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2024.03.19

丸ノコの替刃(チップソー)の種類や選び方を徹底解説!最適なサイズ情報も紹介!

丸ノコの替刃(チップソー)の種類や選び方を徹底解説!最適なサイズ情報も紹介!

お客様

丸ノコの替刃の種類を知りたい!

お客様

丸ノコのチップソーで良い選び方は?

お客様

丸ノコ用のオススメ替刃を教えてほしい!

 

電動工具の中でも使い勝手が非常に良い丸ノコ!

 

素材をカットするのに重宝する電動工具なので、DIYなどでも愛用している人はいるのではないでしょうか。

 

そんな丸ノコですが、替刃を上手に活用することで、様々な素材を効率的にカット・加工できるようになります。

 

意外と軽視してしまい、簡単に選んでしまう人もいますが、大切な要素ですので、今回はそんな丸ノコの替刃の種類や選び方について、わかりやすく解説していきたいと思います。

 

また、最適なサイズ情報やスペックの見方などについても触れていきますので、替刃選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

 

丸ノコの替刃のチップソーについて

 

まずは丸ノコの替刃であるチップソーについて解説していきます。

 

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、基本的な情報ですので、知っている方もおさらいの意味で目を通してみてください。

 

そもそもチップソーとは

まずは、そもそもチップソーとはと言った点について触れていきましょう。

 

基本的にはチップソーは本体を鋼で丸ノコ状につくり、刃先の部分に超硬チップをロウ付けして研磨したものを指します。

 

木工用丸ノコはもちろん集じん丸ノコ、また金工カッターや草刈り機など幅広い工具で活用されます。

 

丸ノコの替刃とチップソーの違いについて気になる人もいるようですが、丸ノコの替刃はチップソーの認識で問題ありません。

 

丸ノコの替刃がチップソーであり、逆にチップソーは丸ノコ以外の工具などでも活用できる替刃(パーツ)のようにイメージするとわかりやすいかもしれませんね。

 

チップソーには様々な種類があるので、そのあたりについては後述の内容を参考にしてみてください。

 

チップの名称・種類を解説

次にチップソーに取り付けられている「チップ」の名称・種類について触れていきましょう。

 

チップソーの種類がチップの種類でもあるため、用途にマッチするチップを選ぶことで効率よく作業を行うことができるようになります。

 

エスコ 超硬チップソー 木工用 EA813WA-36

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超硬チップ(木工用)…硬度と靭性を併せ持つチップであり、耐摩耗性や耐欠損性に優れているため、長期間のスムーズな切断を可能としております。

 

 

TRUSCO サーメットチップソー 305X56P TSS-30556N

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サーメットチップ(金工用)…非常に硬度の高い特殊チタンを主成分としたチップであり、耐摩耗性に特に優れ「硬質金属」もスムーズな切断を可能としています。

 

 

山真製鋸 オールダイヤモンド 8P 100x8P CYT-YSD-100D8

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焼結ダイヤモンドチップ(サイディング用)…ダイヤモンドを高密度に焼結したチップであり、優れた耐摩耗性と高強度で圧倒的な耐久性を実現しているのが特徴です。

 

 

ハウスBM ボードデンマル石こうボード用 BDM-10022

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超微粒子超硬チップ(石こうボード用)…高強度・高硬度化した超硬チップであり、優れた切れ味が持続する石こうボードの切断にも最適なチップです。

 

主に上記の4種類について知っておけば、目的・用途にあわせた丸ノコの替刃選びを実現することができるでしょう。

 

チップソーのスペック表記の見方

チップソーのスペック表記の見方についても解説していきましょう。

 

チップソーの種類と同じぐらい大切なスペックですが、具体的には「190X2.0X72P」などのような形で表記されることが多いです。

 

この場合は各種数値と順番が下記のような意味を持ちます。

 

・190:外径
・2.0:厚み
・72P:刃数

「P」のみ英字ですが、これは外径と混同しないように末尾にP(場合によってはT)が付くのです。

 

また、「190X2.0X20X72P」等の場合は、「20:内径」の意味を持ちます。

 

数値の羅列でスペックがわかりにくいと思っていた人もいるかもしれませんが、実は上記のように非常にシンプルな法則で表記されているので、ぱっと見ただけでチップソーのスペックがイメージできるようになっているのです。

 

チップソーのスペックの詳細

大切な要素としてチップソーのスペック詳細についても触れていきましょう。

 

丸ノコの替刃としてチップソーを選ぶ場合は、下記のような点を意識して選ぶことが大切です。

 

・外径:スペックの中で最も重要な部分であり、切断したい材料、そして取り付ける丸ノコの能力に合わせて選ぶ必要があります。

・厚み:厚めのチップソーはブレが少なくスムーズな切断が可能ですが、モーターに掛かる負担は大きくなり、逆に薄めのチップソーは低出力なモーターで繊細な切断が可能ですが、よじれが生じやすいデメリットがあります。

・内径:丸ノコに取り付けるための穴のサイズで、基本的にはサイズが異なる本体とチップソーでは取り付けができませんが、一部機種では2サイズに対応したものも存在します。(一般的な丸ノコは20mm、大型の丸ノコは25.4mmが目安です)

・刃数:基本的には刃数が多いほど切断面の仕上がりが綺麗になる一方で、切断材に接する部分が広くなるため切断スピードの低下や熱を持ちやすくなり、逆に刃数が少ないと切断面が荒くなりやすい一方で、素早い切断が可能になります。

・刃型:チップソーの刃の付き方で、チドリ(交互)刃や平刃、そして組刃など切断材に応じて選ぶことが大切で、メーカーごとに色々なこだわりがあるため切れ味の追求をはじめ使い勝手などもチェックしつつ選ぶことが大切です。

 

慣れるまでは替刃選びが面倒に感じるかもしれませんが、用途にマッチする丸ノコの替刃は上記5点を意識すれば選ぶことができるので、ぜひ各項目をチェックしつつ満足できる替刃(チップソー)を選んでみることをおすすめします。

 

チップソーの刃型とは

最後に気になる人も多いチップソーの刃型について解説していきます。

 

先の項目で触れた「刃型」ですが、それぞれ特徴・メリット・強みなどがありますので、そのあたりについて触れていきましょう。

 

・千鳥刃・・・チップを左右交互に取り付けた名前通り千鳥タイプです。切れ味が軽く素早く切れる一方で、仕上がりが多少荒くなるため、木材の横挽きにおすすめな刃型です。

・交互刃・・・千鳥の両面に刃を取り付けたタイプです。木材の縦挽きや樹脂、そして非鉄金属などにオススメな刃型です。

・平刃・・・名前の通り平らに刃を取り付けていくタイプの形状です。木材の縦挽き、そして非鉄金属などに使いやすい刃型です。

・高低刃・・・名前の通り平刃に高低差を付けた刃型です。その形状から非鉄金属や鉄工などにオススメな刃型とされています。

・ 組刃・・・交互刃と平刃を組み合わせたタイプです。切れ味と安定性を両立しているのが特徴で、木材の縦横挽き、また合板や樹脂などにもオススメな刃型(メーカーによって5刃1組や3刃1組などの形状がある)

 

上記以外にもメーカーによっては少し特徴的な刃型もありますが、基本的には上記の5タイプを覚えておけば、自身の扱っている丸ノコ、そしてカット・加工したい素材にマッチする刃型を選ぶことができるでしょう。

 

木工用チップソーの選び方

ここからは丸ノコを使用する人の中でも特に需要が多い「木工用チップソーの選び方」について、わかりやすく解説していきたいと思います。

 

主に3つの基準での選び方について解説をしていきますので、自身の目的・用途にあわせたチップソー選びの参考にしてみてください。

 

外径を基準に選ぶ

まずは丸ノコの替刃としての木工用チップソーを外径を基準にして選ぶという方法です。

 

この「外径」は木工用チップソーを選ぶ際に最も重要な部分であり、取り付ける丸ノコの「取付可能外径」を確認することが大切です。

 

基本的に丸ノコは対応しているサイズの替刃・チップソーしか取り付けができないため、外径(または内径)の確認を怠ってはいけません。

 

当たり前といえば当たり前なのですが、意外と見落としてしまう人が多い部分ですので、しっかりとサイズを確認するようにしましょう。

 

ちなみに一般的な丸ノコは「外径147~190mm」が主流であり、充電式丸ノコは少しサイズが下の「外径125~165mm」が主流です。

 

他にもスライド卓上丸ノコは「外径190~305mm」、充電式のスライド卓上丸ノコは「外径165~190mm」が目安となりますが、自身の扱っている丸ノコの対応サイズをしっかりとチェックしてから選ぶようにしましょう。

 

刃数を基準に選ぶ

次に刃数を基準に選ぶという選択肢について触れていきましょう。

 

先の外径を基準にすることは当然ですが、刃数も用途によっては替え刃・チップソー選びの大切な要素となります。

 

木工用チップソーの刃数は一般的には「40~70刃程度」が主流となっており、刃数が増えるほどに切断面が美しく仕上がる傾向があります。

 

ただし、刃数が増えることで抵抗も増えるため、切断速度が遅くなる点には注意が必要です。

 

逆に刃数が少ない替え刃・チップソーを選んだ場合、仕上がりが多少荒くなりますが、切断速度は速くなるため、用途や利用シーンに合わせて刃数を選ぶことが大切です。

 

一つの目安としては、横挽きや繊細な切断をしたい場合は刃数が多め、縦挽きや高速切断、厚めの木材をカットする際には刃数が少なめの替え刃・チップソーを選ぶとよいでしょう。

 

付加機能を参考にする

最後に、機能を参考に丸ノコのチップソーを選ぶ選択肢について説明します。

 

もちろん、先述の外径や刃数を基準とした上で、機能を参考にすることが重要です。

 

木工用チップソーには様々な機能があり、用途に合わせて選ぶことで効率よく木材をカットすることができます。

 

例えば、「表面コーティング」は表面にフッ素コーティングなどを施すことで、ヤニの付着を抑制し、滑りを良くして抵抗を減らすことができます。

 

また、「低振動スリット」は台金にスリットを入れ、特殊樹脂を充填することで、台金がわずかに伸び縮みし、振動と騒音を低減することができます。

 

他にも様々な機能・特徴を持つチップソーがあります。用途や利用シーンにマッチするモデルを選ぶことで、より効率的な作業を実現することができます。

 

木工用チップソーのおすすめモデル

ここからは木工用チップソーのおすすめモデルについてピックアップしていきたいと思います。

 

丸ノコで木工用に特化した替刃を探している人は、ぜひ人気のモデルについてチェックしてみてください。

 

マキタ 鮫肌プレミアムホワイトチップソー

マキタ プレミアムホワイト125-35 :A-67175

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まずおすすめしたいモデルは、電動工具メーカーとしても有名なマキタの鮫肌プレミアムホワイトチップソーです。

 

マキタ18V充電式丸ノコ「HS474D」や14.4V充電式丸ノコ「HS472D」など、マキタ製の様々なモデルに標準付属されているチップソーです。

 

ですが非常に使い勝手が良く、特殊印刷技術で摩擦抵抗を四分の一に軽減し、定期振動波を吸収する不等ピッチを採用しています。

 

また切削音を軽減するスリットも入っているので、丸ノコの替刃としては定番と言えるかもしれませんね。

 

「外径125mm…35P」や「外径150mm…40P」、そして「外径165mm…45P・55P」など、外径と刃数の種類がありますので、選びやすいのもこのモデルの良いところです。

 

上記動画はマキタ プレミアムホワイト125-35 :A-67175の紹介動画になります。

 

ハイコーキ 丸のこ用 スーパーチップソー 黒鯱

HiKOKI スーパーチップソー黒鯱165×45P 0037-5953

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次にマキタ同様に国内で有名な電動工具メーカーであるハイコーキ製のチップソーとして、丸のこ用のスーパーチップソー黒鯱(くろしゃち)について紹介していきましょう。

 

このモデルは従来のハイコーキ製の「スーパーチップソーブラック」と比較して、切れ味が40パーセントアップ、そして80パーセント長く切れるという改良型です。

 

ロウ付け強度を落とさずに切断抵抗を軽減する段付チップを採用し、高硬度な微粒タングステンカーバイトチップで、硬い素材に対する耐摩擦性が向上されている点も見逃せません。

 

鋭角交互刃と平刃を組み合わせた組刃を採用していて、切断時のブレや切断抵抗を抑えた優れた切れ味を実現している点も好評です!

 

さらにフッ素コーティングを採用していて木材のヤニや接着剤が付きにくく、集成材等の切断でも優れた切れ味が持続するメリットもあります。

 

「外径165mm…45P」と対応するモデルは限定されるかもしれませんが、非常に使い勝手の良い替刃の一種であると覚えておいてください。

 

上記動画はスーパーチップソーBLACKシリーズ 黒鯱の紹介動画になります。

 

マキタ 丸のこチップソー レーザースリット プレミアムタフコーティング

マキタ 鮫肌卓上スライド用165-60 A-69244

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また、マキタの「丸のこチップソー レーザースリット プレミアムタフコーティング」についても触れていきましょう。

 

このモデルの特徴としては、ヤニ・接着剤の付着を防止しつつ、抵抗の少ない作業を実現するためのプレミアムタフコーティングを採用している点が挙げられます。

 

また、超硬質特殊チップを採用しているので、集成材などの木材の切断にも最適です。

 

さらに、優れた耐摩擦性と長寿命を実現しており、レーザースリット入りという点も高評価の理由です。

 

そして、外径や刃数のバリエーションが非常に豊富なので、なかなか自分の丸ノコにマッチして使い勝手の良い替刃が見つからない人にもオススメなモデルと言えるでしょう。

 

上記動画はマキタ 鮫肌卓上スライド用165-60 A-69244の紹介動画になります。

 

モトユキ グローバルソー 桜吹雪 木工用 BTS-SF

モトユキ グローバルソー 木工用 桜吹雪 125×40 BTS-SF-125-40

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補足として、モトユキの「グローバルソー 桜吹雪 木工用 BTS-SF」についても解説していきます。

 

このチップソーは、非常にデザイン性に優れたモデルです。表面には色鮮やかな桜模様が特徴的です。

 

もちろん、性能にもこだわりが感じられます。スリット入りで騒音を吸収することができ、摩擦にも強い高硬度特殊チップを採用しています。

 

長持ちするチップソーであることはもちろん、フッ素コーティングやヤニ・接着剤の付着を抑制する滑らかな表面は、独特なデザインと相まって美しいフォルムを感じさせてくれます。

 

外径や刃数も比較的選びやすいバリエーションです。デザイン性にも優れている使いやすい丸ノコの替刃を探している人は、一度チェックしてみることをおすすめします。

 

丸ノコの替刃は用途にあうチップソーを選ぶことが大切

今回は丸ノコの替刃の種類や選び方についてシンプルに解説をしてきました。

 

最終的には外径(サイズ)が適切で、刃数が用途にマッチするチップソーを選べば問題ありません。

 

その上で利便性なども含めて「付加機能」なども参考にしつつチップソーを選べば、丸ノコでの作業が効率的に行えるようになるでしょう。

 

今では丸ノコの替刃としてオススメなモデルはいくつかありますが、今回ピックアップしてきたオススメ・人気モデルも含めて自分にピッタリなものを選んでみてください。

 

たかが替刃と軽視する人もいるかもしれませんが、適切な替刃・チップソーを選び装着することで、丸ノコでの作業効率がグッと良くなるもの!

 

コスト面の問題などもあるかもしれませんが、耐久性に優れているモデルも多いため、そういった点も含めてあなたの用途にマッチする替刃選びをしてみることをおすすめします。

 

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