2023.05.29
【これで丸わかり】シャーレンチは何に使うの?種類や使い方おすすめモデルまで徹底解説
「シャーレンチって何?」と思った方、無理もありません。
シャーレンチはかなりニッチな作業に使用する工具なので、情報そのものが少ないことから、どんな工具なのかよく分からない方が多いと思います。
そこでこの記事では、そもそもシャーレンチってどんな工具?何に使うの?というところから以下のことが分かる記事になっています。
・トルクレンチやナットランナー(シャーランナー)
・インパクトレンチとの違い
・シャーレンチの種類
・シャーレンチの使い方
・シャーレンチの選び方
・シャーレンチのおすすめメーカーと人気製品
・どこでシャーレンチを買えば一番お得なの?
この記事だけでシャーレンチのすべてがわかるようになっているので、「シャーレンチって何?」と思った方こそぜひ最後まで読んでみてください。
目次
高力シャーボルト (構造用トルシア型高力ボルト)
引用:
シャーレンチは「シャーボルト」と呼ばれるトルシア形高力ボルト専用の締付ける工具のことです。
かなりニッチなジャンルの工具なので、日常的に工具に触れる機会が多い職人さんも知らないという方が多いので、インターネット上でも情報が少なくて困っている方が多いのではないでしょうか。
シャーレンチが締付けを行うシャーボルトは、ビル建設や鉄骨構造の組み付けで使用されるネジで、通常の六角ボルトに見た目が似ていますが、ボルト頭が丸くなっていることや、先端に「ピンテール」と呼ばれる突起があるのが特徴です。このピンテールは、規定トルクで締め付けると自然に折れる仕組みになっていて、ひと目でボルトの締付けが完了したことが分かるようになっています。
シャーレンチの多くがAC電源式なので、トルク値のばらつきが小さく、人間の手で作業するよりも誤差が出にくいので、一定の値で施工することができることから、管理がしやすいというメリットがあります。
摩擦接合高力六角ボルト
引用:
「締付けを行うだけなら、ナットランナー(シャーランナー)やインパクトレンチでもいいのでは?」と思った方が多いのではないでしょうか。
確かに締付けるという作業であれば、他の工具でも代用できそうな気がしますが、わざわざシャーレンチを使うのには理由があります。
シャーレンチはシャーボルト専用の工具で、ナットランナー(シャーランナー)は摩擦接合高力六角ボルトや中ボルトに使用する工具です。
シャーボルトと摩擦接合高力六角ボルトは同じ鉄骨建築に使用されますが、摩擦接合高力六角ボルトは屋外建築に使用されているので作業場所がそもそも違います。また、摩擦接合高力六角ボルトはナット回転法でナット部分の回転角を測定して、適切なトルクで締め付けられたかを判断するので、シャーボルトでは不都合が生じる場所で利用されます。
次にインパクトレンチの場合、回転だけではなく回転方向に向かって打撃を与えて締め付けるので、そもそも構造が違います。
シャーレンチは打撃を加えて締付けを行わないので、その分高負荷に耐えられるような設計になっていて、インパクトレンチでは対応できない締付け作業でも利用することができます。
このようにナットランナー(シャーランナー)やインパクトレンチは、そもそも扱う場所や構造が異なるので、シャーボルトの締付けはできません。シャーボルトを締め付けるときは、専用工具のシャーレンチが必要になります。
まずレンチって何?ってなった方は下記の記事からご確認下さい!
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レンチとは?スパナとの違い・使い方使い方・レンチの種類や選び方まで徹底解説
シャーレンチは大きくわけて「グリップ回転タイプ」と「ダブルスイッチタイプ」の2種類に分けることができます。
そこからさらに細かくシャーレンチの種類を分けていくと、「スタンダード」や「外付け」「コーナー用」「極短用」と分けられるので、ここからはそれぞれの種類の特徴について解説していきます。
GM201AT
参照:
「TONE」
スタンダードタイプのシャーレンチは、一般的な鉄骨工事での締付け作業で用いられます。
M201HRT
参照:
「TONE」
グリップ回転のシャーレンチは、グリップ部分が回転するので部材上方向からウェブ締付け作業や、カチアゲ作業に最適。
特にナットを真下から締め付けるカチアゲ作業では、グリップ回転型のシャーレンチが使われることが多いですが、小型物件では2つのスイッチを備えたダブルスイッチ型も使われます。
MDD220T
参照:
「TONE」
外付けのシャーレンチは、主に電動ドライバーの先端にアタッチメントとして取り付けることで鉄骨工事に用いられます。
シャーレンチの電源が確保できずに、充電式の電動ドライバーが必要な場所で使用されることが多い。
GMC221T
参照:
「TONE」
コーナータイプのシャーレンチは、幅が狭い箇所の鉄骨工事での締付け作業に用いられます。
US221T
参照:
「TONE」
極短用のシャーレンチは、コーナータイプでも使えないような幅が狭い箇所での鉄骨工事で用いられます。
シャーレンチの使い方はとてもシンプルで、レバーによる操作が主です。
レバーを引けばオンになり、レバーを離すとオフになるので、操作そのものは問題なく使うことができます。
操作以上に重要なのが、一次締め付けとその後の本締めです。
一次締め付けとは、仮締め(手締め)したボルトに所定のトルクを加えて、ボルトと部材を密着させる作業のことです。
本締めではないので、この時点ではまだピンテールが折れない程度のトルクで取り付け作業を行い、この後に本締めでピンテールが折れるまで締め付けます。
「一次締め付けは不要」と考える方もいらっしゃいますが、一次締め付けを行うことで張力を均等に分散させて偏りをなくすことができます。
本締め前にボルトと部材を完全に密着させることができるので、ズレや隙間などを防いでしっかりとボルトの結着作業を行うことができるというメリットがあります。
シャーレンチには一次締め付け専用機と本締め専用機の2種類があります。
一次締め付け専用機は、一次締付け作業で必要なトルク値で締付けが行えるようになっているので、一次締め付け専用機で本締め作業を行うことはできません。
シャーレンチを使った作業では、一次締め付けと本締めの2つの作業に分けて行いますが、一次締め付けを行った後に「マーキング」と呼ばれる作業を行うことがほとんどです。
マーキングは一次締めが終わった段階でボルトにマーキングを行い、共回りと呼ばれるボルトとナット、ボルトと座金が一緒に回って締付けが不完全になることを防ぐことができます。
本締めをした後に、マーキングのズレが許容範囲内であれば、締付けが正しく行われたということになります。
本締めは一次締め付けの後に行う作業で、シャーボルトのピンテールが折れるトルク値になるまで締付けを行います。
一次締め付けと本締め段階を踏んで行うことで、力の偏りを無くして作業を行うことができます。
本締めでは、本締め専用機のシャーレンチで作業を行います。
前述したように、一次締め付け専用機と本締め専用機では必要なトルク値が異なるので、それぞれの作業で専用のシャーレンチを使い分けて作業を行う必要があります。
動画で分かりやすく解説されていたものがあったので、ご紹介させて頂きます。
シャーレンチはニッチな工具なので、選び方の情報についても少ないのが現状です。
そこでここからは、シャーレンチの選び方について5つのポイントを解説していきます。
シャーレンチはさまざまなメーカーから、いろんなモデルが販売されていますが、その全てで適応ボルトのサイズが決まっています。
もちろん適応ボルト以外のボルトの締付け作業に使えないので、シャーレンチを選ぶときは、どのサイズのボルトを締め付けたいのか事前に確認するようにしましょう。
シャーレンチで一般的に使われるのは、
M12
M16
M20
M22
M24
M27
M30
これらの規格です。
シャーレンチを購入する際は、それぞれ適合した製品を選ぶようにしましょう。
前述したように、シャーレンチはハイパワーを必要とする工具なので、ほとんどの製品ではAC電源式を採用しています。
しかし最近では取り回しがしやすい充電式のシャーレンチも販売されているので、それぞれのメリットやデメリットを比較しながらシャーレンチを選ぶようにしましょう。
AC電源式シャーレンチは、コンセントにさして使用することでバッテリー残量を気にすることなく、安定したトルク値で連続作業が可能です。
しかしデメリットとしてコンセントが必要なので、電源が確保できない場所で作業することができません。
充電式のシャーレンチは電源が取れない場所や足場が悪い場所で作業しやすいというメリットがありますが、常にバッテリー残量を気にする必要があります。
連続して作業する際は、予備のバッテリーが必須になるので、手持ちのバッテリーが使えるかバッテリーの互換性についても確認しながらシャーレンチを選ぶようにしましょう。
「シャーレンチの種類」で解説したように、シャーレンチにはさまざまな種類があります。
スタンダード型は通常のインパクトレンチのように、大きなグリップを握って作業することができます。
コーナー型はボディがL時に曲がっているので、狭い場所でも作業ができます。
また、なかにはグリップが180°回転するシャーレンチもあるので、カチアゲ作業に最適です。
シャーレンチも他の工具のように、メーカーごとにデザインや付属品の種類・有無が異なります。
スタイリッシュなデザインのものから、THE工具というスタンダードなデザインのものまでさまざまです。
「工具はデザインよりも性能」という職人さんも多いですが、仕事道具として使う以上、日々のモチベーションを保つためにもお気に入りのものを選ぶのも良いと思います。
また付属品は、メーカーによってインナーソケットやアウターソケット、マイナスドライバー、専用ケースなどさまざまなので、どのような付属品が付いているのか確認しながら選ぶようにしましょう。
仕事道具は必要なときにすぐに使えないと困ります。
万が一シャーレンチに不具合が起きたときは、すぐに修理に出したほうがいいですよね。
メーカーによって修理サポートに必要な日数が異なるので、修理が必要なときになるべく早く修理が完了するメーカーを選んでおくと安心です。
また自宅や会社の近くに営業所があると、直接持って行って修理に出すことも可能。
例えばマキタなら、全国127か所の直営営業所と、約2万点の登録店舗が、販売と修理などのアフターサービスを担っています。
修理が必要になった際は、「修理3日体制」で原則として3日で直すのをモットーにしているので、このようにメーカー独自の修理体制についても事前に確認しておきましょう。
以前に新品や未使用品・メーカー保証について少しだけ記載した記事がございますのでよければご覧ください。
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「新品・未使用品・新古品の違いとは?正しい知識で選ぶ方法」
電動工具を販売するメーカーは数多くありますが、そのなかでもシャーレンチを販売するメーカーは「TONE」「マキタ」「KTC」「ハイコーキ」の4社です。
ここからは、4社のメーカーのシャーレンチの特徴から、おすすめのシャーレンチまで詳しく解説していきます。
トネは大阪府河内長野市の会社で、SUPER GTやD1グランプリ、鈴鹿8時間耐久レースなどのスポンサーとして有名な会社です。
トネのインパクトレンチによる鮮やかなタイヤ交換を見かけて、「おっ!」と思った方も多いのではないでしょうか。
そんなトネは1938年に日本で初めてソケットレンチを製造し、2006年にはシャーレンチでグッドデザイン賞を受賞しました。
トネのシャーレンチの特徴は、豊富なラインナップを展開することで、あらゆる種類のトルシア形高力ボルトに対応できることと、ナメリ防止装置の搭載があげられます。
トネのナメリ防止装置とは、インナーソケットの挿入が不完全な状態では締付けすることができないようにする機能のことで、プロの現場に対する配慮がうかがえます。
トネから販売されているシャーレンチは、以下の表にあるように種類が豊富なので、「いろんな種類からシャーレンチを選びたい」という方におすすめ。
型番 | 適応ボルト径 | 種類 |
GM201AT (100V) GM202AT (200V) |
M16 M20 |
スタンダード型 |
GM221AT (100V) GM222AT (200V) |
M16 M20 M22 |
|
GH241AT (100V) GH242AT (200V) |
M20 M22 M24 |
|
V301T (100V) V302T (200V) |
M24 M27 M30 |
型番 | 適応ボルト径 | 種類 |
GMC221T (100V) GMC222T (200V) |
M16 M20 M22 |
コーナー型 |
GHC241T (100V) GHC242T (200V) |
M20 M22 M24 |
型番 | 適応ボルト径 | 種類 |
M201HRT (100V) M202HRT (200V) |
M16 M20 |
グリップ回転型 |
M221HRT (100V) M222HRT (200V) |
M16 M20 M22 |
型番 | 適応ボルト径 | 種類 |
MDD220T | M16 M20 M22 |
外付け |
トネのシャーレンチは白と黒を基調としたデザインが特徴的で、シルバーで統一されたメタリックなデザインのシャーレンチもあります。
職人の気持ちをアゲてくれるデザインなのも嬉しいポイントですね。
言わずと知れた日本を代表する工具メーカーのマキタも、シャーレンチを製造・販売しています。
マキタは充電式のシャーレンチを販売しているので、充電式シャーレンチを探している方じゃマキタ一択になります。
マキタのコードレス工具は業界最多のラインナップになっていて、リチウムイオンバッテリーシリーズだけで476モデルもあります。
マキタの充電式電動工具は、同じバッテリーでさまざまな工具を使い分けることができるようになっているので、シャーレンチでもマキタ製品のバッテリーを使うことができます。
マキタの充電式モデルは、充電式工具で気がかりな漏電や電圧降下の心配がないので、36V(18V+18V)の大出力で、AC電源式に負けず劣らずの性能を発揮します。
そんなマキタのシャーレンチはAC電源式のスタンダード型が中心で、M16・M20に適応した6920NB(100V/200V)、M16・M20・M22に適応した6922NB(100V)、6922NB(200V)、最後にM20・M22・M24に適応した6924N(100V/200V)があります。
充電式モデルはWT310DPG2(36V)で、M16・M20・M22に適応しています。
京都に本社を構えるKTCは、正規名称をKyoto Tool Co.Ltd(京都機械工具)となっています。
創業者は、「日本で高品質な工具を作る」と決心してからトヨタ自動車の車載工具に採用され、その後朝鮮戦争の需要で業績が右肩上がりになったことで業績を伸ばしました。
その後KTCのソケットレンチの品質がアメリカのフラーツール社に認められて輸出を開始しました。
現在ではシャーレンチなどの工具の他に、医療機器工具など幅広く事業を展開しています。
医療機器工具まで手がける工具メーカーは世界的に見ても珍しいと言われており、現在のKTCの総アイテム数は12,000以上、これは日本で工具シェアが最も多いということになります。
そんなKTCのシャーレンチは、KTC コードレストルシチアレンチセットで、M16・M20・M22・M24のボルトに適応しています。
ハイコーキはもともと「日立工機」というブランドで、「モーターの日立」と呼ばれるほど技術に優れているメーカーです。
2017年にKKRグループへ売却されて以降、「工機ホールディングス」に社名を変更していますが、ハイコーキの工具は独自技術を盛り込んだハイスペックな工具なのが特徴です。
ハイコーキの工具は独自技術他にも、バッテリーの互換性や技術力に優れていて愛用している職人さんも多く、長年愛されているメーカーです。
18Vと36Vのバッテリーを両方使うという方は、バッテリーの互換性があるハイコーキがおすすめです。
しかしハイパワーが求められるシャーレンチに限っては、100VのAC電源式のみを展開しています。
ハイコーキのシャーレンチは、重くなりがちのボディを軽量化しているのが特徴で、性能も申し分なしなのでスピーディーな締付け作業が可能です。
ハイコーキのシャーレンチは、M16・M20ボルトに適応したWS20G(100V)と、M16・M20・M22に適応したWS22G-100V(100V)/WS22G-200V(200V)の全3種です。
シャーレンチはニッチな工具なので、なかなか店頭で売っているところを見かけることが少ないと思います。
また価格も高額なので、できればお得に購入したいという方も多いでしょう。
ここからは、どこでシャーレンチを買えば一番お得なのかについて解説していきます!
電動工具の販売店として代表的なのが、町の金物店です。
地元密着型の販売店なので、地元の建設業者や役所への納入などがメインであることから、電動工具も幅広く取り扱っています。
もし店頭になくても、お願いすれば取り寄せてもらうこともできる可能性もあります。
金物店でシャーレンチを購入する大きなメリットが、掛け売りができるとうことです。
いわゆる「ツケ払い」ということになるので、高額なシャーレンチを購入する際に即金を用意できなくてもシャーレンチを購入することができます。
また品揃えの良さだけではなく、アフターサービスも手厚く、万が一シャーレンチに不具合が起きたときにも修理に対応してくれる店舗もあります。
しかし最近では大型ホームセンターの進出や、インターネット通販で工具などを購入する方が増えたことで、金物店そのものが少なくなってきています。
そのため、どこの町にも金物店があるわけではないので、いつでも、どこでも気軽にシャーレンチを購入できるとは限りません。
定休日や営業時間の都合もあるので、金物店でシャーレンチを購入する際は事前に確認しておくようにしましょう。
シマコーポレーション門真店
引用:
ここで言うプロショップとはチェーン店の工具販売店のことです。
金物店とホームセンターの中間に位置するプロショップは、ほとんどの店舗で品揃えが充実しているという特徴があります。
一部のプロショップでは金物店のように掛け売りを取り入れている場合がありますが、建設完成車ではないと掛け売り購入できないように、会員制度を導入している場合があります。
ひとつの町に複数のホームセンターがある地域が珍しくなくなってきました。
なかには大型ホームセンターとして、家庭用・DIY向け工具から、プロユースまで幅広く電動工具を取り扱う店舗もあります。
しかし、シャーレンチのようなニッチな工具は取り扱っていないことがほとんどです。
またサポート面でもあまり期待できず、シャーレンチが故障した際はメーカー修理になるので5〜8日程度待たなければならないことも珍しくありません。
電動工具の知識が浅いスタッフも少なくないので、適切なアドバイスを受けながら選ぶということができないというデメリットがあります。
しかし超大型店のホームセンターでは、修理拠点の併設、工具専門スタッフの常駐などを積極的に実施していることが増えてきているので、同じホームセンターでも店舗によって受けられるサービスが大きく変わってきます。
Amazonや楽天市場などのインターネット通販なら、いつでも、どこでも、スマホから簡単にシャーレンチを購入することができます。
実際に購入した人の口コミやレビューを事前に確認してから購入することもできるので、とても参考になります。
またポイント還元やポイントの使用ができるので、比較的お得に購入できるの出来ると思われます。
しかし実際に商品を手にとって購入できないので、サイズ感や重量がわかりにくく、またカタログに記載のスペックを頼りにシャーレンチを購入することになるので、専門スタッフに相談できないというデメリットがあります。
「新品のシャーレンチは高額だから、中古で購入しようかな…」という方も多いと思います。
中古のシャーレンチを探そうと思えば、真っ先にフリマアプリやインターネットオークションが思いつく方もいらっしゃると思います。
出品されている商品のなかには、確かに驚くほど安い価格で購入できる場合もありますが、あくまで個人が販売している工具なので、シャーレンチの状態に不安があります。
例えば、商品説明欄に記載していなかった不具合がある場合も珍しくないので、届いて使おうとしたら動かない、使い始めたら不具合が起こったということがあると伺ったこともあります。
また個人が自由に販売価格を決められるので、適正な価格で出品されていないことも多くあります。
トラブルに遭う確率が高いので、あまり利用しないことをおすすめします。
同じ中古のシャーレンチを購入するなら、中古工具の販売専門店をおすすめします。
中古工具の販売専門店は、工具の知識に長けた専門スタッフが手厚くサポートしてくれるので、シャーレンチをはじめ、さまざまな工具を購入する際に相談しながら購入することができます。
また専門店なので、販売する前にしっかりとメンテナンスしていることも大きなメリットのひとつになります。
店舗によっては、アフターサービスとして修理サポートを受けることができるので、長くお世話になることができます。
中古工具の販売専門店では工具の買取サービスを実施していることも多いので、不要な工具などがあれば売ることもできます。
シャーレンチは、ビルなど建設現場で使われる専門性の高い工具のことです。
トルシア形高力ボルト専用の締付け工具で、「一次作業専用機」と「本締め専用機」の2種類を使い分けながら作業を行います。
作業する場所や状況に応じて種類を選ぶことができる他に、ボルト径のサイズや電源方式、デザインなどからもシャーレンチを選ぶことができます。
シャーレンチを販売しているメーカーは、「TONE」「マキタ」「KTC」「ハイコーキ」の4社で、それぞれのメーカーで性能や機能が異なるので、よく比較しながら選ぶようにしましょう。
シャーレンチはひとつが高額な工具なので、購入する際は「どこで買うのか」も重要な選択肢になります。
今回ご紹介したシャーレンチを選ぶポイントを参考に、ご自身にぴったりなシャーレンチを選んでみてくださいね。
工具を少しでも高く売るなら工具買取専門店Reツールにお任せください。新品工具・中古工具を高価買取!電動工具・エア工具・大工道具・油圧工具などお買取り致します!
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