を入れたら自動で集じん機がONになるのでわずらわしさを感じません。
マキタの電動工具には7.2V、10.8V、14.4V、18V、40Vmaxの5つのシリーズがありますが、その中でも18Vシリーズはマキタの主力製品になっています。
マキタの充電式サンダーは18Vシリーズのみにラインナップされていて、他のマキタの電動工具で18Vのバッテリーを使っていれば、バッテリーを使い回すことが可能となっております。
予備のバッテリーにすることができるので、もし既にマキタの18Vの電動工具やバッテリーをお持ちであれば、18Vシリーズのサンダーを選ぶといいでしょう。
マキタの充電式サンダーは18Vが主流で、全部で6種類の機種をラインナップしています。
しかしカタログ上の性能だけでは、どのサンダーが自分にあっているのかわかりにくいと感じている方が多いのではないでしょうか?
そこでここからは、マキタ18Vの充電式サンダー全6種の性能や特徴について解説していきます。
BO480DRGの性能 |
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パッド寸法 | パッド寸法:112mm×102mm | |
ペーパー寸法 | 面ファスナ式:114mm×102mm クランプ式:114mm×140mm |
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回転数 | 低速 | 11,000min-1 |
高速 | 14,000min-1 | |
本体寸法 (mm) |
171×112×152 (長さ×幅×高さ) |
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重量 | 1.7kg(BL1860B装着、ダストバッグ非装着時) | |
価格 | 54,300円(税別) ※バッテリBL1860B・充電器DC18RF ・ダストバッグ・パンチプレート ・サンディングペーパー (クランプ式:#60・#100・#150各2枚)付属 |
参照
木材や壁面の研削作業にちょうどいいパッド面四角タイプのBO480DRGは、モーターが前方に配置されていて、バッテリーが斜めに差し込むように設計されているので倒れにくいデザインになっています。
また、押しボタン式2段変速機能を搭載しており、自己吸じん機能を搭載しているので粉じんをキレイに掃除してくれます。
集じん機と接続することもできるので、しっかり粉じんを吸じんしたい方は集じん機とあわせて使用しましょう。
さらに、「四角・三角兼用タイプのほうが良いな」という方は、「BO483DRG」もあります。
BO483DRGはアイロンのような三角形のカタチが特徴的なボディで、BO480DRGと性能は同じですが各種木材の研削作業に最適な三角パッド付きなので、壁際や狭いコーナー・隙間部分に効果的に作業することができます。
BO380DRGの性能 |
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パッド寸法 | パッド寸法:93mm×185mm | |
ペーパー寸法 | ペーパー寸法:93mm×228mm | |
回転数 | 低速 | 4,000min-1 |
中速 | 8,000min-1 | |
高速 | 12,000min-1 | |
本体寸法 (mm) |
336×92×169 (長さ×幅×高さ) |
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重量 | 3.6kg(BL1860B装着、ダストバッグ非装着時) | |
価格 | 54,700円(税別) ※バッテリBL1860B・充電器DC18RF ・ダストバッグ・サンディングペーパー (クランプ式:#60・#120・#240各2枚)付属 |
参照
木材や家具の表面仕上げやつや出しにぴったりのBO380DRGは、モーターとバッテリーを研磨面の真上に配置したことで、本体のバタつきを抑えたモデルです。
3段変速と低回転制御機能を搭載しているので、広い面なら高速で、塗装落としなら低速というように、作業ごとに変速機能を使うことが可能です。
こちらの機種も自己吸塵機能付き・集じん機接続可能なので、クリーンな環境で作業することができます。
PV300DRGの性能 |
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パッド寸法 | ポリッシャ | ∅75mm |
サンダー | ∅46mm | |
回転数 | ポリッシャ | 0〜2,800min-1(低速) |
サンダー | 0〜9,500min-1(高速) | |
本体寸法 (mm) |
160×79×256 (長さ×幅×高さ) |
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重量 | 1.5kg(BL1860B装着時) | |
価格 | 66,400円(税別) ※バッテリBL1860B・充電器DC18RF ・パッド75(マジック式)・スポンジバッド80(黄/白) ・ウールパッド80・パッド50(ねじ込み式) ・アダプタサイドグリップ付属 |
参照
メインはポリッシャーとして、先端工具を交換することでサンダーとして使えるPV300DRGは、ドアミラーやライトなどのピンポイントなポリッシングから、鏡のうろこ落とし、サビ落としなど幅広い用途に活用できる機種です。
速度切替レバーでポリッシャー・サンダーの2スピードに切り替えることができ、先端工具の交換はシャフトロックを抑えながら回すことで完了する工具レス仕様になります。
また安全面に優れていて、不意にスイッチが入るのを防止する「トリガロック」や、スイッチを入れた状態でバッテリーを差し込んでも起動しない「再起動防止機能」が搭載されています。
BS180DRGの性能 |
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ベルト寸法 | 幅9mm×長さ533mm |
ベルト速度 | 600〜1,700(m/s) |
本体寸法 (mm) |
500×96×116 (長さ×幅×高さ) |
重量 | 2.0kg(BL1860B装着時) |
価格 | 73,000円(税別) ※バッテリBL1860B・充電器DC18RF ・ケース・サイドグリップ ・サイディングベルト粒度 40・60・80・100・120(各2枚)付属 |
参照
全長500mmで重量2.0kgの軽量・コンパクトなBS180DRGは、ベルト速度が最大で1,700(m/s)とハイパワーな一面を持つ頼れる機種です。
9mm幅のサイディングベルトで、狭い場所や複雑な形状でも効率良く作業することが可能で、先端角度が−5°〜90°まで曲がるので、作業の幅が広がります。
アーム角度を変えても、手動式の可動式ライトが研削対象をしっかりと照らしてくれるので安心、安全に作業できます。
また集じん機と接続することができるので、クリーンな環境で作業することが可能ですが金属の研削時にはご使用できませんのでその点は注意が必要です。
BO180DRGの性能 |
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パッド寸法 | ∅123mm | |
ペーパー寸法 | ∅125mm | |
回転数 | 低速 | 7,700min-1 |
中速 | 9,500min-1 | |
高速 | 11,000min-1 | |
本体寸法 (mm) |
175×123×153 (長さ×幅×高さ) |
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重量 | 1.7kg(BL1860B装着時) | |
価格 | 55,600円(税別) ※バッテリBL1860B・充電器DC18RF ・サイディングディスク#60・#120・#240(各2枚)付属 |
参照
最大回転数11,000min-1とAC機と同等のハイパワーを誇るBO180DRGは、偏心+回転のオ−ビタル運動でムラなくきれいに仕上げることが可能です。
モーターを前方に配置して、バッテリーを斜めの差し込みにしたことで低重心&コンパクトなボディを実現したこの機種は、AC機と遜色のない全高と理想的な重心位置を実現しています。
自己吸じん機能付きなので、常にクリーンな環境で作業することができる他に、ダストバッグは360°回転可能で30°毎に回転させることができます。
SL801DRGXの性能 |
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パッド寸法 | ∅210mm |
サイディングディスク経 | ∅225mm |
回転数 | 1,000min-1〜1,800min-1 |
本体寸法 (mm) |
1,120〜1,540×278×273 (長さ×幅×高さ) |
重量 | 4.8kg(BL1860B装着時) |
価格 | 13,4100円(税別) ※バッテリBL1860B・充電器DC18RF ・サイディングディスク#120・パッド(ソフト) ・六角棒スパナツールバッグ・フロントカフス24 |
参照
欧米で主に普及している内装下地処理の工法で仕様するドライウォールを、18Vの充電式にしたSL801DRGXは、不便さの原因となっていたこれまでのAC電源コードをなくした革新的な機種です。
ボードサイディングの際は粉じんが気になりますが、SL801DRGXは97%の集じん率を誇る自己集じん可能なので、いつもクリーンな環境で作業することが可能になりました。
無線連動集じん対応なので、無線集じんに対応した集じん機とワイヤレスユニットを用意すると、本体の電源を入れたら自動で集じんが開始されるので便利です。
本体が最長で1,540mmまで調節できるので、高い天井でもラクに作業することができる他に、別売りの延長ハンドルを使えば最大2,120mmまで延長することができます。
定回転制御やブラシレスモーター搭載、防滴・防じん「APT(アプト)」など、安心して長く使える機能を搭載しています。
ご紹介してきたように、18Vシリーズだけでもマキタのサンダーは6種類もあるので、「どのサンダーを選んだらいいのかまだよくわからない…」と悩んでいる方が多いと思います。
ここからはマキタのサンダーの選び方について、4つのポイントを解説していきます!
サンダーを選ぶ時は、まずあなたがどのような用途でサンダーを使用したいのかしっかりとイメージすることが大切です。なぜならサンダーの種類によって、機能や性能が異なるからです。
例えばディスクサンダーであれば、細かい部分の研削や研磨、材質は木材〜金属に対応、研磨だけではなくて切断もしたいなどのニーズに応えることができます。
一方でオービタルサンダーであれば、木材の研削や研磨に最適で、DIYからプロユースまで幅広く使えて、主に仕上げ用として使用されます。
このようにサンダーの種類によって対応できる材料の種類や使い方まで異なってくるので、あなたがどのような用途でサンダーを使用したいのかしっかりイメージしましょう。
オービタルサンダーやランダムサンダーなどでは、サンドペーパーを使用して研削や研磨を行います。サンドペーパーの粗さの他に、種類にも注目しましょう。
またオービタルサンダーのようにクリップでサンドペーパーを挟む仕組みであれば、市販の紙やすりも使用できるのでランニングコストを下げることができます。
サンダーは種類を問わずにとても大きな音が出ます。
特に自宅でのDIYや住宅街が現場の場合は、騒音トラブルに発展してしまうリスクがあるので、できるだけ静音性を意識してサンダーを選ぶといいですね。
例えば変速機能付きのものや、ランダムサンダーを選ぶと比較的大きな音を抑えて作業することができます。
また今回ご紹介した18Vシリーズのマキタのサンダーにはありませんでしたが、他メーカーであれば静音性に特化したサンダーも販売されています。
サンダーは機種によってさまざまな機能を搭載しているので、付加機能でサンダーを選んでもいいでしょう。
例えば集じん機能付き・集じん機との接続可能であれば、いつでもクリーンな環境で作業することができますし、マキタのサンダーには無線接続対応のものもあるので、本体の電源を入れたら自動で集じん機もONになるので便利です。
また安全性に特化したい方は、再起動防止機能やトリガロックなどの機能を搭載した機種を選ぶことで、比較的安全に作業することができます。
最後にマキタのサンダーをはじめ電動工具のなかには、防滴・防じん対応のものもあるので、電動工具の寿命を長くしたい場合や、ハードな環境下での作業でも安心して作業したい場合はこのような機能を搭載した機種を選びましょう。
ご紹介してきたように、マキタのサンダーは決して安くありません。
だからこそ、できればお得にマキタのサンダーを購入したいと感じている方が多いのではないでしょうか?
ここからはマキタのサンダーをお得に購入する3つの方法についてご紹介いたします!
高価なサンダーを購入したのはいいけれど、実際に使ってみたら「なんか違う…」という事態は避けたいですよね。
まずはどんな使用感なのか、あなたにあっているのかを確かめるためにもレンタルサービスを利用してからマキタのサンダーを購入しましょう。
例えばAC電源式ですが、マキタの仕上げサンダー「BO3710 定価12,600円(税別)」であれば、以下の料金でレンタルすることができます。
時間 | レンタル料金 |
4時間 | 約400円 |
1日 | 約580円 |
3日 | 約1,400円 |
1週間 | 約2,800円 |
大型ホームセンターであれば、マキタのサンダーをレンタルしていることが多いので調べてみましょう。
サンダーをホームセンターでレンタルする際も、作業用途に合ったサンダーを借りるように注意してください。
Amazonや楽天市場などのインターネット通販サイトでは、年に数回程度セールを開催しています。
セールではマキタのサンダーそのものが安くなることもありますが、大きな魅力がポイントアップキャンペーンです。
例えばAmazonのプライムデーのような大型セールで、マキタの仕上げサンダー「BO3710 定価12,600円(税別)」を購入した場合、セール時のポイント還元率が最大12%(上限5,000円分)なのでとってもお得に購入できます。
「中古で安くマキタのサンダーを購入したい」という方は、工具の買取販売専門店で購入する方法がおすすめです。
工具の買取販売専門店では、マキタのような大きなメーカーの製品は必ずと言っていいほど取り扱っているので、一度見に行ってみましょう。
しかし買取した工具を店頭で販売しているので、タイミングによっては在庫がない場合がありますので注意が必要です。
また工具買取販売専門店のスタッフは工具の知識に長けているので、相談しながらあなたにぴったりのサンダーを購入することができます。
マキタの充電式サンダーは、18Vシリーズから全6機種ラインナップされています。
1.防じんミニサンダー「BO480DRG」
2.仕上げサンダー「BO380DRG」
3.サンダーポリッシャ「PV300DRG」
4.ベルトサンダー「BS180DRG」
5.ランダムオービットサンダー「BO180DRZ」
6.ドライウォールサンダー「SL801DRGX」
マキタのサンダーを選ぶ時は、作業用途に合ったサンダーの種類を選ぶことがとても大切です。
またサンドペーパーの種類やサイズ、音の大きさ、自己集じん対応など付加機能で選ぶことができるので、あなたがサンダーに求める性能を優先順位ごとに書き出してみるとわかりやすいですね。
マキタのサンダーは決して安くはないので、お得に購入するなら一度レンタルサービスを利用したり、インターネット通販サイトのセールを利用したり、工具買取専門店で購入する方法がおすすめです。
「マキタのサンダーを買いたいんだけど、どれを選んだらいいのかわからない…」と悩んでいる方は、ぜひ今回ご紹介したことを参考にしてみてくださいね!
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