2024.02.02
【この記事でわかる】インパクトドライバーでタイヤ交換は可能?交換時の注意点も解説!
「インパクトドライバーでタイヤ交換はできる?」
「タイヤ交換でインパクトドライバーを使う注意点は?」
「マキタでタイヤ交換にオススメなインパクトドライバーはどれ?」
車のタイヤ交換で電動工具を活用する場合、インパクトレンチを使うのが一般的ではあります。ですが、インパクトレンチを持ってもらず、インパクトドライバーを持っている場合、代用できないかと思う人もいるようです。
ボルトやナットを締めたり緩めたるするのには、電動工具ではインパクトレンチでしかタイヤ交換には活用できないと思われがちですが、実は汎用性に優れたインパクトドライバーでもタイヤ交換をすることが可能です!
ただしある程度の基準や注意点がありますので、それらを知っておかないと実際にインパクトドライバーでタイヤ交換をする際に困ったことになりかねません。
そこで今回はインパクトドライバーでタイヤ交換を検討している人へ向けて、購入する際の選ぶ基準、そして注意点などについてシンプルに解説していきたいと思います。
またモデル選びに迷ってしまう人へ向けて、電動工具の王道メーカーであるマキタのインパクトドライバーから、タイヤ交換に活用できるモデルについてもピックアップしていきますので、あわせて参考にしてみてください。
目次
それではタイヤ交換用にインパクトドライバーを選ぶ基準について解説をしていきましょう。
また既に持っているインパクトドライバーがタイヤ交換に使えるのか、そのあたりについて確認をする意味でもぜひ各項目に目を通してみてください。
まずタイヤ交換用にインパクトドライバーを活用するならば、電圧は18V以上のモデルを選ぶのがオススメです。
今ではタイヤ交換用かどうかに限らず、充電式(バッテリータイプ)のインパクトドライバーを選ぶ人が増えています。
その際にリーズナブルな部分だけを重視して、14Vを選ぼうとする人もいるのですが、14Vタイプだとパワー不足になってしまうことが多いです。
取り外しができなかったり、締め付けが甘くなってしまうため、タイヤ交換への活用を考えている場合は18V以上のモデルを選ぶのがオススメです。
14Vは避けて18V、もしくは36Vなどのインパクトドライバーを選ぶことが大切だと覚えておいてください。
また締め付けトルクについてですが、タイヤ交換に使う場合には170~180N・m以上のタイプを選ぶようにしましょう。
一般的にタイヤのホイールナットの場合、軽自動車が80~100N・m、乗用車が100~120N・mの締め付けトルクが必要です。
170~180N・m以上のインパクトドライバーを選べばスペックで不足することはないので、先の18V以上という点とあわせてモデル選びで重視する点だと覚えておきましょう。
シンプルではありますが、その2点さえおさえておけば「タイヤ交換のためにインパクトドライバーを購入したのに実用レベルで使えない」、なんてケースは避けることができます!
ここからはインパクトドライバーでタイヤ交換をする際の注意点について解説をしていきます。
具体的な3つの注意点について触れていきますので、万が一トラブルなどを起こさないようにするために各項目をチェックしていきましょう!
まずインパクトドライバーでのタイヤ交換時の注意点として、ナットのサイズに合うソケットビットを用意する点が挙げられます。
一般的な車で使われているサイズとしては、「17mm・19mm・21mm」の3種類です。ただ車種によってはいているタイヤのナットサイズが異なるため、タイヤ交換をする前に説明書などを確認しておくのがベストです。
これを軽視して「多分サイズは問題なく合うだろう」と作業に入ってしまうと、取り外しや締め付けの工程で不具合が生じてしまう可能性があるため、しっかりとタイヤのナットサイズの確認、及び適切なソケットビットの装着をするように注意しましょう。
次の注意点として、インパクトドライバーがバッテリー式の場合は充電を忘れずに済ませておくという点が挙げられます。
これも意外と見落としがちな部分なのですが、1週間ぐらい前に充電をして少し使っただけだから問題なく使えるだろうと充電を面倒くさがってしまう人もいるようです。
ですが、当然バッテリーに蓄えられている電気は自然に減っていくため、最初の方は問題なく使えたとしても最後の締め付けの工程で充電が不足してしまいパワーも不足するケースに陥ってしまいます。
そうすると締め付けが甘くトラブルの原因となってしまいますので、前日かタイヤ交換の直前までに充電を済ませておくような準備がスマートでしょう。
そうすることでタイヤ交換作業が完了するまで問題なくバッテリーが持ちますし、パワー不足や節電モードなどになることもなく、インパクトドライバーで快適なタイヤ交換を実現することができます!
最後にインパクトドライバーでタイヤ交換をする場合には、トルクレンチは必須になりますので必ず用意しておきましょう。
基本的にはタイヤ交換での取り付け・取り外しでインパクトドライバーは問題なく利用できますし、便利に活用することができるでしょう。
バッテリータイプのインパクトドライバーで18Vや36Vを選んだ場合、もしくはACアダプタ式のインパクトドライバーを選んだ場合は、出力が問題ないのでトルクレンチは不要と思う人もいるかもしれません。
ですが、トルクレンチなしで既定トルクまで締めることは難しく、走行中にネジが緩んでしまうと最悪脱輪してしまう危険性があるため、トルクレンチは必須の工具になります。
最後に締め付け確認としてトルクレンチを使うことを怠らないようにしましょう。また、少しでもご自身でのタイヤ交換に不安を感じる場合は無理せずプロにお任せをすることも重要です。
補足としてインパクトドライバーは定期的なメンテナンスが大切だという点にも触れておきましょう。
具体的には「清掃」や「オイルアップ」です。ブラシで汚れを落としてあげたり、空気圧で軽くホコリを飛ばすような清掃をしてあげるだけでも、インパクトドライバーの寿命を伸ばしたりトラブル防止に役立つものです。
またオイルを塗り摩擦を軽減してあげるオイルアップを行ってあげることで、パフォーマンスを向上して快適な作業を実現してくれます。
シンプルではありますが、これらのメンテナンスを行ってあげると非常に快適にインパクトドライバーを使うことができますので、タイヤ交換用かどうかを問わずに適度にメンテナンスをしてあげることをおすすめします。
ここでインパクトドライバーを使ったタイヤ交換の手順について、簡単に解説をしていきましょう。
既にタイヤ交換の経験がある人はご存知かもしれませんが、下記にインパクトドライバーを使ったタイヤ交換の流れをまとめておきます。
ホイールストッパーやブレーキロックを使って車を固定
↓
ジャッキを使って車を持ち上げておく
↓
インパクトドライバーを使ってホイールナットを緩める
↓
タイヤを慎重に取り外していく
↓
新しいタイヤを装着していく
↓
手でナットを仮止めしていく
↓
インパクトドライバーでホイールが固定されるぐらいに締める
↓
車をジャッキからおろしてトルクレンチで最終的な締め付けを行う
↓
新しいタイヤに空気を注入して調整をしていく
注意点としてはインパクトドライバーの「回転音」が「打撃音」に変わったあたりで止めて、その後はジャッキからおろした後にトルクレンチで締めていくというところです。
インパクトドライバーで最後までギュギュっと締め付けを行おうとすると、場合によっては破損してしまう可能性もあるため、最後の締め付けはトルクレンチで行う必要があります。
インパクトドライバーを取り入れることで複数の車のタイヤ交換を行う場合など、かなりの時短かつ労力の軽減につながりますので、ぜひ上記の流れで快適なタイヤ交換を行ってみてはどうでしょうか。
インパクトドライバーでタイヤ交換を行っている動画がございましたので是非ご参照下さい。
※実際にタイヤ交換を行う際には危険も伴いますのでご理解の上、ご参照お願い致します。
ここからはタイヤ交換にオススメなマキタ製のインパクトドライバーについて紹介をしていきましょう。
電動工具として安心安全のメーカーであるマキタ、そんなマキタのインパクトドライバーからタイヤ交換にオススメなモデル「TD17〇Dシリーズ」をピックアップしていきますので、ぜひモデル選びの参考にしてみてください。
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まず最初に紹介したいのが、マキタのTD170DRGXです。
このモデルは18Vタイプのインパクトドライバーで、最大締め付けトルクも175N・mとタイヤ交換にも最適なパワーを誇ります。
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次に紹介したいモデルは、マキタのTD171DRGXです。
こちらのモデルは先のTD170Dの後継機であり、現在マキタのインパクトドライバーの中でもタイヤ交換に最適なモデルの1種です。
肝心の最大締め付けトルクも180N・mとなっているため非常に使い勝手が良く、パワー不足なども感じずに問題なくタイヤ交換に活用することが可能です。
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次に紹介したいモデルは、マキタのTD172DRGXです。
こちらのモデルは先のTD171Dの後継機であり、現在マキタのインパクトドライバーの中でもタイヤ交換に最適なモデルの1種です。
肝心の最大締め付けトルクも180N・mとなっているため、TD171Dと同様に問題なくタイヤ交換に活用することが可能です。
残念ながら上記でご紹介をした3機種は現在は廃盤となっているモデルですが、中古などで見かけることもあるモデルなので、もし安くタイヤ交換用のインパクトドライバーを探している人は探して見るのも良いかもしれません。
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最後におすすめしたいモデル、それがマキタのTD173DRGX現行モデル(2024/02/2現在)です。
18Vのバッテリー、最大トルク数180N・mと安定したスペックのインパクトドライバーです。
それでいて手元を明るくする全周リング発光LEDライトを搭載しているので、暗い車庫や夜間の作業も問題なくこなすことができるでしょう。
※もちろん夜間のタイヤ交換でインパクトドライバーを使うと音が気になりますので、使う場所には気をつけましょう。
ちなにみ全周リング発光LEDライトは非常に使い勝手が良く、タイヤ交換はもちろん他の作業でも活躍してくれる便利な機能です。
今回ご紹介をさせて頂いたマキタのTD17〇Dシリーズはタイヤ交換にも最適な性能を持ちつつ、汎用性に優れたインパクトドライバーとしても評価されています。
様々な用途で活躍してくれるインパクトドライバーを探している人は、このシリーズのモデルを選んでおけば多くのシーンで圧倒的な利便性を実感することができるでしょう。
タイヤ交換に必要なトルクの兼ね合いでTD17○Dシリーズのどれかを購入するのがおすすめです!
補足として別売りのソケットビットについても触れていきましょう。
インパクトドライバーでタイヤ交換をする場合、サイズに適したソケットビットが必要だとお話してきました。
このソケットビットですが、複数の車種のタイヤ交換を検討している場合、またタイヤ交換以外の用途でも活用する場合には、別売りでセット購入をする選択肢もあります。
インパクトドライバーを購入する際にセットで付いてきたり、既に対応するサイズのソケットビットを持っている人は特に問題はありません。
ですが、もしもサイズや用途にあわせて複数サイズのソケットビットが必要な際には、9本組などの便利なセット売りなどもありますので、そういったソケットビットを購入しておくと非常に便利に活用することができるでしょう。
このあたりはインパクトドライバーをどういった用途で活用するか人それぞれですが、各種サイズがセットになっているソケットビットを揃えておくと非常に便利だという点について覚えておいてください。
使われることの多いナットサイズ「17mm・19mm・21mm」が入っているソケットビット9本組を1点ご紹介させていただきます。
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今回はインパクトドライバーでタイヤ交換を検討している人に向けて、モデル選びの基準や利用時の注意点について解説をしつつ、定番のマキタ製のモデルでタイヤ交換に使えるインパクトドライバーについても触れてきました。
今までインパクトドライバーをタイヤ交換に使ったことが無い人にはイメージしにくい部分かもしれませんが、実際に使ってみるとタイヤ交換が非常に快適に行うことができるようになります。
今回お話してきたような注意点などに気をつければトラブルの心配もないため、既にインパクトドライバーを持っている人はソケット部分をチェックして試してみるのも良いでしょう。
そしてタイヤ交換用にインパクトドライバーの購入を検討している人は、今回おすすめしてきたようなタイヤ交換に最適な性能を持つインパクトドライバーを選ぶのがオススメです。
メーカーも電動工具業界で圧倒的な知名度を誇るマキタ製を選んでおけば、特に失敗する心配もなく安定した動作であなたのタイヤ交換をサポートしてくれるでしょう。
非常に優れた電動工具であるインパクトドライバー、ぜひこの機会に導入してタイヤ交換をはじめとする各種作業を快適なものにしてみてはどうでしょうか。
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