2024.01.29
石膏ボード用のスクリュードライバーとは?選ぶ基準やオススメモデルもわかりやすく解説!
「ボード張りに使うスクリュードライバーとは?」
「スクリュードライバーでオススメなモデルはどれ?」
「石膏ボードに使う電動工具選びで悩んでいる!」
石膏ボードの張り付け作業に非常に重宝する「スクリュードライバー」、今ではスクリュードライバーの利便性が広がっているため、DIYなどでも活用しようと考える人は多いようです。
ですが、スクリュードライバーを使ったことがない人は、自分の場合はどのスクリュードライバーがオススメなのかを悩んでしまう人も少なくありません。
そこで今回は石膏ボードの張り付けに重宝するスクリュードライバーとは何かといった基本から、選ぶ基準やオススメモデルなどについても触れていきたいと思います。
これからスクリュードライバーの購入を検討しようとしている人は、モデル選びで失敗しないためにも当ページの内容を参考にしてみてください。
それでは石膏ボード用のスクリュードライバーとは?といった基本について解説していきましょう。
スクリュードライバーの基本について知ることで、自分にピッタリなモデル選びの参考にもなるものです!
馴染みのない人でもわかりやすいように各項目ごとにシンプルに解説をしていきますので、ぜひ目を通してみてください。
まずスクリュードライバーとは何かという点ですが、簡単に言えば石膏ボード張りに必須の電動工具です。
石膏ボードを張るためには表面のボード原紙を破くことなく、芯材の石膏が露出しないネジ締め付けが重要になります。
例えばスクリュードライバーと似ているインパクトドライバーでもボードを張ること自体は可能ですが、ネジの締め付けの深さを一定にすることが難しいので、石膏が露出してしまい耐久性の低下などが懸念されます。
一般的なボードは1枚につき十数本のネジで固定されているので、これを出力が高いインパクトドライバーで締め付けようとするとデリケートな作業が常に要求されてしまいます。
その点スクリュードライバーであれば、スイッチを入れて先端ビットを押し込むことで回転する構造なので、締め付けや深さを調整できるため石膏ボード張りに非常に役立ちます。
ボードを片手で抑えながら片手でスクリュードライバーを持ち作業が可能で、スムーズなボード張りを実現できるため、石膏ボードを張り付ける際には必須の工具と言われています。
石膏ボード用の電動工具を必要とする場合、スクリュードライバーとネジ打ち機を比較する人もいるかもしれません。
ネジ打ち機はコンプレッサーを所有する大工さんが使うことが多いエア工具であり、便利ではあるもののロールビス単価が高く、定期的なメンテンナンスを必要とするため好みがわかれる工具です。
もちろんボード張り用の工具としても役立つのですが、スクリュードライバーであればランニングコストが非常に低く使い勝手も良いため、最近ではスクリュードライバーを選ぶ人が増えてきています。
またDIYなどで石膏ボードを張り付ける場合、簡易リフォームをしたい場合なども使い勝手とコスト面で優れたスクリュードライバーを選ぶ人が多いです。
使用頻度や利用シーンなどにもよりますし、ネジ打ち機も優れた工具ではあるのですが、石膏ボード用の電動工具を探している人はスクリュードライバーを選んだほうが良いかもしれません。
補足として、そもそも石膏ボードとはどういったものなのかについて触れておきましょう。
既にご存知の人もいるかもしれませんが、石膏ボードは「石膏」を芯材として、両面を石膏ボード用原紙で「被覆成形」した建築用の材料です。
防火性や遮音性、そして寸法が安定しているメリットや使い勝手の良さなどから、なくてはならない建材として様々なシーンで活用されています。
経済性にも優れているので建築現場はもちろんのこと、DIYなどでも愛用する人が多いのが石膏ボードです。
ただし適切に活用するためにはスクリュードライバーなどの電動工具が必要なため、ボード張りに慣れるまでは少し戸惑う部分もあるかもしれません。
それでも先に挙げたような優れたメリットがあるため、多くの人に選ばれ様々なシーンで活用されているのが石膏ボードなのです。
ここからは石膏ボード用のスクリュードライバーを選ぶ基準について触れていきましょう。
具体的に3つの項目で選ぶ基準・種類について解説をしていきます。スクリュードライバー選びで失敗しないためにも、各項目をチェックして選ぶ基準や種類などについてしっかりと把握していきましょう!
まずスクリュードライバーのテクス式とオートパック式について解説していきましょう。
テクス式 | M6サイズのテクスねじ、またドライウォールねじなど、トルクが必要なときに使用するタイプ |
オートパック式 | 連結ビスを使用できるモデルであり、連続してビスを打ち込むときに便利なタイプ |
連続した作業をするのであれば、連結ビスが使えるオートパック式は非常に便利なので、ボードに押し当てるだけでサクサクとビスを打ち込んでいきたい人にオススメです。
テクス式は一つ一つビスをセットしてからボードに打ち込むので作業スピードは少し落ちますが、慣れてくれば素早くビスを打ち込むこともできるので、好みが分かれるところでしょう。
このあたりは自身がどういった使い方、どの程度の作業量をこなすかによって選ぶのがオススメだと言えます。
テクス式とオートパック式を比較している動画がございましたので是非ご参照下さい。
次にスクリュードライバーはコードレス式、もしくはAC電源式の2種類にわかれます。
コードレス式 | コードがないので屋外でも使えて便利だが、値段が少し高くバッテリーが切れると使えない。 |
AC電源式 | コードがあるので電源がない場所では使えないが、価格が安くバッテリー切れなどの心配もない。 |
上記はスクリュードライバーに限らず他の電動工具でも言える部分ですが、どういった利用シーン・用途で活用するかによって選ぶのがオススメです。
例えば外出先や屋外、またコードが邪魔になる作業を行う場合には、バッテリータイプのコードレス式を選ぶのが良いでしょう。
逆に基本的には屋内、また電源を引っ張ってくることができる庭先での作業などであれば、価格も安くバッテリーでの時間制限がないAC電源式が最適です。
どういった場所で使うか、どのぐらいの作業時間か、そのあたりを視野に入れつつ上記のメリットやデメリットも考え、スクリュードライバーを選ぶ基準としてみることをおすすめします。
最後にメーカーで選ぶ選択肢もあるという点について触れていきましょう。
スクリュードライバーは有名な電動工具メーカーからも発売されていますし、ホームセンターなどで安価なブランド(メーカー)のモデルも発売されています。
ですが、安定して長く使いたい、信頼できるメーカーを選びたいと考える人も少なくないと思います。
そういった場合には電動工具で有名な「マキタ」か「ハイコーキ」の2大メーカーから選ぶのがオススメです。
スクリュードライバー以外の電動工具でも有名なメーカーなので、カスタマーサービス・保証面でも安心できるため、スクリュードライバーをはじめて利用する人にもオススメです!
もちろん性能面でも非常に優れていて、どちらのメーカーも「テクス式・オートパック式」、そして「コードレス式・AC電源式」のスクリュードライバーを扱っています。
さらに新しいモデルに買い替えたり、使用頻度が少なくなった場合など、もし手放す際にも有名なメーカーなので中古ショップやフリマアプリなどでも高値で売れる可能性が高いです。
そういった意味でも「どの会社(メーカー)のモデルか」を基準としつつ、自身の利用用途・シーンにあわせたスクリュードライバー選びが安定した選び方と言えるかもしれません。
※無名メーカーのスクリュードライバーが悪いわけではありませんが、安定性や安心感を考慮した場合、やはりマキタやハイコーキなどの定番メーカーを選ぶのが良いでしょう。
ここからは石膏ボード用にオススメなスクリュードライバーのモデルについて紹介していきましょう!
様々なメーカーから色々なモデルが発売されているスクリュードライバーですが、特にオススメなモデル4つをピックアップしました。
各モデルの特徴などについても触れていきますので、スクリュードライバー選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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まずはマキタの充電式スクリュードライバ「FS455D」について紹介していきましょう。
このモデルは充電式(コードレス)なので、電源の確保や煩わしい配線などに悩まされることがなく、取り回しが良いメリットがあります。
さらにバッテリー込みでも1.5kgと重さも気にならず、別売りのバッテリーアダプタを使えば1kgになるなど重量面での改良も可能です。
またマキタ独自の機能として好評な、ネジをボードに押し付けたときのみモータが回転する「PUSH DRIVE」を搭載しているので、バッテリーの消耗も少なく1回の充電で「約2,800本」の作業を実現しています!
石膏ボード用のスクリュードライバーとしては非常に使い勝手が良く、それでいてデザインや使用感も好評なので、はじめてスクリュードライバーを購入する人にも非常にオススメできるモデルです。
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続いてご紹介するのはHiKOKIのコードレスボード用ドライバ「W36DYA」、このモデルも定番かつオススメなモデルだと言えます。
マルチボルトバッテリー36Vで動作をするこのモデルは、AC製品と同等の締付けスピードを実現しています。
さらにハイコーキの独自技術である多板クラッチプレートが搭載されているので、ねじの浮き沈みを安定させ綺麗に仕上げることができる点も見逃せません。
ちなみに逆回転時に押し付けなくても回転する「プッシュレス逆転機能」、これはハイコーキ独自の機能なので、石膏ボードの張り付けだけではなくボード解体時にも非常に役立つ機能です。
使い勝手の良いオールラウンダーモデルとして好評ですので、使用シーンや用途によってはコードレスボード用ドライバ「W36DYA」は非常に役立つ電動工具として活躍してくれることでしょう!
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次にマキタのスクリュードライバ「FS6100」についても紹介していきましょう。
単相100Vの電源で稼働するAC電源式のスクリュードライバーで、使い勝手の良さが好評です。
パッとつながりサッと切れる「高精度」なドライバーとして知られていて、ビスを打つ際の煩わしさが感じられずノンストレスでスムーズな作業を実現できます。
またクラッチ接続音のない無音モデルなので、騒音などを気にする必要もなく、更に作業者も長時間に及ぶ作業でもストレスを感じることなくボード張りをすることができるでしょう。
重さも1.0kgとAC電源式ならではの軽さが魅力的であり、高所での作業や体勢が不安定な場所でも作業者の疲れを軽減してくれます。
ちなみに2灯式の高輝度LEDライトがついているため、手元が暗い場所でも安定した作業をすることができる点も見逃せません。
シンプルでありながら非常に優れた性能を持っているマキタのスクリュードライバ「FS6100」!
AC電源式で安定したモデルを探しているなら、このモデルを活用してみるのも良いのではないでしょうか。
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最後にマキタのオートパックスクリュードライバ「FR451D」について紹介させていただきます。
先にご紹介をしたスクリュードライバとは違い連結ビスを使用するオートパック式のスクリュードライバなので1つ1つネジを用意する必要がなく連続してスムーズな作業を行うことが可能です。
更にFS455Dと同じくマキタ独自の「PUSH DRIVE」機能を搭載しているのでバッテリの消費を抑え、低騒音の豊富な作業量が魅力的です。
重量は2.4㎏とテクス式に比べると重くはなりますが、別売りのバッテリアダプタやバッテリの中でも軽量の18V2.0Ah(BL1820B)などの使用で軽減することもできます。
テクス式のスクリュードライバをお使いの方でオートパック式のスクリュードライバが気になっている方にとってもおすすめのモデルになります。
今回は石膏ボード用に特化した電動工具として好評なスクリュードライバーとはなにかといった基本、そして選ぶ基準や種類について解説をしてきました。
またオススメなスクリュードライバーのモデルについても触れてきましたので、自分にピッタリなモデルのイメージが浮かんだ人もいると思います。
石膏ボード用の電動工具として知られているスクリュードライバーは、いくつもの種類があるため選ぶのに悩んでいた人もいるかもしれません。
ですが、ある程度の用途や利用シーンなどをイメージすることで、自分にピッタリなモデルが見えてくると思います。
繰り返しになりますが、スクリュードライバーは石膏ボード用の電動工具としては置き換えがしにくいため、「ボード張りに必要不可欠」とまで言われる電動工具です!
使い勝手の良さとスピーディーなボード張り、そしてボード自体を破損することのないような丁寧な作業を実現できるため、石膏ボードを活用しようとしている人は、適切なスクリュードライバーを導入して快適な作業を体感してみることをつよくおすすめします。
インパクトドライバなどで代用しようとしてボード自体を破損してしまうことが無いように、自分にピッタリなスクリュードライバーを選び、快適に活用してみてはどうでしょうか。
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