2024.03.22
丸ノコの刃はいつ交換するのがベスト?交換時期と交換方法をシンプルに解説!
丸ノコの刃はいつ交換するのが良いのか?
丸ノコのチップソーの交換方法を教えてほしい!
丸ノコの替刃を交換する際の注意点などはある?
木材をはじめ様々な材料を切断できる便利な丸ノコは、非常に断面を綺麗に切断できるため、DIYなどでも愛用されている電動工具と言えます。
そんな丸ノコですが、刃の交換はどのタイミングで行うべきかを迷っている人も少なくないようです。
また、刃の交換が初めてなので、具体的な交換方法に悩んでしまったり、交換すること自体に抵抗を感じてしまう人もいるようですね。
さらに、丸ノコの刃はコストがかかるため頻繁に交換することは控えたい人もいるようですが、適切なタイミングで交換をしなければトラブルの元になってしまったり、作業効率の低下を起こしてしまうものです!
そこで今回は、丸ノコの刃はいつ交換するのがベストなのかという点について解説しつつ、肝心の交換方法についてもわかりやすく触れていきます。
それでは丸ノコの刃はいつ交換するのがオススメか、具体的なタイミングについて解説をしていきましょう。
人によって用途や利用シーンは異なると思いますが、これから挙げる5つの項目に該当する場合は丸ノコの刃の交換を検討することをおすすめします。
上記動画は丸ノコの刃の交換方法や交換時期などについて解説した動画です。
まず丸ノコの刃の交換タイミングとして、刃が丸くなってくるタイミングが挙げられます。
実際に刃を見ればわかるのですが、丸ノコの刃はいずれも鋭く尖っています。
だからこそ木材をはじめ様々な素材を綺麗に切断することができるのですが、使い続けているうちに刃が丸くなってきてしまうのです。
刃が丸くなってくると切れ味の低下や作業効率の低下につながるため、気がついた段階で早めに交換をしてしまうことをおすすめします。
また刃が丸くなる以外にも欠けてしまったり、変形しているような場合もトラブル防止のために早めに交換をしてしまいましょう。
次に、木くずがつきやすくなるタイミングも、丸ノコの刃の替え時です。
刃の切れ味が落ちてくると摩擦熱が発生し、切断している木材の樹脂を溶かします。
そのため、刃に木くずがつきやすくなり、普段よりも木くずが付着する量が増えたと感じたら、交換を検討しましょう。
木くずの量が増えるような状態の刃は、作業効率にも影響を与えます。早めに交換することをおすすめします。
また、真っ直ぐに切ることが難しいと感じたら、早めに刃を交換しましょう。
先の項目と少しつながる部分なのですが、丸ノコの刃は切れ味が落ちてくると真っ直ぐに切ることが難しくなってきます。
それは作業効率の低下でもあり、そして作業時のトラブルの原因にもなってしまうため、真っ直ぐ切れるかどうかは大切な判断基準の1つです。
切れ味以外にも、力を入れないと綺麗に切れない、切断面を見ると重みを感じる、などなど違和感を感じる場合も切れ味が落ちてきている可能性があるため、刃を早めに交換しましょう。
もし丸ノコの使用中に煙が出ることがある場合、迅速に刃を交換することをおすすめします。
これも切れ味が落ちることで摩擦熱が発生し、煙が出てしまうのです。
丸ノコで素材を切断中に煙が出てしまう場合には、トラブルのリスクがかなり高まってしまうため、一旦作業を中断してでも早急に刃の交換をおすすめします。
もし刃や切断している素材からではなく、本体から煙が出ている場合には丸ノコ自体の故障の可能性が高いので、いずれの場合でも作業中に煙が出る場合は一旦作業を中断して原因をチェックしましょう。
最後に切断時の音が高い場合、これも迅速な刃の交換をおすすめするタイミングです。
丸ノコを実際に使用していると、スムーズに切断しているときと切れ味が落ちてきているときでは、切断音に違いが出ます。
特に切断時の音が高いのは、刃が消耗している判断基準となるため、早めに刃を交換することをおすすめします。
逆に極端に音が低い場合も、トラブルの原因となる可能性があるため、普段と使用時・切断時の「音」に違いを感じられる場合は、刃の交換も含めて一度見直しをおすすめします。
ここからは丸ノコの刃の交換に必要なアイテムについて触れていきましょう。
刃の交換が大変と思うかもしれませんが、事前に必要なものは少ないので、交換が初めての人も面倒くさがらずに準備を整えて、適切に刃を交換していきましょう!
まず、丸ノコの刃を交換する場合、当然ですが新しい刃が必要です。
丸ノコ用の新しい刃、いわゆる替刃・チップソーにはいくつかの種類があるため、自身の用途に合わせて選ぶことが大切です。
重要なスペック
・外径
・内径
・刃数
・刃厚
上記のような点をチェックしながら新しい丸ノコの刃を選びましょう。
もし選ぶのが不安な場合には、今使っている刃と同じモデル、もしくは同じスペック(数値)のモデルを選ぶことをおすすめします。
ただし用途が異なる刃に交換をしたい場合には、しっかりと用途・利用シーンにマッチする替刃を選ぶことをおすすめします。
用途例
・一般木工用
・サイディング用
・石膏ボード用
他にも「キッチンパネル用」や「プラスチック建材用」、また「リフォーム用」や「金工用」など様々な種類が存在します。
スペックや用途なども含めて新しい丸ノコの刃を選ぶことで、今まで以上にスムーズに作業を進めることができるようになるでしょう!
替刃の選び方は下記記事にまとめていますので是非ご覧になって下さい
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丸ノコの替刃(チップソー)の種類や選び方を徹底解説!最適なサイズ情報も紹介!
次に丸ノコの刃を交換する際には、T型レンチも必要になります。
T型レンチは、多くの場合、丸ノコを購入した際に付属されていますので、新たに購入する必要はないでしょう。
刃を交換する際に必要になるツールなので、T型レンチは必ず用意しておきましょう。また、基本的には付属されているT型レンチを使用することが大切です。
それ以外のレンチを使ってしまうと、締め付けすぎて負担がかかってしまったり、上手く緩めることができなかったり、トラブルの原因になるためです。
基本的には付属されているT型レンチで丸ノコの刃を交換することをおすすめします。
ここから丸ノコの刃の交換方法について解説します。
シンプルな工程に分けて解説しますので、実際にどのような流れで刃を交換するのか確認しましょう。
まず第一にするべきことは、刃の交換前にコンセントやバッテリーを外すということです。
電源式であればコンセントからコードを抜き、充電式の場合にはバッテリーを本体から必ず外しておきましょう。
その後に万が一にも作動しないかの確認の意味で、トリガーを引いて動作しないことをチェックしておきましょう。
そこまで念入りにと思う人もいるかもしれませんが、刃の交換中に万が一にも誤作動をしてしまうと大怪我のおそれがあります。
バッテリーをうっかり外し忘れてしまったり、またコードを抜いたつもりが別な工具のコードだったなんてうっかりがないように、必ず丸ノコが動作しないかを確認してから刃の交換に入りましょう。
次に、丸ノコの刃の交換手順について説明します。
まず、ロックレバーを押して刃を固定します。ロックレバー(シャフトロック)を押すことで、刃が空回りしなくなるため、交換作業時の怪我を防ぐことができます。
ロックレバーを押すのを忘れないようにしましょう。
そしてロックレバーを押しながら、T型レンチを使ってボルトを緩めていきます。
丸ノコが回転する方向に回せばOKですので、基本的には反時計回りに回します。
力任せに回すのではなく、ゆっくり少しずつ回していき、ボルトを緩めつつ、最後はしっかりと引き抜きましょう。
そしてボルトを引き抜くと、フランジも外れます。
フランジは丸ノコの刃を固定している丸い金具の部分です。
多くの人がイメージできるのではないでしょうか。
ボルトとフランジを外した後は、丸ノコの刃を外します。
基本的には安全カバーが付いているので、カバーをスライドさせ、もしくは持ち上げて本体から外します。
ちなみに、丸ノコのモーター側を下に向けて作業すると取り外しがしやすくなります。
中々刃が取り外せない人は試してみてください。
いよいよ肝心の新しい刃を取り付ける工程ですが、取り付ける際には刃の向きに注意が必要です。
多くの丸ノコには本体の円形部分に回転方向が矢印で表示されています。
そして刃自体にも同じように矢印が付いている刃が多いので、丸ノコ本体と刃自体の矢印が同じ方向になるように取り付けます。
また、新しい刃には保護カバーが付いていると思いますが、これは現時点では外す必要はないので、そのままの状態で取り付けます。
新しい刃を取り付けた後は、フランジを取り付けてボルトを締めていきます。
これは刃を外したときとは逆の手順で行えば良いので、特に難しいと考える必要はありません。
注意点としては、まずフランジを取り付ける際に、刃とフランジがしっかりと密着していることを確認することです。
フランジと刃がしっかり密着していないと、回転がブレる原因になり、トラブルの原因にもなるため、新しい刃を取り付ける際には、フランジもしっかり丁寧に取り付けることを心がけてください。
そして最後にボルトを締めて、緩みがないことを確認すれば、フランジとボルト締めの工程は完了です。
最後の大切な工程として、丸ノコの刃を交換した後は、すぐに電源を入れずに手動で確認しましょう。
手動で確認するというのは、「電源が切れている状態で手で回す」ということです。
丸ノコを正面に見た状態で軽く手で回して、問題なく真っ直ぐに回転していれば、刃の交換が正しく完了したと思って良いでしょう。
逆に、少しふらつきやグラつきを感じるようであれば、正しく装着できていない可能性がありますので、確認や取付直しを行うことをおすすめします。
意外と交換後はすぐに電源を入れて確認をしてしまい、グラグラしたまま刃が回転するなんて危険な経験をする人も少なくないため、多少面倒に感じたとしても、手動で刃を軽く回す確認の手順を飛ばすことなく行いましょう。
真っ直ぐに丸ノコの刃が回転しているのを確認した後は、刃先に付いているプラスチックカバーを外して、丸ノコの刃の交換の工程は全て完了となります!
はじめての場合は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえばスムーズに交換を行えるようになります。
もちろん慣れるまでは、怪我やトラブルなどがないように、しっかりと各工程を確認しながら漏れのないように刃の交換を丁寧に行っていくことをおすすめします。
今回は丸ノコの刃はいつ交換するのが良いのか、そして肝心の交換方法についても解説しました。
丸ノコの刃は定期的に交換しなければならないと分かっていても、実際に交換のタイミングがくると面倒に感じてしまう人も少なくありません。
またコストの面から交換を先延ばしにしたり、今のままでももう少し使えるのではと思う人もいるようです。
しかし、今回お話したように丸ノコの刃の交換のタイミングは大変重要で、逆に先延ばしにしてしまうと作業効率の低下、そして作業時のトラブルを引き起こす可能性があります。
さらに傷んだ刃を使い続けることは丸ノコ本体へ負担をかけることにもなりますので、刃は定期的に交換することが大切です。
当ページをご覧の「丸ノコの刃の交換が初めての人」などは、面倒に感じてしまう人もいるかもしれませんが、いざ交換をしてみるとそこまで面倒なものではありません。
また一度刃の交換をしてみると思った以上に簡単なので、気になっているチップソー(替刃)を色々と試してみたいと感じる人もいます。
いずれにしても丸ノコの刃は交換のタイミングが大切ということを覚えておいて、いざ刃の交換が必要になった場合には注意点をしっかり意識しつつ怪我やトラブルのないように丁寧に交換することをおすすめします。
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