2023.09.21
丸鋸ガイドの使い方を種類ごとに解説!選び方や人気メーカーも紹介
丸鋸ガイドの使い方をマスターすれば、美しい直線で材料をカットすることができるので、DIYや製材作業で大活躍します。
しかし、丸鋸ガイドにはさまざまな種類があるので、「丸鋸ガイドの種類ごとに使い方を知りたい!」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は以下のことがわかる内容になっています。
・種類別に丸鋸ガイドの使い方を解説
・作業用途別に選ぶ!丸鋸ガイドの選び方
・丸鋸ガイドは必要?捨て木の使い方や自作のやり方
・丸鋸ガイドのおすすめメーカー「タジマ」と「シンワ測定」の特徴
「種類ごとに丸鋸ガイドの使い方を知りたい!」と感じている方に役立つ情報が満載なので、ぜひご参考にしてください!
目次
丸鋸ガイドは、大きく分けて以下の3つに分けることができます。
・直角・留め
・フリーアングル
・平行
ここからは、上記3種類の丸鋸ガイドの使い方を解説していきます。
タジマ 丸鋸ガイド MRG-F90M
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直角を簡単に切断できる直角・留めの丸鋸ガイドは、初心者や、それほど長くない材料を切断するときにおすすめです。
直角・留めの丸鋸ガイドの使い方は、ガイドと丸ノコを平行に合わせて切断するだけで、真っ直ぐに美しく切断することが可能です。
また、45°の角度に合わせて切断することもできるので、最低限の作業で作業することができます。ただし、長尺の材料を切断するには向いていないので、別の種類の丸ノコガイドを選ぶようにしましょう。
シンワ測定 丸ノコガイド定規 フリーアングル Neo 30cm
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フリーアングルの丸鋸ガイドは、初心者の方はもちろん、プロユースでも丸鋸を使うのであればひとつは持っておきたいですね。
フリーアングルの丸鋸ガイドの使い方は、以下の5つの手順ごとに順を追って作業します。
①材料の切断したい位置にケガキ線を書く。
②切断したい角度に合わせて、フリーアングルの丸鋸ガイドを調整する。
③丸鋸ガイドに捨て木をセットして、切断する長さを調節する。
④捨て木で調節した先のところと、ケガキ線を合わせる。
⑤合わせたところから丸鋸ガイドにそって切断する。
捨て木を使用することで、切り出し位置の合わせをより簡単に行うことができます。
汎用性が高いフリーアングルの丸鋸ガイドは、デメリットとして先ほど解説した直角・固定の丸鋸ガイドまでいきませんが、長物を切断するのには向いていません。
マキタ 平行定規 164095-8
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丸鋸を購入すると付属していることが多い平行定規は、定規の種類によって上下に動かすことができるので、材料に合わせて幅も変えることができます。
特にTスライド型の平行定規であれば、ガイド部分を前後に動かすことができるので、状況に応じて臨機応変に使い分けることが可能です。
平行の丸鋸ガイドの使い方はとてもシンプルで、意識すべきは以下の2つのみですが、扱いがやや難しいとなります。
・丸鋸の先端部に、平行の丸鋸ガイドを通す。
・つまみで調節して、ガイド部分を動かす。
つまみで調節してガイド部分を動かすときに、ガイドが丸鋸台よりも短いと、切り終わりのときに曲がりやすくなってしまうので注意が必要です。
平行の丸鋸ガイドは、他の丸鋸ガイドと比べて最初は扱いが難しいように感じると思いますが、慣れると切れる材料の幅が広がります。
丸鋸ガイドの設定そのものが難しく、調整に時間がかかるのがデメリットなので、初心者の方は苦戦するかもしれません。
丸鋸ガイドの選び方にはいくつかありますが、一番大切なのは種類を理解して、使用用途に応じて適切なものを選ぶことです。
形状についてはこの項目で5つご紹介しますが、次に大切なのが長さです。
長さはDIY用であれば小型の200mm〜300mm、大きくても600mm程度で十分です。
製材作業などプロ用であれば、1m近くある大きな丸鋸ガイドを選ぶと便利です。
では、丸鋸ガイドの種類ごとの特徴とはどのようなものがあるのでしょうか?ここから詳しく解説していきます!
Beslands 三角定規 木工用 18*18cm
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30cm以下のものが主な三角定規タイプの丸鋸ガイドは、幅の狭い材料を切断する作業に適しています。
付き当てが両面に付いているので、どちらの面でも使用することができ、45°の切断も簡単に行えるのが特徴です。
小さいサイズのものが多く、軽量でコンパクトなので、腰袋や道具箱に入れてもストレスになりません。
シンワ測定 丸ノコガイド定規 エルアングル フィット 23cm
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アルファベットのL字型をしたエルアングルの丸ノコガイドは、直角定規とも呼ばれています。
丸ノコガイドの中では主流の形状で、小さなサイズであれば200mm〜300mm、一般的なサイズで450mm〜1mのものがあります。
幅が狭い材料よりも、ある程度幅がある材料を切断するときに最適です。
タジマ フリーガイド FG-P370C
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フリーアングルの丸鋸ガイドは、さまざまな材料に対応できます。
三角定規やエルアングルは45〜90度までの決まった角度でしか使えませんが、フリーアングルの丸鋸ガイドは約15〜160度までの広い範囲で自在に角度を変えて切断することが可能です。
一般的には300mm程度のものが多いですが、大きなものでは1m近くまであるものもあります。
さまざまな角度切りに対応できるので、フリーアングルの丸鋸はひとつ持っておくと安心です。
ただし多くの場合で45度もしくは90度で作業することが多いので、フリーアングルの丸鋸ガイドの他に違う種類のものも用意しておきましょう。
MKK 丸鋸定規スライドタイプ MJH-600
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アルファベットのT字型をした平行定規であるTスライドの丸鋸ガイドは、材料の縦引きに使います。
突き当て部分を材料の側面に沿わせながら、材料の側面と平行に切断することができます。
長さの短い材料から長い材料まで幅広く対応できるので、プロユースで重宝されています。
さらに切断するときに幅を固定することができるので、同じ幅の材料をたくさん切断することもできます。
さまざまなサイズのものがありますが、60cm程度のものを使用すると使いやすいのでおすすめです。
タジマ カッターガイド CTG-SL200
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長い定規のような形状をしたカッターガイドは、1mを超える長さのものを切断する際に使用します。
エルアングルでは長さが足りない材料でも、カッターガイドを使えば長い材料も美しく直線で切断することが可能です。
長さは1mから2mまで幅広くあるので、用途に応じて選ぶことができます。
そもそも丸鋸ガイドがなくても、丸鋸はパワフルな電動工具なのでサクッと切断できそうなものです。
しかし実際には、丸鋸を使うときは丸鋸ガイドが必須品です。
ここからはなぜ丸鋸ガイドが必要なのか?捨て木の必要性や自作する方法について解説していきます!
極端に言えば、丸鋸ガイドがなくても丸鋸で材料を切断することは可能です。
精度を問わないシーンでは、シンプルに切断だけを行うときは丸鋸ガイドは不要でしょう。
しかしサイズをしっかりと合わせなければならない場合は、丸鋸ガイドが必須となります。
丸鋸ガイドを使うことで、真っ直ぐな線を描いて、その線にそってキレイに切断することが可能です。
また安全にも配慮することができます。
丸鋸そのものがパワーがある電動工具なので、刃が材料に当たってしまうと、丸鋸本体が後ろに向かって跳ね上がるキックバック現象が起こります。
キックバックは、丸鋸をはじめとする切断工具を使用する際には必ず避けなければ、あなた自身や周囲の人などに大きな被害が及ぶ可能性が高いです。
丸鋸ガイドを使えば真っ直ぐ切断できるので、丸鋸に負荷があまりかからずキックバックを防ぐことができます。
丸ノコガイドを購入すると、捨て木が付属していることがあります。
丸ノコはベースプレートを搭載しているので、ガイドのすぐ横を切断することができません。
そこで付属している捨て木を使うことで、正確な切断箇所がわかりやすくなります。
捨て木の使い方は、丸ノコガイド側に捨て木を引き出して、捨て木を固定ネジでしっかりと固定してから、スライダー用の溝にスライダーを滑らせることで切り始めます。
捨て木は切り終わりに発生しやすいズレを防いでくれるため、丸ノコガイドに何度も押し付ける必要がなく、突き当て部を材料に当ててから、切断したい角度に基準目盛りを合わせ、ストッパーネジを締めて使用します。
プロユースで丸鋸ガイドを使っていると、市販の丸鋸ガイドでは使いにくいと感じることがことがあります。
この場合、丸鋸ガイドを自作することで、自分の好みの長さにすることが可能です。
既存の丸鋸ガイドを使って、木材を真っ直ぐ切れば、直線や直角の丸鋸ガイドを自作することができます。
木材は基本的にステンレスやアルミと比べて劣化しやすいですが、ラワンベニヤやシナベニア、MDFなど種類によっては劣化しにくく、持ちの良い自作の丸鋸ガイドを作ることができます。
直線や直角の丸鋸ガイドを自作する際には、
・オフセット版
・フェンス
・突き当て板
上記3つのパーツに分けて木材を切り出して自作してみましょう。
丸鋸ガイドを製造・販売するメーカーで有名なのが、「タジマ」と「シンワ測定」の2社です。
丸鋸ガイドを選ぶ際に、「タジマかシンワのどちらのものを選ぼうかな?」と悩む方が多いほど、この2社は突出した精度の高さで丸鋸ガイドを販売しています。
どちらも共通して、丸鋸ガイド本体そのものが丈夫で曲がりにくいのが特徴です。
うっかり丸鋸ガイドを踏んでしまっても、少しくらいでは壊れません。
また、丈夫さが向上しているのに、丸鋸ガイドを使っているときに起きるしなりやブレも置きにくくなっています。そのため、扱いやすいという特徴もあります。
Tスライドの丸鋸ガイドを例にあげると、突き当て部分を止めている金具が外れてしまって、いつの間にかどこかにいってしまった…ということもありません。
タジマとシンワの両社ともに、滑りやすく切断作業がはかどるようになっており、突き当て部分はどちらも可動式になっています。そのため、切り揃えなどの切りにくい場所も作業しやすくなります。
丸鋸ガイドの使い方は、今回ご紹介したように、丸鋸ガイドの種類によって異なります。
直角・留め、フリーアングルは比較的初心者の方でも使いやすいですが、直線の丸鋸ガイドは使い方が少し難しいというデメリットがあります。
しかし、扱い慣れてくると幅広い切断作業に使うことができるので、とても使い勝手の良い丸鋸ガイドになります。
丸鋸ガイドを選ぶときは、作業用途に応じて丸鋸ガイドの種類を使い分ける必要があるので、今回ご紹介したことを参考に選んでみてください。
丸鋸ガイドを販売するメーカーは「タジマ」と「シンワ測定」の2社が人気で、この2社は扱いやすく、精度の高い丸鋸ガイドを販売しているのが特徴です。
もし「どの丸鋸ガイドにしようかな?」と悩んだら、タジマまたはシンワ測定の丸鋸ガイドを選んでおくと間違いないでしょう。
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