2024.03.30
【初心者向けに比較】丸ノコは125mmと165mmのどちらが良いのか?メリットやデメリットをシンプルに解説!
「丸ノコは125mmと165mmのどちらが良い?」
「丸ノコの刃の外径サイズを選ぶのに迷っている!」
「125mmと165mmのメリットとデメリットが知りたい!」
便利な電動工具である丸ノコですが、数種類のサイズがあるため自分の用途ではどのサイズが良いのか悩んでしまう方も多い様です。
そこで今回は、利便性に優れていると言われる「125mm」と「165mm」の2種類に絞り、メリットとデメリットについて解説していきます。
また、両方のサイズにおけるお勧めのモデルについても紹介していきますので、ぜひ参考にして丸ノコを選んでみて下さい。
目次
まずは、125mmの丸ノコにおけるメリットとデメリットについて解説をしていきましょう。
比較的コンパクトなサイズである125mmにはどんなメリットがあるのでしょうか?
165mmとどちらを選ぼうか悩んでいる方も、ぜひ各項目に目を通してみてください。
まず、125mmのメリットとして軽くて比較的扱いやすいという点が挙げられます。
一般的な丸ノコは手に持って使用するため、本体の重量は非常に重要なポイントです。
コンパクトで軽量なため、初めて使用される方も比較的扱いやすいと感じるでしょう。
また、収納しやすく持ち運びが容易な点も、125mmのメリットとして覚えておきましょう。
次に、125mmは軽量なため長時間の利用でも比較的疲れにくいというメリットがあります。
一般的に丸ノコは手に持って使用するため、少量の時間でも疲労を感じてしまうことが多いようです。
しかし、125mmは比較的軽量なため、負担が少くて長時間の作業も行いやすいサイズと言えます。
疲れ具合に明確な差がでるからこそ、軽くて程よいサイズの125mmは数多くの場面で使用されています。
キックバックとは、切断中に刃が木材に挟まった反動により、丸ノコが進行方向とは逆方向に吹き飛ぶ危険な現象です。
そのキックバックの反動が、125mmの丸ノコは比較的小さいので対処がしやすいというメリットがあります。
理由としては、丸ノコ本体の重量やパワーの強さで、キックバックによる反動の大きさが変わるためです。
ですので、軽くてパワーも控えめなため反動が小さくて済む分、制御がしやすいというメリットがあります。
初心者の方や比較的使用経験が浅い方でも、万が一の際に落ち着いて対処がしやすいのではないでしょうか。
次に125mmのデメリットについてですが、大きい丸ノコと比較すると分厚い材料や硬い素材が切断しにくいことが挙げられます。
理由は、刃の半径が短いので対応できる厚みが限られてしまう点や、大きい丸ノコよりもパワーが劣るといった点にあります。
ですので、分厚い材料や硬い素材などを加工するのであれば、125mmではなく165mm以上の丸ノコを選ぶことをお勧めします。
ここで、125mmの丸ノコに最適な使用場面についても触れていきましょう。
125mmに最適な使用場面として、柔らかい木材や厚みのない素材の切断作業などが挙げられます。
また、軽量で負担も少ないため長時間の作業や多くの材料を加工する場合なども、125mmを選ぶことをお勧めします。
負担が少ないということは、集中力の持続にも繋がり安全面にも関わってくるので選択する際の重要なポイントです。
これまでの内容から125mmは「取り扱いに不安がある方」や「長時間継続して作業されたい方」向けだと言えるでしょう。
ここからは、165mmの丸ノコにおけるメリットやデメリットについて触れていきます。
125mmが良いと考えられた方も、165mmの特徴も知った上で判断されるのが良いのではないでしょうか。
まず、165mmの丸ノコを選ぶメリットとして、分厚い素材を切断しやすいという点が挙げられます。
先程取り上げた125mmでも、ある程度の厚みなら切断できますが、分厚い素材に対しては切断が困難な場面もでてきます。
ですが、165mmであれば刃のサイズやパワーが大きいため、幅広い素材に対応可能なため比較的スムーズに切断できます。
厚みのある素材に対して使用される方や厚みに左右されたくない方は、165mmの丸ノコを使用されることをお勧めします。
次に、165mmの丸ノコは様々な素材に対して切断効率が良いというメリットについても触れていきましょう。
丸ノコの利用を検討されている方の中には、木材以外の素材を切断したいと考えられている方もいると思います。
替刃を付け替えることで、金属をはじめとする様々な素材の切断や加工に対応できることも丸ノコのメリットです。
金属などの素材を切断する際に、125mmの丸ノコでは出力が足らず切断効率を著しく低下させてしまう恐れがあります。
多種多様な素材を切断される場合には、出力の高い165mmを選ばれると大きなメリットを実感できるでしょう。
165mmは125mmよりも替刃の種類が豊富で用途に合わせて選びやすいというメリットがあります。
125mmと比べて、様々な素材の切断や加工に対応できる165mmをより多く展開しているという替刃のモデルがあるためです。
165mmを使用すれば、「替刃の種類の豊富さ」や「選びやすさ」といった面でも、メリットを感じることができるでしょう。
そして、気になる165mmのデメリットですが、125mmと比較すると重量感があるという点がデメリットとして挙げられます。
出力も高く厚みのある素材の切断にも対応できる165mmですが、コンパクトで軽量な125mmと比較すると重く感じる方が多いようです。
125mmと165mmの両方を所持している方の中には普段は125mmを使い、対応できない素材を切断する場合のみ165mmを利用する方もいます。
現場での作業や本格的なDIYなどでも活躍してくれる165mmではありますが、この重さがネックになる方もいるということを覚えておきましょう。
下記に、125mmの『HS472D』と165mmの『HS631D』の商品データを比較できるように記載しておきましたので確認してみて下さい。
HS472D |
HS631D |
|||
ノコ刃寸法 | 外径 | 125mm | 外径 | 165mm |
内径 | 20mm | 内径 | 20mm | |
最大切込み深さ | 90度 | 47mm | 90度 | 66mm |
右45度 | 37mm | 右45度 | 46mm | |
右15度 | 20mm | 左5度 | 55.5mm | |
回転数 (回転/分) |
5,400min-1 | 5,000min-1 | ||
本機寸法 (長さ×幅×高さ) |
256mm×166mm×246mm | 286mm×192mm×258mm | ||
質量 | 2.5kg (バッテリ含む) |
3.0kg (バッテリ含む) |
参照:
165mmの丸ノコに最適な使用場面についても解説していきましょう。
「厚みのある木材の切断」や「硬い素材の切断」などは、迷わずに165mmを選ぶべきだと言えるでしょう。
重さのデメリットが気にならなければ、パワーが強く切断スピードも早いので作業効率が格段に上がります。
一通りの素材の切断や加工に対応できる丸ノコを求めている方は、165mmを選ばれることをお勧めします。
これまでの内容から165mmは「本格的な作業を考えられている方」や「仕上がりにこだわりたい方」向けだと言えるでしょう。
125mmと165mmの丸ノコを実際に使用し比較されている動画を見つけましたので載せておきます。是非ご覧ください。
ここからは125mmの丸ノコのおすすめモデルをピックアップしていきます。
各々の特徴やメリットなどについても紹介していきますので、それらも参考にしてみて下さい。
マキタ 125mm 防じんマルノコ KS5100F
参照:
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最初の125mmのお勧めのモデルとして、マキタの「125mm 防じんマルノコ KS5100F」を紹介します。
7,000回転/分のハイパワーなコード式の丸ノコでありながら、コンパクトなサイズの特徴を併せ持つため、軽量で扱いやすさが魅力のモデルとなります。
また、墨線や刃先の位置が確認しやすい仕様となっており、2本ポ-ル平行定規も標準付属品として付いているので、精度が必要な作業でも活用できます。
防じんタイプの丸ノコなので、切断時に発生する木屑の飛散を防げて掃除の手間が掛からないため、室内での使用を考えられている方にお勧めのモデルです。
マキタ 14.4V 125mm 充電式マルノコ HS472D
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125mmのお勧めのモデルとして、マキタの「14.4V 125mm 充電式マルノコ HS472D」が挙げられます。
125mmのコンパクトなサイズでありながら、優れたパワーをもつモデルでもあり、切り始めもスムーズに刃が入るのが特徴的です!
押し荷重を自動検知して最適な切断速度に調節する「自動変速機能」は、丸ノコが初めての方には非常に優しい機能だと言えるでしょう。
また、アルミサブベースを取り外すことで際切りも可能になるため、様々なシーンで活躍してくれる125mmの丸ノコとして好評です。
ハイコーキ 18V 125mm コードレス丸のこ C18DBL
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次にお勧めするモデルは、ハイコーキの「18V 125mm コードレス丸のこ C18DBL」です。
コンパクトなため軽量でありながら、性能バランスがとれたモデルでもあり、様々な機能が搭載されている点が魅力的です。
サイレントモードが搭載されており、リフォームや内装工事などの騒音を抑えたい場面でも安心して使用できます。
また、モーターの負荷を検知して自動でモードが切替わるため、状況に合わせたスムーズな切断が実現可能です。
さらにキックバック軽減システムが搭載されており、モーターの急激な回転低下に合わせて瞬時に停止し反動を軽減します。
優れた性能と安全面にも配慮して設計されたモデルが、ハイコーキの「18V 125mm コードレス丸のこ C18DBL」の特徴です。
マキタ 40Vmax 125mm 充電式マルノコ HS005G
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125mmで最後にお勧めするのは、マキタの「40Vmax 125mm 充電式マルノコ HS005G」です。
40Vmaxのバッテリーとハイパワーな大型ブラシレスモーターを搭載しているため、切断スピードが速く作業効率が向上します。
また「仕上げ」と「スピード」の2つのモードが選択ができるので、状況や素材に合わせて使い分ける事で作業の質も向上させます。
さらに、防塵・防水保護等級『IP56』に対応しているので、粉塵や雨からある程度保護が出来るので屋外でも安心して使用できます。
因みに防塵・防水保護等級というのは、「人体・固形物体に対する保護」と「水の侵入に対する保護」の等級を示す値のことです。
下記に各等級の保護程度が分かる表をみつけましたので載せておきます。気になる方は参考にしてみてください。
参照:
他にも、キックバックの反動を軽減する保護機能が搭載されており安全にも配慮されているので、安心して作業ができる優れものです。
コンパクト且つハイパワーで多機能を搭載している万能な丸ノコを求めている方は、このモデルを選ばれることをお勧めします。
ここからは165mmの丸ノコのおすすめモデルをピックアップしていきます。
165mmの各モデルの特徴やメリットもチェックして、求めているモデルがどちらなのかを判断してみて下さい。
マキタ 165mm 電子造作用精密マルノコ HS6403
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最初に165mmでお勧めするのは、マキタの「165mm 電子造作用精密マルノコ HS6403」です。
高効率なブラシレスモーターを搭載することで、メーカー従来機と比べ切断スピードが約70%アップしており、より効率的に作業が行えます。
また、コードリールの多重使用などで高負荷がかかり電圧が降下しても、切断スピードを落とさずに高い切断性能を保ち続けることができます。
堅い材料や分厚い材料に対しても高速で粘り強い切断が可能となっており、材料や電圧に左右されることのない高い切断能力が魅力の一つです。
更に、通電ランプによって切断時の負荷状態を目視で確認できるため、最適な負荷を調節しながら切断することが可能となっています。
165mmで様々な材料における切断効率を考えられている方は、この「165mm 電子造作用精密マルノコ HS6403」がお勧めです。
マキタ 18V 165mm 充電式マルノコ HS631D
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次に165mmでお勧めするのは、マキタの「18V 165mm 充電式マルノコ HS631D」です。
このモデルは「型枠」から「きざみ」、そして「造作」といった作業を一台でこなすことができる万能モデルとして評価されています。
さらに、ハイパワー大型ブラシレスモーターを搭載しており、18Vの中でも高い切断スピード能力を備えているという特徴があります。
また、負荷に応じて自動変速する機能や防塵防滴にも対応しているので、色々な場面に合わせて最適な切断作業を行うことができます。
18Vで万能モデルを探されている方は、この「18V 165mm 充電式マルノコ HS631D」がお勧めです。
ハイコーキ 36V 165mm コードレス丸のこ C3606DA
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次はハイコーキの「36V 165mm コードレス丸のこ C3606DA」、こちらも165mmの中でお勧めのモデルです。
コンパクトでありながらもハンドルと重心の距離が短いので、慣れていない方でも比較的扱いやすいデザインとなっています。
また、サイレントモードやモーター負荷の自動検知も搭載されているので、用途や場面を選ばずスムーズに作業を行えるはずです。
さらに、キックバック軽減システムも搭載されているので、初めて丸ノコを使う方も安心して作業することができることでしょう。
ハイコーキの「36V 165mm コードレス丸のこ C3606DA」は、誰もが便利に使用できるお勧めモデルだと言えます。
マキタ 40V 165mm 充電式マルノコ HS001G 「無線連動 非対応」
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マキタ 40V 165mm 充電式マルノコ 002G「無線連動 対応」
参照:
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最後にマキタの「マキタ 40V 165mm 充電式マルノコ HS001G/002G」について紹介します。
とは言っても、先ほど紹介した125mmの「HS005G」のモデルとの性能面での違いは殆どないと言えるでしょう。
40Vmaxのバッテリーとハイパワーの大型ブラシレスモーターを搭載しており、用途に合わせたモード選択も可能です。
防じん・防水保護等級も『IP56』に対応しており、更にはキックバックの反動を軽減する機能も搭載されています。
ハイパワーで多機能を搭載している万能な丸ノコを求めている方は、このモデルを選ばれることをお勧めします。
また、同じような性能でサイズ違いのモデルを2台揃えたいと考えられている方にも選択肢の1つとしてお勧めです。
今回は、125mmと165mmのメリットやデメリット、そして各々のおすすめモデルなどをピックアップして解説しました。
125mmと165mmの丸ノコのどちらが自分に適しているかは、実際に使用してみないと解からない部分もあるかもしれません。
ですが、メリットやデメリットの部分を参考にすることで、ご自身の用途に適したものが分かったのではないでしょうか。
また、サイズ別でお勧めしたモデルの特徴をチェックすることで、望まれる性能を持つ丸ノコが見つかった方もいるかもしれません。
ご自身の利用場面に合ったサイズを選択し、重要視する性能を持つ丸ノコを使用する事で作業を快適なものにしてみてはいかがでしょうか。
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