2023.03.28
レンチとは?スパナとの違い・使い方・レンチの種類や選び方まで徹底解説
目次
レンチってぶっちゃけなに?
スパナと同じちゃうの?
よかったらレンチについての解説を聞いてちょーだいな!
違いの話はもちろん選ぶ際の参考に今回の記事を使ってくれたら嬉しいわ!
さまざまな種類やサイズがあるレンチは、ナットやボルトのサイズや作業内容に応じて自由に選ぶことができるので重宝していると感じている方が多いと思います。
ですが工具には見た目がよく似ている為、判別がつかないものが多くありますが、レンチは「スパナ」と呼ばれる工具と見た目がよく似ておりあまり触った事がない場合は間違ってしまう事もあるかと。
そこで今回は、レンチとスパナの違いやレンチの使い方、10種類のレンチと選び方まで徹底的に解説していきます。
ボルトやナットを回して締めたり、緩めたりするための工具のことです。
レンチに見た目がよく似た工具に「スパナ」という工具があります。
色々あってややこしいと思いますが厳密にいえばどちらも一緒。アメリカ英語ではレンチと呼ぶ事が一般的なのですが、イギリス英語ではスパナという名称を使っていたりとレンチとスパナの違いがあり、日本ではメガネレンチのような先端が丸く閉じている物をレンチと呼び、先端の口が開いているものをスパナと呼びます。
レンチとスパナの明確な違いとして、レンチはリング状で締め付ける際の接地面が多いですが、スパナは2箇所の接地面で締め付けを行います。
レンチとスパナを見分けるときは、ボルトやナットを包み込むような丸、あるいは六角などの形状をしているものをレンチ、ハサミのような形状をしているものをスパナというように区別しましょう。
ここまで違いについて解説してきたように、レンチは接地面が多いので、基本的には締め付けや取り外し作業の際に使用しますが、先端の口部2点でとらえるのに対して、めがねレンチなどのレンチは6点でとらえることができます。
そのため、外れにくい事やさらに強い力をかけて締めつけ出来たり、緩めることが可能で、ボルトやナットの頭を傷めることもありません。
一方で同じく締め付けなどを行うスパナはレンチが入らないような狭いところで使うことが多く、同じサイズをセットで所持するということもオススメです。
違いは認識出来たわ!
でもレンチにも色々あるし使い方とか
諸々含めて知りたいわぁ~
お任せあれ~
ではお次に各種レンチの詳細について
詳しくお伝えさせて話していくで!
レンチは種類によって使い方が異なりますが、ここからはボルトやナットを締め付けたり、緩めたりするときに使用するメガネレンチを例に、使い方や注意点について解説していきます。
1. 作業用手袋を着用して、レンチをボルトやナットにはめる
2. レンチに力を加えて、取り外しや締め付け作業を行う
メガネレンチの場合、上記2ステップで作業が完結するので、比較的使いやすいレンチと言えます。
メガネレンチを使用する際は、ボルトやナットに正しくレンチがはまっているか確認してから、レンチを押すようにして力を加えていきます。
手前側に力を加えてしまうと、レンチが外れてしまったときに顔にレンチが当たる恐れがあります。
他にもレンチを使うときの注意点があるので、次の項目で解説していきます。
メガネレンチを使うときの注意点として、必ずナットやボルトのサイズに合ったレンチを使用することです。
レンチのサイズが大きすぎてボルトやナットにはめこんだときに隙間ができてしまうと、ボルトやナットの六角部分がつぶれてしまったり、滑って外れやすくなるため危険です。
また、メガネレンチをななめに浅くはめるのではなく、ボルトやナットの上側から奥まで差し込んで回しましょう。
その他にはしっかり締めるため、あるいは硬くて緩めにくいときに、レンチをハンマーでたたいて衝撃を加えると、レンチが傷むだけではなくケガのリスクもあるので危険です。
レンチと一言で言ってもその種類は非常に多く、用途に応じてレンチを使い分ける必要があります。
またレンチの種類ごとに特徴やメリット・デメリットがあるので、作業前に確認しておくことをおすすめします。
代表的なレンチの種類を10種ご紹介いたします。
先ほど使い方や注意点についてご紹介したメガネレンチは、両先端にナットなどを包み込むリングがついているので、メガネによく似ていることから名付けられました。
一般的にレンチと言われたらメガネレンチを思い浮かべる方が多いくらい一般的なレンチですが、ナットなどのサイズに合わせてレンチを選ぶ必要があるので、本数をそろえる必要があります。
非常にシンプルなレンチですが、口部のオフセット角度(口部と柄をむすぶ部分の角度)は、JISによって15°、45°、60°の3種類が定められています。
オフセットのないストレートタイプのメガネレンチや、メガネレンチの一種ですが自動車のドアヒンジを留めているボルトを回すために開発された特殊な専用のドアヒンジレンチに、フレアナットレンチはブレーキラインやフューエルラインなどのボルトを緩める際に使用する特殊形状のレンチです。
六角の一部が切り欠きとなっており、ホースを逃がす事が可能です。
ただ形状からメガネレンチというよりはスパナに近いイメージではあります。
メガネレンチという括りの中でもさまざまな形状があるのも特徴的です。
一見するとスパナのような形状をしているモンキーレンチは、スパナでは合わない形状でも、自由にサイズ調整ができるのが特徴です。
「ウォーム」と呼ばれる調節部が口部についており、指でくるくると回すことで挟み込むサイズを調節することができます。
※写真赤丸部分
そのため、レンチのサイズをナットなどに合わせる必要がないので、オールマイティーなレンチと言えます。
口部は調節できるように可動式になっていることから、強度があまり高くないので扱いには注意が必要です。
使用時の注意する点は回す方向です。上あご側に回してしまうと、下あごがレンチから離れる方向に力が働いてしまい下あごを傷めますので必ず下あご側に回してください。
レバーの往復だけでスピーディーに作業を進めることができるソケットレンチ。
ボルトやナットをはめこむソケット部分と、そのソケットを取り付けるハンドル(ラチェットハンドルやドライバ型ハンドル、T型ハンドルなど)で構成されています。
一般的なソケットレンチには、ラチェット機能が組み込まれているので、レバー操作などで一方に動作方向を制限することで、一回転することなく締め付けられることからスピーディーな作業が可能です。
ソケット部分の種類には、六角や十二角、ディープソケット、ヘキサゴンソケットなどさまざまな形状がある他に、口径寸法のサイズも豊富です。
またハンドル部分の長さにも種類が豊富なので、使用するスペースやボルトに伝える力加減でハンドルを選ぶことができます。
原理としてはテコの原理を利用してねじを締めつけています。なので柄が長ければ長いほうが大きな力でねじを締めつけることができるようになります。
ですが先にも述べたように使用するスペースが十分にない場合など作業ができない。ねじの種類によっては強い力ではねじ自体を痛めてしまうということも。
なので柄の短いタイプも用意しておき作業スペースや対象のねじの種類によって適材適所に使いわけしましょう!
ソケットレンチの場合、ハンドルをつなぐ部分の四角い突起と、ソケット側の四角い差し込み穴は、JISやISOで規格が定められているので、違うメーカーやブランド同士であっても、サイズが同じならソケットとハンドルを接続することができます。
柄の両端に2つの工具が付いているもので片側がメガネレンチ、もう片方がスパナになっているレンチ・スパナのコンビネーションレンチ。
スパナとレンチを別々に用意する必要がなく、同じサイズのレンチとスパナを1本で用意することができます。
ボルトやナットを早く回せるレンチの機能と、強い力をかけられるメガネレンチの機能を兼ね備えています。 スパナはボルトやナットを2点でとらえ、レンチを素早くかけなおす場合に使用します。そのため、スパナとレンチが入りにくい場所でも、それぞれを使い分けて簡単に作業することができます。
今行っている作業を、どのくらいの力で締め付けているかを測定するためのトルクレンチは、精密機器で適切な力加減でナットなどを締め付けるために使用します。
そのため、ナットやボルトがどのくらいの力加減で締められているのかを測定するレンチではありません。
締め付け力(トルク)の単位はN・m(ニュートンメートル)で表します。
トルクレンチは、オートバイや車、自転車などナットなどが万が一外れたときに重大な事故を引き起こす場合に使用されることが多く、メーカーが定めた基準通りにナットなどを締め付けることができるレンチです。
トルクレンチには「直読式」と「シグナル式」の2種類があります。
まず直読式のトルクレンチは、直接ハンドル上部にある目盛の数値を確認しながら作業していきます。
直読式のなかでも、ビーム型(プレート型)とダイヤル型があり、ダイヤル式は置き針が目盛りについているので、ピーク値のトルクを確認できるので正確ですが、大きくて重量があるというデメリットがあります。
もう一種類のシグナル式のトルクレンチは、設定のトルク値(締め付け加減)を超えたときに、音や振動などで知らせてくれます。
トルクレンチのなかには直読式とシグナル式の両方を兼ねそろえているものもあるので、必要に応じて選ぶようにしましょう。
プレセット型やダイヤル型はスプリングやカムといった機械的な機構でトルクを測定するのに対し、デジタル型はレンチに掛かる力をセンサーで電気的な信号に変換して測定するもので、締付けトルクを数字で読み取ることが可能です
デジタルトルクレンチは、数字が読み取れるダイヤル型と設定トルクを知らせてくれるプレセット型の機能を併せもったトルクレンチなのです。
使い方について参考になりそうな動画がありましたので良ければご確認ください。
引用 YouTube
ソケットとレンチのソケット部分がハンドルと一体化しているボックスレンチは、車のホイール用ナットを締めたり、緩めたりするときに使用します。
ボックスレンチのソケット部分は六角になっているものが一般的で、一体構造になっているので強度が強いことからがたつきがありません。
ボックスレンチには、L型ボックスレンチや、両端にソケットのある十字ボックスレンチ(クロスレンチ)、Y字状のボックスレンチなどがありますが、その中でもT字状のボックスレンチが代表的です。
■L形レンチ
大きなトルクを加える際に重宝するタイプでよく知られている自動車搭載のハブナットレンチが有名。
■T形レンチ
レンチの早回しが比較的しやすい。
■T形フレックスレンチ
T形レンチのソケット部とハンドルがジョイント方式でソケットが首ふりタイプのもの。
■X形レンチ
4サイズのソケットが十字型のハンドル先端部に付いているタイプで、クロスリムレンチ、十字レンチとも呼ばれている。
■Y形レンチ
3サイズのソケットがY型のハンドル先端部に付いているタイプです。
六角の穴つきボルトなどを締めたり、緩めたりするときに使用する六角棒レンチ、最近では組み立て家具などに付属していることが多く、写真にあるようなL形タイプや折りたたみタイプは馴染みある方も多い身近なレンチの一種かと思います。
通常レンチはボルトなどを外からくわえこむことが多いですが、六角棒レンチはボルトにあけられた六角形の穴に工具を差し込んで使用します。
直接差し込んで使用するので、工具とボルトの接地面が大きくなることで、強い力を加えてもボルトを傷める心配がありません。
また、一般的なL字の六角棒レンチを使用する際は、長いほうの先端を六角形の穴に差し込んで、スピーディーに回すことができます。
硬くしまったボルトを緩めたいときは、短いほうを差し込んで使うことで作業しやすくなります。
このようにテコの原理で大きな力を伝えて作業することができるので、スムーズな作業が実現できるレンチです。
六角棒レンチのうち使用頻度が高いのは3mmと6mmの2種類ですが、紛失しやすくセット売りで販売されている商品を選ぶ方も多いと思います。
■ドライバータイプ
ドライバーのようにグリップをもって扱えるので馴染み深い
■L型タイプ
使い分けもでき長さで使い分けて早回し、本締めと便利に使用できる
■T型タイプ
形状から力を加えやすく早回しも行いやすい
■折りたたみタイプ
小さなサイズなど紛失のリスクを下げながら持ち運びもコンパクトに
■ヘキサゴンソケット
ラチェットハンドルと組み合わせて使えるタイプ
などなど、種類があるので使い分けてみましょう。
一見すると先ほどご紹介した六角棒レンチによく似た形をしていますが、先端を見ると六角の星形をしているのが特徴的なレンチです。
切削チップの交換に使用するレンチです。六角レンチ以上にネジと工具がしっかりはまるので、大きな力を効率的に伝えることができるというメリットがあります。
ヘックスローブレンチには、T型とE型があり、それぞれの形状ごとにサイズがあるので、ネジ穴にあったレンチを選ばないとネジを傷めてしまうことがあります。
ここまでは手工具のレンチの種類についてご紹介してきましたが、インパクトレンチは電動工具のレンチです。
一般的な電動工具のインパクトドライバーよりも、締め付けトルクが強く、ボルトやナットの取り外しも簡単に行えるのが特徴です。
充電式のインパクトレンチならば、場所を選ばずに使用でき例えばタイヤの取り外しから足場の解体工事まで幅広く使用することができます。
ここ最近では40Vmaxという強力なパワーが魅力のインパクトレンチも販売されており費用こそかかるものの納得のパワーや仕上りに。
重量は少しあるので注意は必要です。
こちらのレンチは、エアコンプレッサーから送る圧縮空気が動力源になっているエアツール式のエアインパクトレンチです。
エアーの圧力を使うため、先ほどご紹介したインパクトレンチよりもパワーがあるので、自動車整備工場でよく使用されているレンチです。
そやなぁ!
本来のボルトやナットを回して締めたり、緩めたりという部分は変わらんけど
状況や内容に応じた使い方や適したレンチがあるし上手い事使い分けてな。
お任せお任せ!
ではおさらいとしてまとめてみたから
一緒に見てってなぁ~!
ここまでレンチとスパナの違いや、レンチの使い方、レンチの種類について解説してきましたが、どんな種類のレンチを選ぶときも選び方が3つあります。
ここからはさまざまな種類のレンチを選ぶときに参考になる、レンチを選ぶ時のポイントを3つご紹介いたします。
レンチの種類によって、そのレンチが得意なことや、苦手なことが異なるので、用途に合ったレンチを選ぶことが大切です。
作業スペースや距離、ナットを締める作業自体も仮締めなのか、本締めなのか、力が必要なのか、適切な空加減で締めたいのかなど、使用するケースごとにレンチに求める機能が違うので、用途に合ったレンチを選ぶようにしましょう。
またレンチを選ぶ時に重要な状況や目的に合わせたレンチを検討し選ぶようにしましょう。
ナットやボルトに合ったレンチを選ぶことで、ナットなどが傷んでしまったり、レンチが外れてケガをするリスクを下げることができます。
ボルトやナットのサイズを確認するときは、JISの規格を確認しましょう。
さらに規格から、メートルねじとユニファイねじに分かれているので注意が必要です。
メートルねじは、メートル法の単位ミリでサイズを表していて、ユニファイねじはインチを単位にしているので、1/8や5/8などと表記されています。
また、規格の次に二面幅を確認することも重要です。
二面幅とは向かい合う対辺の幅のことで、レンチに表記している数字を指します。
こちらもJISの規格表で確認することができるので、事前に確認しておきましょう。
データベース検索 JIS検索 日本産業標準調査会
レンチはナットやボルトのサイズに合ったものを選ぶ必要があります。その為さまざまなサイズのレンチを用意しておく必要がありますね。
そこで便利かつ使い勝手がいいもので、すでにいくつかサイズがそろっているスタートアップアイテムが便利です。
基本サイズが9本そろっているものや、45°のオフセットが7本そろっているものなど、レンチの種類によってさまざまなスタートアップアイテムや工具セットという名称で販売されているので、はじめてレンチを購入する際にまずは一式揃えてみる事もオススメです。
レンチとスパナはよく似た形状をしていますが、ナットやボルトなどを包み込むようにはめこむのがレンチ、ナットなどの外から締め付けるのがスパナという違いがあります。
ただレンチという名前でも、今回ご紹介したようにさまざまな種類があります。
レンチを選ぶ時は、用途に合ったレンチの種類を選ぶ他に、ナットやボルトのサイズに合ったレンチを選ぶようにしましょう。
お仕事はもちろん、DIYや日曜大工などレンチの特性をわかった上で自身にあった最適なレンチを選ぶ事も楽しみの一つになるかもしれませんね。
またはじめてレンチを購入する際は、いくつかサイズが異なるレンチを用意しておいた方が良いので、スタートアップアイテムを購入することをおすすめします。
スタートアップアイテムにもさまざま種類があるので、今まで一切工具を持っていなかったがこれからという場合など用途に応じて選ぶようにしましょう。
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