2024.04.29
インパクトドライバーとドリルドライバーの違いをシンプルにわかりやすく解説致します!
インパクトドライバーとドリルドライバーはどんな違いがあるの?
インパクトドライバーとドリルドライバー,実際は同じ電動工具?
インパクトドライバーとドリルドライバーの各々の特徴について知りたい!
DIYなどのシーンでも活躍してくれるため、インパクトドライバーやドリルドライバーを購入しようとする人が増えてきています。
しかし、実際にインパクトドライバーとドリルドライバーの違いについて理解していないため、自分にとってどちらが適した電動工具かを迷ってしまう人も多いようです。
そこで今回は、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いについて、そして各々の特徴についても解説いたします。
意外に「同じものでは?」と思われがちですが、インパクトドライバーとドリルドライバーには違いが存在しますので、用途やシーンに応じて選ぶことが大切です!
非常に便利な電動工具だからこそ、購入後に失敗したと後悔することがないように、各々の違いについてしっかりと確認していきましょう。
目次
まず最初にお伝えしておきたいのは、インパクトドライバーとドリルドライバーはどちらも「電動ドライバー」に分類されるということです。
「電動工具としてのドライバー」として認識している人も多く、逆にどちらも同じものなのではと誤解する人もいるのです。
確かに形や機能も似ており、同じようなシーンで活用することもあるため、似ている電動工具、ほぼ同じ電動工具として認識している人も少なくありません。
しかし、インパクトドライバーとドリルドライバーはそれぞれ特徴や強みが異なるため、そのあたりをしっかりと把握してから選ぶことがとても大切です。
電動ドライバーとして一括りにするのではなく、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いについて知った上で、自分にピッタリなモデルを選んでいきましょう。
ここからはインパクトドライバーがどのような電動ドライバーなのかについて、解説してまいります。
インパクトドライバーの特徴や得意な作業についても触れていきます。
自分が求めている作業が可能かどうか、また汎用性を含め自分のイメージとマッチしているかどうか、そのあたりについても確認していきましょう。
まず、インパクトドライバーの特徴について解説していきましょう。
インパクトドライバーは名前の通り、回転方向にインパクト(衝撃)を発生させて、締めたり緩めたりする力を強める仕組みの電動工具です。
いわゆる電動ドライバーの一種ですが、よく比較されるドリルドライバーよりも衝撃を与える特徴を持つため、より強い力を発生させることが可能です。
そのため、その強力な性能がインパクトドライバーの特長となっています。
参考記事:
さらにインパクトドライバーは汎用性にも優れていて、本体にドライバービットやドリルビットなどを装着することで、ネジ締めや穴あけ作業だけでなくさまざまな作業に対応できる点も見逃せないメリットと言えます。
インパクト(衝撃)を与える仕組みと、先端部の付替え可能な点からも、さまざまな作業に対応できるため、幅広いDIYを目的とする方にピッタリな電動ドライバーと言えるでしょう。
次に、インパクトドライバーが得意な作業について解説いたします。
インパクトドライバーは、先にお話しした通り、先端の取り換えによりさまざまな作業に対応できます。
しかし、特に得意な作業として挙げられるのは以下の3点です。
・長いネジを打ち込む作業
・硬い材料にネジを打つ作業
・大量のネジを使用する作業
これらの作業は比較対象となるドリルドライバーよりもパワーが必要とされることが多いため、インパクトドライバーの方が適しています。
先端部の取り換えにより多種多様な作業に対応可能ではありますが、主に得意とする作業としては、上記の3つが特に頼もしく、その働きを期待できます。
これを覚えておくと、インパクトドライバーの利点がより理解できるでしょう。
ここからはドリルドライバーがどのような電動ドライバーなのかについて解説していきます。
先の項目ではインパクトドライバーの特徴や得意な作業について触れてきましたが、同じようにドリルドライバーの特徴・得意とする作業についても解説していきます。
先程の項目との違いについてチェックしつつ、自分が求めているのはインパクトドライバーなのか、それともドリルドライバーなのか確認しましょう。
そういった比較を行いながら、特徴や得意な作業について目を通していきましょう。
まず、ドリルドライバーの特徴として、穴をあける作業とネジを締める作業のどちらも効率的にこなせる点が挙げられます。
インパクトドライバーのように衝撃を発生させる仕組みではないため、モーターの回転力のみを利用したスマートなネジ締め作業が可能です。
DIYなどでの簡易的なネジ締めや穴あけなどでは非常に便利に活用でき、使い勝手も良いため、DIY入門用の電動ドライバー(工具)としても活躍してくれるでしょう。
ただし、モーターの回転力に頼る仕様上、硬い木材へのネジの打ち込みなどには適していないと覚えておきましょう。
次に、ドリルドライバーの得意な作業についても触れて参りましょう。
ドリルドライバーは、先端のドライバー部分がまっすぐに回転するため、ブレが少なく、インパクトドライバーよりも正確な穴あけ作業などに適しています。
・下穴を開ける作業
・正確な穴あけ作業
・簡単なネジ締め作業
具体的には、上記の3点の作業がドリルドライバーが得意とする作業と言えるでしょう。
ドリルドライバーもインパクトドライバーと同様に、汎用性に優れた電動ドライバーなので、DIYのシーンでは大いに活躍してくれます。
ただし、先にも挙げたように、インパクトドライバーと比較するとパワーが少々不足する場面がありますので、厚みのある硬い木材などへの作業は適していません。
しかし、衝撃がないため壊れやすい素材の穴あけなどには適しており、キッチンパネルや薄い鉄板への穴あけ作業などでは、ドリルドライバーが大いに活躍してくれることでしょう。
ここからはインパクトドライバーとドリルドライバー、どちらの電動ドライバーを選ぶべきかについて、お話しをしてまいります。
どちらも使用感が抜群の電動ドライバーですが、ある程度の基準がないと迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、具体的な3つの項目による選び方について触れてまいりますので、先に述べた「特徴」や「得意な作業」と併せてご参考にしていただければと思います。
まず一つ目の選び方として、静音性で選ぶという選択肢が挙げられます。
端的に言えば、インパクトドライバーは回転に打撃が加わるため、比較的大きな音と振動が響きます。
そのため、室内での使用では気になる人もいるかもしれません。
また、近所への迷惑も考慮し、静かに作業をしたいと考えている人には、ドリルドライバーを選ぶのが良いでしょう。
もちろん、自身の目的とする用途に合わせて選ぶことが前提となりますが、どちらでも問題がない場合にはモーター音だけで振動がそれほど大きくない、そんなドリルドライバーを選ぶと良いかもしれませんね。
次に、ネジ締めの効率で選ぶという選択肢が挙げられます。
そのモデルのスペックによりますが、基本的に同じボルト数のバッテリーを使用した比較をした場合、インパクトドライバーのほうがネジを締め付けるパワーが大きいです。
パワー(トルク)が強く、回転数も多いため、早くネジ打ち作業をこなしたいと考える場合は、インパクトドライバーを選ぶのが良いでしょう。
最後に穴あけ作業が優先の場合について触れていきます。
この場合はドリルドライバーが向いており、下穴を開ける、ダボ用の穴開け、またはくり抜きなどの精度にも優れているため、穴あけを主に行うのであればドリルドライバーが良いでしょう。
インパクトドライバーの場合はビットの固定に少し遊びがあったり、負担・打撃が加わると回転軸がブレやすい特徴を持つため、精密な穴開けは少し難しいです。
穴あけ作業を主に行う場合は、穴あけとネジ締めをバランス良く行うことができるドリルドライバーを選ぶほうが良いでしょう。
ここからはインパクトドライバーとドリルドライバーの人気メーカーについて解説していきます。
特に「安定した人気のメーカーの電動ドライバーを選びたい」と考えている方にとっては、重要なポイントとなります。
具体的な5つのメーカーについて解説いたしますので、今後の電動ドライバー選びの参考になさってください。
まず、電動工具業界でトップのシェアを誇るマキタについて解説していきましょう。
東証一部上場の大企業であり、さらに国内シェアの約60パーセントを誇る電動工具業界のトップを走る企業です。
非常に安定したクオリティの電動工具、そして幅広いラインアップが好評で、初めて電動ドライバーを購入する人にも非常におすすめなメーカーと言えるでしょう。
インパクトドライバーとドリルドライバーの購入を検討しているなら、真っ先に候補に入るメーカー、それがマキタなのです。
次に、工機ホールディングスが運営するブランドであるハイコーキについて触れていきましょう。
ハイコーキは国内でも非常に有名な電動工具のメーカーで、マキタと同様に一番先に選択肢に入るメーカーと言っても過言ではありません。
何度もマイナーチェンジを行い、性能向上への強い意欲が評価されています。
インパクトドライバーとドリルドライバーで迷っている方にも極めておすすめのメーカーです!
マキタとの比較では、コストパフォーマンスに優れた電動ドライバーも多いので、性能と価格のバランスを重視する方にもおすすめです。
ピストル型の電動ドリルを初めて発明したメーカーとしても知られているブラックアンドデッカーについても触れていきましょう。
上記のピストル型の電動ドリルがきっかけとなり、さまざまな小型の電動工具が生まれることになったことをご存じの方もいるかもしれませんね。
日本でもファンが多いブラックアンドデッカーですが、この企業が世界一のシェアを誇っていることを知らない方は意外に多いかもしれません。
国際最大のシェアを誇るマキタも世界シェアは5位です。そのことを考えると、ブラックアンドデッカーがどれほどのメーカーかが伝わると思います。
このメーカーはオレンジ色のデザインが特徴的であり、性能も高いため、DIY用途での電動工具を検討している方にもピッタリなメーカーです。
ロゴやデザインもおしゃれなので、性能や価格とあわせてチェックしてください。
好みとマッチするインパクトドライバーとドリルドライバーが見つかったら、それを愛用することができるでしょう。
さらに、ドイツの有名な電動工具メーカーであるボッシュについても触れていきます。
ボッシュは世界的に有名な電動工具のメーカーであり、日本でのシェアも3位で、かなり知られているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
電動ドリルなどでも人気のあるメーカーであり、精度の高さに定評がありますので、安定した作業を行いたい方にはボッシュがぴったりです。
デザインも特徴的なモデルが多く、優れた耐久性も評価されています。
インパクトドライバーやドリルドライバーの各モデルのスペックをチェックしつつ、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ヒルティ
最後に、リヒテンシュタインに本社を置くヒルティについても触れていきましょう。
このヒルティも世界的に有名な電動工具のメーカーであり、国内でもなかなかの人気を誇っています。
製品の品質が高く、またアフターサービスに力を入れているメーカーなので、初めて電動ドライバーを選ぶ方にもおすすめです。
もちろん、各モデルともにバランスの良い性能で使い勝手も良く、インパクトドライバーやドリルドライバー選びで悩んでいる方は、一度ヒルティのモデルをチェックしてみても良いでしょう。
今回はインパクトドライバーとドリルドライバーの違いに悩む人向けに、各々の特徴や得意とする作業などについて解説して参りました。
どちらも電動ドライバーに分類される電動工具ですが、同じように見えて実は違いがあるため、しっかりと各々の違いを理解した上で目的に合致したモデル選びをすることが大切です。
また、メーカーについても説明して参りましたが、選択肢が多くて決められないという方は、国内で多くのシェアを占め、さまざまな場所で取扱いのあるマキタかハイコーキを選ぶと良いでしょう。
特にマキタは、通販はもちろん各種ホームセンターでも多く取扱っているメーカーなので、初めての方でも安心して使うことができると言えるでしょう。
もちろん、他のメーカーも非常に優れた品質を持っていますので、デザイン面なども考慮に入れて候補に入れてみるのも一案かもしれませんね。
インパクトドライバーとドリルドライバー、どちらも非常に優れた電動工具ですが、目的やシーンに合わせて選ばないと、思うように使えずに失敗し、後悔するかもしれません。
そういったことがないように、今回お話しした内容を参考にしながら、自分にぴったりな電動ドライバーを選び、さまざまな作業に活用してみることをおすすめいたします。
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