2024.01.10
竹を切る道具を徹底解説!切断・伐採に役立つ道具はどれ?
竹を切る際の道具選びで困っている方、竹を伐採するのに便利な道具を知りたい方、ぜひ当ページをご覧ください。
竹を切る道具について、シンプルでわかりやすく解説します。
切断・伐採に役立つ道具について解説するとともに、竹の種類などの豆知識も触れて参りますので、竹の切断・伐採でお困りの方はぜひ当ページをご参考にしてみてください。
目次
まず、竹を切る道具は用途によって選ぶことが大切であるという点に触れていきましょう。
繊維質が多くて硬い竹、密度が高く伐採しにくい竹、斜面に数多く密集した竹など、竹の種類や状況はさまざまです。
道具を選ぶ際には、上記のような条件下で竹を効率よく切断できる道具を選ぶことが基本となります。
単純に「竹を切る」だけではなく、一つの場所で活躍する道具や効率的に伐採することができる道具を選びましょう。
その視点で道具を選ぶことが、失敗しない道具選びの重要なポイントとなりますので、その点を意識した上で後述の「竹を効率よく切るための道具」などをご覧ください。
ここから、竹の種類や特徴について解説していきます。
竹を切るための道具について学ぶことも大切ですが、どのような種類の竹を切りたいのか、または切断・伐採・駆除する種類の竹によって選ぶ道具も変わります。
そのため、あなたが切ろうとしている竹の種類について知っておくことは重要です。
そこで、3種類の竹の特徴について確認してみてください。
まず、直径15センチメートル、高さ20メートルにもなる大型の竹である「マダケ(真竹)」について解説していきましょう。
節が二重の膨らみであり、基部から先端まで円錐形の樹形をしていて、張力や弾力に優れた特性を持つ竹でもあります。また、稈は曲げやすく、割れにくい性質があります。
そのため、「竹細工」や「伝統工芸品」などの素材としてよく使われます。
もし素材としてマダケを伐採する場合には、綺麗に切ることができる道具を選ぶことが重要となります。
次に、竹の中では美しいと言われることが多いモウソウチク(孟宗竹)について説明します。
直径18cm、高さ約20mに達する大型の竹で、節は一重で湿潤な環境によく生えます。
稈は先端部がだらりと湾曲する樹形ですので、その見た目から遠方からでも識別が可能でしょう。
花器や細工物にも使われますが、山あい部の斜面でよく生えるため、あまり足場を気にせずに切れる道具の選択がおすすめです。
ちなみに、タケノコは春一番に発生するため、春の味覚として親しまれている竹の一種でもあります。
最後に、「破竹」(ハチク)について解説しましょう。
直径は3~10cm、高さは15m程度と大型種ではありますが、他の竹と比較するとやや小振りであることが多いです。
成熟すると多くの人がイメージする竹のような「灰色を帯びた緑色」になり、節は二重の膨らみとなるのが特徴です。
ただしハチクは茎の柔軟性に劣るため、強風などにあうと曲がり、その後は元に戻らず湾曲する傾向があります。
素材としては細く割れやすいため、茶筅などの材料として用いられることがよくあります。
もし素材としてハチクを活用する場合には、適切な竹を切る道具を選び、伐採時に割れないように注意しながら、また湾曲しないように注意しながら切ることが大切です。
ここからは竹を効率よく切るための道具について解説していきます。
リーズナブルで使いやすい手動の道具や工具、そして多くの竹を切る際に非常に役立つ電動工具なども含めて紹介していきます。
また、出力の高い電動工具であれば、多くの竹を奇麗に伐採することが可能です。
したがって、予算や用途に応じてそのような工具の選択も考慮してみると良いでしょう。
天寿刃物本舗 51182 鞘入鋸 270
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上記の動画でも紹介しましたが、まず、リーズナブルな竹用のノコギリについて触れていきましょう。
竹用のノコギリは、その名の通り竹を切るために最適な道具であり、ホームセンターなどで手軽に購入できます竹用のノコギリというだけあって、伐採はもちろん、加工などにも使いやすく、幅広い用途で活躍してくれるのが嬉しい点です。
ただ、手動で竹を切る必要があるため、切断には時間もかかり、ある程度の力も必要となります。
そのため、多くの竹を伐採するような竹林整備の作業には向いていません。
しかし、非常に安価に購入でき、さらに安全に使うことができますので、ちょっとした伐採や加工などには非常に役立つ道具と言えるでしょう。
高儀 菊堂 鋼付両刃竹切・木鎌 180mmOR柄
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次に、竹を切る道具として非常に役立つ柄鎌(えがま)についてもご紹介しましょう。
柄鎌(えがま)は、山林の伐採や枝切りなどに活用する道具であり、竹を切る際にも重宝します。
ノコギリよりも速く切断できる利点もあり、伐採に慣れた職人でしたら約10秒程度で容易に切断できるほど便利な道具です。
価格もそれほど高いものではなく、先の竹用ノコギリと同様に気軽に試すことが可能です。
しかし、やはり手動で使う道具のため、大量の竹を伐採するのには適していません。
また、竹を切るためには一定の慣れが必要であり、切断面も荒れやすい道具でもあるため、切断後に加工する場合やしない場合で採用を検討することが必要でしょう。
それほど広い範囲の竹を切るわけではなく、徐々に整備していきたいときには選択肢の一つとなるかもしれません。
京セラ 充電式レシプロソー DRJ11XR
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上記の動画でも紹介しましたが、竹を刈る道具・工具として「電動工具」を検討されている場合、レシプロソーは非常におすすめです。
レシプロソーは初心者から上級者まで使いやすい電動工具であり、竹を刈るための電動工具として高い評価を受けています。
小型の電動ノコギリの形状であるレシプロソーは、先端のブレードを「竹用ブレード」にすることで、効率的に竹を刈ることができます。
電動工具ですので使用時にはけがをしないよう最低限の注意は必要ですが、比較的安全に利用でき、そのコンパクトなデザインは、竹が密集した竹林での作業にも適しています。
便利なバッテリー式のレシプロソーに竹用ブレードを装着すれば、切断面はきれいに仕上がり、多くの竹を刈ることができます。
そのため、本格的な竹林の整備にもおすすめです。
また、竹を刈る以外の作業やDIYなどでも活躍する電動工具であり、そのような用途での使用予定がある場合、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ハスクバーナ ゼノア チェンソー G2100T-25CV8
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上記の動画でも紹介しましたが、竹林を一気に伐採したい場合には、チェンソーなどの電動工具もおすすめです。
多くの人がイメージしやすい切断工具であるチェンソーは、切断スピードが非常に速く、竹を伐採する場合もかなりスピーディーに作業をこなすことができます。
「竹用チェンソー刃」を用いたチェンソーであれば、広い竹林での竹林整備もこなすことができますし、刃次第では竹以外の木々の伐採も行うことができます。
ただし、チェンソーは電動工具の中でも初期費用やランニング費用がかかるデメリットがあるため、本格的に大量の竹を伐採していく用途でなければ、別の道具や工具を選択肢に入れたほうがよいかもしれません。
また、チェンソーの反発力で自身の刃が跳ね返ってこないようにするなど、ある程度の技術が必要な電動工具であり、素人が扱うには少々危険な電動工具でもあります。そのあたりも含めて、竹を切るための電動工具として採用するかどうかを検討したほうがよいでしょう。
※竹を切るために最適なチェンソーではありますが、細い竹などではなく太い竹を切り倒したい場合には、切り方に少々工夫が必要な部分もあります。そのあたりも初心者が扱う際のネックとなる部分だと覚えておいてください。
補足として竹を枯らして駆除したい場合の方法についても触れていきましょう。
ご存知の方も多いかもしれませんが、竹は生命力が非常に強いため、1度伐採しても翌年にはまたグングン生えてきてしまうものです。
そのため竹を完全に枯らすためには、除草剤や重機などを活用する必要がありますが、最近では切断・伐採での枯らす方法も採用されることがあります。
例えば、竹を「地上高1メートル」を目安に伐採する方法が有名です。
冬の間に竹を地上高1メートル程度で切っておくことで、吸い上げた養分や水分が竹の切断部分から吹き出し、蓄えた養分を消費して枯れていくメカニズムです。
少し気の長い方法となるため、早期駆除をしたい人には向かない方法ですが、冬に切断するだけで竹の駆除につながりますので、場合によっては採用しても良いかもしれません。
周りの竹を全て駆除するのではなく、適度に駆除してバランスを取りたい場合などには、この方法も候補に入るでしょう。
また、この方法と除草剤の組み合わせで除去・駆除しようとする人もいるようです。
どのぐらいのペースで駆除していきたいかにあわせて、除草剤や重機、そしてこの「地上高1メートル」での切断などを検討することをオススメします。
竹用の除草剤としてオススメはこちら
参照:
防除が困難なタケ・ササに対して長年の実績がある除草剤です。
ここからは、竹を伐採する方法について解説してまいります。
竹を切る道具を効率的に活用するために、また伐採時のけがなどがないよう、各項目を目を通していきましょう。
まず最初に何よりも、伐採する方向を決めることが大切です。
基本的には、竹が傾いている方向、そして伐倒方向に樹木などがなく、切り倒した後に処理がしやすい方向にしましょう。
竹はどのような方向にも傾いて生えているので、その方向に向けて倒すのが切る際の基本です。
ただし、他の樹木や障害物が存在する場合や、切り倒した後に処理が困難な場所であれば、少しずらした方向へ切り倒すことも検討しましょう。
次に伐倒方向に向かって受け口を作ります。
受け口とは、斜めと水平の切り込みによって切り取られた部分のことです。
その斜めと水平の切り込みが伐倒方向に直角で、水平になることが理想的です。
場合によっては水平方向のみの受け口でも伐採は可能ですが、方向が定まりにくいというデメリットがあるため、基本的には上記のようにしっかりと受け口を作ってあげることを推奨します。
最後に追入口を決定し、倒すところまで進めます。
追入口は受け口の反対側から入れるもので、受け口の高さの三分の二の高さの位置に水平に入れていきます。
そして追入口を入れながらも、片方の手で竹を伐倒方向に押していくことで、竹の重心がスムーズに移動し、倒すことができます。
方向を決定し、受け口を設定して入れ、その後に追入口を決定して入れ、押し倒していきます。
これはシンプルな方法ではありますが、この3ステップで竹を伐採できます。
適当に切り倒すのではなく、上記の点を意識しながらスムーズに切り倒していくことを推奨します。
補足として、伐採から退避まで一連の流れを覚えておいてください。
竹を切り倒す際に油断してしまうと、張力によって竹が裂けてしまい、予想もしない方角へ飛び上がる危険性があります。
先述の方法で押し倒すことが基本ですが、万が一けがをしないように、竹が倒れ始めたら退避することを心がけましょう。
意外と竹の張力を軽視し、けがをしてしまう人も少なくありません。
竹を切る道具を適切に利用して、正確に切り倒す方法で伐採し、けがをしないように退避することまで一緒に実践することを強く推奨します。
今回は、竹を切るために役立つ道具や工具、効率的な切断や伐採を行うための道具や工具についてお話ししました。
狭い範囲の竹を整備したい場合、自身で竹を加工したい場合、仕事として竹林整備に活用したい場合など、人によりさまざまな用途で「竹を切る道具」が必要になります。
各々の利用場面や用途に合わせて適切な道具や工具を選ぶことにより、竹の切断や加工がスムーズにできます。
もちろん、今回触れたように電動工具を利用する場合には、ある程度の注意が必要です。
その点も含め、用途に合わせた道具の選択が大切です。
リーズナブルで使いやすい手動の道具を利用するか、本格的に竹を伐採できる電動工具を利用するかは、あなたの目的に合わせて選択します。
竹を切るための道具や工具を選ぶことは非常に大切なポイントですから、今回お話した内容を参考に、自身にピッタリな道具や工具を選び、活用していただければ幸いです。
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