2023.11.29
石膏ボードの切り方をシンプルに解説!便利な工具も紹介!
「石膏ボードの切り方について知りたい!」
「石膏ボードを切断するオススメ工具はどれ?」
「正しい切り方で綺麗に石膏ボードを切りたい!」
様々なシーンで役立つアイテムである石膏ボード。日本の建材としてなくてはならないと言われているほどであり、本格的な現場はもちろん、DIYなどでも用いられることが増えています。
しかし、そんな便利な石膏ボードですが、その切り方に悩んでしまっている人も多いようです。また、これからDIYなどで活用を検討しているものの、どの工具を使えば綺麗に石膏ボードを切れるかなど、工具選びで悩んでいる人も少なくないようです。
そこで、今回は石膏ボードの切り方についてシンプルに解説するとともに、便利な工具についても紹介していきたいと思います。
非常に便利な石膏ボードを快適に活用できるように、ぜひ当ページの各項目を参考にしてみてください!
目次
まずは「そもそも石膏ボードとは?」と言った基本についてお話していきましょう。
既にご存知の方もいるかもしれません。石膏ボードとは、板状に固めた石膏を紙で包んだ構造のボードです。
日本の壁の約9割に使われているとまで言われている普及率であり、非常に使い勝手の良い資材として重宝されています。
・高い防音性
・高い防火性
・加工のしやすさ
そして何よりもコストの安さなどの面から石膏ボードは様々なシーンで活用されているのです。
ただ中身は石膏なので、強度自体はそこまで高いものではなく、また切断面は崩れやすい特徴を持つため、切り方には注意する必要がある資材でもあります。
しかし切り方や活用シーンにさえ気をつければ、上記のような非常に優れたメリットを実感することができるため、本格的な現場はもちろん、DIYシーンなどでも愛用されることが多い便利な資材、それが石膏ボードなのです。
ここからは石膏ボードを切るための道具や工具について解説をしましょう。
石膏ボードの切り方も快適に活用するために大切なポイントであることから、綺麗に切るための工具も大切な要素ですので、ぜひ各種アイテムについてチェックしてみてください。
オルファ MZ-AL型 168B
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まず、石膏ボードを切るための工具として、大きめのカッターナイフが挙げられます。定番中の定番であるカッターナイフは、石膏ボードの切断に適した工具です。
専用のカッター刃などは不要であり、通常のカッターの刃で切断することができるので、コストがかからず、どこでも購入できるメリットもあります。
ただし、カッターを使った石膏ボードの切断の場合は、切り方に気をつけても切断面が荒くなってしまう傾向があります。そのため、どの程度きれいに切断したいか、その後の石膏ボードの利用用途などに応じて、カッターを選ぶことを検討するとよいでしょう。
また、図工で使うような小さなカッターなどでは、石膏ボードの切断には適していません。そのため、ある程度大きめのカッターを用意することをおすすめします。
マキタ 防じんマルノコ KS5000FXSP
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次にオススメな石膏ボードの切断工具として、集じん丸のこが挙げられます。
集じん丸のこは効率的に石膏ボードを切断することができる電動工具であり、石膏ボードの切断時に大量に発生する「粉じん」をケアすることができる便利な電動工具です。
通常の丸のこでも石膏ボードをきれいに切断することはできますが、どうしても石膏ボードは性質のため、粉じんが舞ってしまいます。だからこそ、集じん機を接続して活用する「集じん丸のこ」を利用することで、粉じんをそれほど気にすることなく石膏ボードをきれいに切断することができるのです。
また、カッターを使うよりも切断面がきれいに仕上がるメリットもありますので、コストを気にしない人や本格的に石膏ボードを活用していきたい人などは、集じん丸のこを検討してみるのもおすすめです。
※丸のこや集じん丸のこ以外の工具も選択肢に入るかもしれませんが、基本的に本格的な工具を考えた場合、集じん丸のこ1択で問題ありませんので、カッター以外の工具を検討する場合は、便利な集じん丸のこを検討してみてはいかがでしょうか。
makita 充電式ボードカッタ SD180DRGX
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ボードカッターを使えば石膏ボードを切断する際の上向きの作業の際に最も効果を発揮する電動工具です。
切断ブレードの往復運動によってボードを切断し、上向き作業時にはダストボックス内に切断くずを回収できるので、天井点検口の開口作業に使用されます。
また、ベースを備えているので定規や墨線に合わせた直線切断作業に優れ、施工済みの板材の開口作業から現場の合わせ切断まで幅広い作業に対応でき、高い切断能力を生かして合板の窓抜き作業などにも使用されます。
ただ作業がかなり限られてしまう工具ではあるので、使用頻度などを考慮した上で検討、購入をおすすめします。
ビバホーム 軽量タイプ 万能 作業台
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そして石膏ボードを切断する場合に大切な道具として、作業台が挙げられます。簡単なDIYなどでは不要かもしれませんが、それでも適切なサイズの作業台が1つあれば、石膏ボードはもちろん、様々なシーンで役立てることができるでしょう。
また、石膏ボードの切断では切断時にどうしても粉塵が目立ってしまいます。作業台があると、粉塵が舞い上がるのを防ぐことができます。
また、カッターを使う場合でも、誤って石膏ボードの下の何かを傷つけることが無いように作業台があると便利です。
いくつかの作業台がありますが、シンプルかつ安価な作業台でも問題はありませんので、自身が利用する目的に合わせてサイズを用意すると、作業がはかどることでしょう。
タジマ Gロック-19 5.5m GL19-55BL
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シンワ測定 アルミ直尺 アル助 1m シャンパンゴールド No.65444
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SK11 ボードヤスリショート175 SSBF-30S
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補足として、他にもあると便利な道具類について触れていきましょう。
・メジャー
・長い定規
・専用のヤスリ
これらは必須ではありませんが、石膏ボードを切断する際に便利なアイテムです。
特に「石膏ボード用ヤスリ」などは、カッターで石膏ボードを切る場合、最後に仕上げとして綺麗に断面を整えることができますので、用途によっては必須と言っても良いでしょう。
普通のヤスリではなく、石膏ボード専用のヤスリは非常に使いやすいため、ぜひ一度試してみることをおすすめします。
既に上記の動画で視聴頂いた方もいらっしゃるかと思いますが、ここからはカッターを使う場合の石膏ボードの正しい切り方について解説をしていきます。
本格的な工具ではなくシンプルなカッターで石膏ボードを切る人は多いと思います。
またカッターでの正しい切り方について知っておけば、他の工具でも応用が利きますので是非参考にしてみてください。
まず、石膏ボードの切れ込みを入れる工程が挙げられます。
意外と石膏ボードをカッターで一気に切断するイメージを持っている人もいるのですが、それは正しい切り方ではありません。
石膏ボードは、カッターで切断するのではなく、切れ込みを入れることが正しい切り方です。これが、第1段階の工程です。
もしも一度の切り込みで深さが足りない場合には、何度か同じ部分に切れ込みを入れるのも良いでしょう。
また、事前にメジャーや定規などを使い、切れ込みを入れる部分に軽く目印などを付けておいても良いでしょう。
次の工程として、石膏ボードをパキッと折るのが正しい切り方です。
「折るのに正しい切り方なの?」と思う人もいるかもしれませんが、カッターを活用する場合は、「切れ込みを入れて、その後に切れ込みに沿って力を入れて折る」が正しい切断の方法なのです。
カッターで適切な深さに切れ込みを入れておけば、切れ込みに沿って力を加えるだけできれいにパキッと折ることができます。
もちろんこの段階では完全に切断されていない状態ですので、次の工程できれいに切断し切ることが大切になります。
最後に、石膏ボードの裏側部分を切るのが正しい切り方となります。
切れ目を入れて、それに沿ってバキッと折ると、ちょうど折れた裏面が石膏ボードを支える最後の紙部分となります。
切れ目に沿ってバキッと折ってあげれば、裏面がきれいに切れる状態になっていますので、そこにカッターを入れて切り離してあげましょう。
・切れ目を入れます。
・ボードをバキッと折ります。
・裏側に刃を入れて切断します。
シンプルな3ステップで、石膏ボードはカッターでもきれいに切ることができます。
第一の工程でいきなり石膏ボードを完全に切ろうとしても上手く切れないと悩む人も多く、逆に最後の裏側に切断を雑に行ってしまいきれいに切れないと悩む人もいるようです。
しかし、今回お話したような正しい切り方を意識して石膏ボードを切ることで、思った以上にきれいに切断することができるでしょう。
まずは、3ステップでの正しい切り方を意識して、カッターでの石膏ボード切断を試してみましょう。
※場合によっては、裏面を切断した後、石膏ボード専用のヤスリなどを活用して軽く削ってあげると、よりきれいな仕上がりになりますので、用途に合わせて、ヤスリの工程も取り入れてみてください。
≪集塵丸ノコを使った石膏ボードの切り方≫
動画でも触れておりますが、ここからは集じん丸のこを使った石膏ボードの切り方について解説していきます。
より本格的に石膏ボードを切断したい、またきれいに切断して利用したいと思っている人は、集じん丸のこの正しい切り方についてもチェックしてみてください。
≪ボードカッタ―を使った石膏ボードの切り方≫
動画でも触れておりますが、次はボードカッターを使った石膏ボードの切り方について解説していきます。
ボードカッターは、作業台なしでも使えますが、安全に使用するためには、体勢を安定させ、安全メガネやゴーグルを着用して、片手で押さえながら切断しましょう。
ただし、作業台があるとより安全に作業できますが、ボードカッターが活躍する場面として上向き作業の際が最も活躍するので用途によって使い分けてみて下さい!
主に集じん丸ノコを使った石膏ボードの切り方として、作業台の設置が第一段階となります。
先ほどのカッターで違い、集じん丸ノコは出力の高い電動工具ですので、通常のテーブルなどを使ってしまうと傷をつけてしまう可能性があるため、安定して作業ができる作業台を活用することを強くおすすめします。
そうすることで、ケガのリスクを軽減することができるだけでなく、安定した作業台での切断は、断面をはじめとするクオリティにも影響が出ますので、しっかりと作業台に設置してからの作業をおすすめします。
次に、集じん丸のこやボードカッターでの正しい切り方として、メジャーや定規などを用いて目印をつける工程が挙げられます。
先のカッターを使用した正しい切り方でも少し触れましたが、石膏ボードの切断前には目印をつけておくと便利です。
特に、集じん丸のこではある程度集中して作業を行うかと思いますので、気がそれないように、そして真っ直ぐにきれいに切ることができるように目印を付けておくのが良いでしょう。
直線上に切断しているつもりでも、目印がないため「思ったより曲がってしまった」なんてことがないように、軽くだけでも目印を付けてから切断に入ることをおすすめします。
最後の工程として、目印に合わせて作業台を使い、集じん丸のこで切る工程があります。
先の工程で準備をしっかりしておけば、あとは目印に沿って作業台の上で集じん丸のこをスムーズに動かすだけで切断が可能です。
カッターで切るよりも切断面がかなり綺麗に、そして正確に切ることができるため、丁寧な切断をしたい場合には非常におすすめです。
粉じんが気にならない場所で切断をする場合には、一般的な丸のこでも問題はありませんが、集じん丸のこを一度使うと非常に快適で、手放せなくなるでしょう。
切断後も特にヤスリをかけなくても問題ないほど綺麗に切ることができるため、電動工具で石膏ボードを切断しようとしている人は、集じん丸のこを活用してみることを強くおすすめします。
一方でボードカッターの場合は主に天井など上向き作業の為、目印に合わせて直接切る作業がほとんどだと思います。
上向き作業時はダストボックスも最大限効力を発揮するので天井開口作業などでは重宝する電動工具ですね。
ツボエ メントリーポケット 200 MT-200
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補足として、石膏ボードの最後の加工の際、メントリーポケットを使うのはありかどうかという点にも触れておきましょう。
メントリーポケットもヤスリの一種なので、石膏ボードの最後の加工に使おうとしている人もいるかもしれませんね。
確かにメントリーポケットでも石膏ボードの断面をきれいにすることは可能ですが、どうしても荒く削ってしまうため、力加減の調整を誤ってしまうと粗さが目立ってしまいます。
ササッと加工をしたり、丸のこでの切断面の微調整に使うぐらいであれば良いのですが、カッターで切断をした断面の最終加工をする場合は、慣れていないと思って以上に荒い仕上がりになることも少なくありません。
もし石膏ボードの最後の工程で丁寧に仕上げたいのであれば、やはり石膏ボード専用のヤスリを用意して、丁寧に仕上げてあげることをおすすめします。
今回は、石膏ボードの正しい切り方について解説しつつ、便利な工具や道具などについても触れてきました。
・大きめなカッターでも切断できます。
・集じん丸のこやボードカッターを使えば、快適に切断できます。
・作業台を使えば、安定して切断できます。
・メジャーや長めの定規は、目印付けに便利です。
・ヤスリを使えば、切断面を整えることができます。
ざっくりと切断したいのであれば、大きめなカッターでも切断・加工がしやすいのも、石膏ボードの魅力です。また、長さや品質も含めて、丁寧に切断したいのであれば、電動工具である集じん丸のこを選択するのがよいでしょう。
どのような用途で石膏ボードを活用するかによって、選択肢は変わりますが、いずれの方法でも、正しい切り方を意識するだけで、仕上がりに大きな差が生まれるものです。
もし、あなたが石膏ボードの切り方で悩んでいるのであれば、今回お話してきた内容を参考にしつつ、丁寧に石膏ボードを切断して活用してみてはいかがでしょうか。
非常に便利で使い勝手の抜群の材料である石膏ボードを、ぜひ、手軽に活用できるように、正しい切り方を実践していきましょう。
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