2024.02.07
コインドライバーとは?特徴をわかりやすく徹底解説!オススメ製品や代用品もご紹介
「コインドライバーとはどんな工具なの?」
「コインドライバーの特徴について知りたい!」
「コインドライバーの中でオススメな商品はどれ?」
ドライバーの中でも少し変わったポジションのコインドライバー!
地味に便利な工具として親しまれているものの、そこまで有名ではないので手元に無い人もいるのではないでしょうか。
当ページではコインドライバーとは何なのかという基本について解説をしつつ、その特徴やオススメ製品についても触れていきたいと思います。
コインドライバーについて気になっている人、どのコインドライバーを買えばいいのかお悩みの方はぜひ各項目に目を通してみてください!
目次
まずはコインドライバーとは何なのかという基本について解説をしていきましょう。
「本当にコインドライバーって必要なの?」と疑問を感じている人もいるかもしれませんが、そんな人こそ当項目を是非参考にしてみてください。
コインドライバーとは何かを一言で表現するなら、コイン電池の樹脂ネジ蓋などの開け締めに最適なドライバーです。
広いマイナス幅、そしてアールに湾曲した先端形状が特徴的なのがコインドライバーであり、コイン電池のネジ蓋以外にも、鉛蓄電池のバッテリー液補充口など絶妙なサイズにフィットするのもコインドライバーのメリットです。
それらはコイン(小銭)をかませて回すこともできますが、コインドライバーを使えばグリップがしっかりしているので、固くなってしまったネジ蓋も簡単に取り外すことができます。
またネジ穴が怪しい状態になってしまっても、コインドライバーであれば安定した先端部とグリップ力で、グッと押し込みながら回せば開くことができるケースも多くあります。
コインドライバーを使えば、ネジ穴が擦れてしまい蓋が開かなくなってしまうようなことも少ないので、最初からコインを使わずにコインドライバーを使って開け締めをするのがスマートでしょう。
さらに固着したネジ蓋に困っている人などはコインドライバーを使うことで問題が解決できますので、様々なシーンでも活躍できるスマートなドライバー、それがコインドライバーなのです。
コインドライバーの使用方法を紹介している動画がありましたのでよろしければご覧ください。
ちなみに水栓ドライバーをご存知の人からすると、コインドライバーとの違いは何なのかが気になっている人もいるかもしれません。
コインドライバーと類似すると言われている水栓ドライバーは、先端が直線の形状になっているドライバーで、水道周りの「止水栓」や「流水調整栓」などに使われます。
コインドライバーの先端が曲線なのに対し、水栓ドライバーは先端が直線なのが主な違いでしょう。
このためコインドライバーが必要となる「溝が湾曲している形状のネジ頭」とは上手く合わないケースがあるため、似ているようで用途や使用シーンが違うドライバーなのです。
※場合によってはどちらでも問題なくネジ締め・蓋の開け締めができる物もありますが、負担がかかるケースもあるので最適なドライバーを利用するのがオススメです。
ここからはコインドライバーの中でも、特にオススメな製品についてピックアップしていきます。
使い勝手が良いモデルをいくつか紹介していきますので、コインドライバー選びに悩んでいる人は参考にしてみてください。
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まずコインドライバーとして使い勝手が良く、コスパも良いのが「高儀 GISUKE コインドライバー スタビー CDS-45」です。
このモデルは工具メーカーの高儀が販売しているため、普段から工具を使っている人であればメーカーとしての信頼も感じられるのではないでしょうか。
透明樹脂製のスタビーサイズ、いわゆるスタンダードモデルであり、価格も500円前後で購入することができるリーズナブルなモデルです。
取り回しが良いサイズ感は様々なシーンで手軽に活躍してくれるので、コインドライバーを探している人は気軽に1本「高儀 GISUKE コインドライバー スタビー CDS-45」を手元に置いておくのも良いのではないでしょうか。
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次におすすめしたいコインドライバー、それは「SK11 コインドライバー 先端アール形状 NO.830-045C」です。
藤原産業の工具ブランドであるSK11が販売するコインドライバーであり、先の高儀のモデル同様に使い勝手の良さとコスパの良さを両立している点が好評です。
グリップ部分にはエラストマー樹脂を採用しているので力が伝わりやすく、手を痛めることなくネジ蓋などを回すことができます。
金属製の径が大きいネジにも力が伝わりやすいのも特徴的で、1,000円を切る価格帯でバランス良くまとまったコインドライバー、それが「SK11 コインドライバー 先端アール形状 NO.830-045C」です。
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次に高級コインドライバーとして「PB SWISS TOOLS 8125-9-45 スイスグリップ」についても紹介していきましょう。
このモデルはスイスの工具ブランド「PB SWISS TOOLS」のプロ向けコインドライバーとして、仕事でコインドライバーを活用する人などに高く評価されています。
しっかりと握れるグリップは滑りにくい設計のため力を伝えやすく、手を痛めることなくいくつもの作業をこなすことができます。
またグリップは「耐薬品性」も持っているため、プロ用途での過酷な環境・利用シーンでも問題なく適用することができるのです。
特に車やバイクの整備や設備作業など、コインドライバーを頻繁に活用する仕事であれば頼りになる1本となるでしょう。
価格が2,500円前後と少々高めではありますが、実際に使ってみるとリーズナブルなモデルとの違いが感じられますので、プロ仕様のコインドライバーを探している人は「PB SWISS TOOLS 8125-9-45 スイスグリップ」が非常にオススメです!
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最後に少し見た目が特徴的な「STRAIGHT コインドライバー 100mm 19-7453」についても触れておきましょう。
このモデルは「長い軸」が特徴的であり、軸の丸さと長さを活かして作業スピードを高めることができます。
軸の長さゆえに狭い場所での作業に使うのには向いていませんが、意外と使い勝手が良いため軸の長さが気にならない場所で使う場合は活躍してくれるでしょう!
100mmの長い軸のコインドライバーは珍しいので、使用する用途・作業シーン次第では、「STRAIGHT コインドライバー 100mm 19-7453」を候補に入れてみるのも良いのではないでしょうか。
ここからはコインドライバーの代用品はあるのかという点について解説していきます。
結論から言えばコインドライバーの代用品はいくつかありますが、例え代用品として使うことができたとしても基本的には使わないことをおすすめします。
もちろん緊急の場合は代用品でネジ蓋などを開ける必要があるかもしれません。
ただし「1度開け締めができたから、この代用品で問題なく対処できる!」と思って使い続けてしまうと、ネジ穴が擦れたり欠けたりして開け締め自体が難しくなってしまうことも珍しくありません。
緊急時に使われることもある代用品をいくつか紹介していきますが、むしろ紹介していく代用品を使っている人こそ、ネジ穴のためにもリーズナブルなモデルでも良いのでコインドライバーを所持しておくことをおすすめします。
まずコインドライバーの代用品として用いられることが多いのが金属の定規です。
金属製の定規には薄いタイプもあるため、コインドライバーの代用品として使う人もいるようです。
※ちなみにプラスチック定規だと例え薄かったとしても割れるリスクがあるため、ネジを回そうとした瞬間に割れや曲がりの感触で断念する人が多いです。
そんな金属の定規ですが、やはり定規なのでたとえ金属製だとしても力が伝わりにくく、そもそもネジ蓋を外すのに適していないため外しにくく、仮にネジ蓋を外せたとしてもしっかりと締めることが難しいです。
緊急時に代用品として使われることもありますが、やはり先に触れたようにネジ穴への負担もあるため、今後も同じようにねじ蓋の開け締めなどをする場合にはコインドライバーを用意することをおすすめします。
コインドライバーの代用品としてホチキスを利用する人もいるようです。
ホチキスの針を取るための「おしりの部分」をコインドライバーの代用としてネジ穴にあて、ぐっと押し込んで回すことでかろうじて代用品として使うこともできるようです。
ただホチキスのおしりは先端が薄いので使いやすいと思う人もいるかもしれませんが、ネジ蓋を回す用途で使うと破損してしまうこともあるので注意が必要です。
当然ホチキス側だけではなくネジ穴が破損したりすり減ってしまう恐れもあるため、コインドライバーの代用品として使うことはおすすめできません。
両方に破損や欠けなどのリスクがないように代用品として使うことはせずに、しっかりとコインドライバーを活用することが大切だと言えるでしょう。
ハサミの先端をコインドライバーの代用品として活用する人もいますが、これは絶対にやめましょう。
厳密に言えばハサミの先端と言うより、ハサミを開いた片側の刃部分をコインドライバーの代わりに使うケースです。
まず単純に危険なのは言うまでもなく、何かの拍子にネジ蓋、ネジ穴からハサミの先端が外れて勢いがつくと、そのまま身体を傷つけてしまうおそれがあります。
もしも周りに人がいた場合、勢い余って顔や身体のどこかを切ってしまう可能性さえありますので、ハサミをコインドライバーの代用品として使うのは絶対にやめましょう。
また刃という性質上、当然ネジ蓋、ネジ穴が徐々に削ぎ落とされる、削られるため何度か繰り返すだけでまともに開け締めをすることが難しい状態になってしまいます。
あらゆる意味でリスクの高い代用品ですので、緊急時であったとしてもハサミをコインドライバーとして使うことは控えるべきだと声を大にしてお伝えしておきます。
先のハサミに続き危険な代用品としてカッターナイフが挙げられます。
これは想像できる人も多いと思いますが、ハサミ同様に怪我をするリスクがあり、また鋭い刃はネジ蓋やネジ穴を削ぎ落としてしまうことになります。
カッターナイフはハサミと比較すると圧倒的に刃が薄いため、回そうと力を入れた瞬間にバキッと刃が折れてしまう可能性があります。
回そうと結構な力を入れているため折れた刃が飛んでしまうことは非常に危険で、手や顔、そして最悪目に飛んでくるようなリスクを考えると絶対に使いたいと思わないでしょう。
緊急時には焦ってしまいとにかく身の回りにある小物をコインドライバーの代用品にしてしまいがちですが、カッターナイフだけは絶対に代用品として使わないように注意しましょう。
最後にコインドライバーの代わりにコイン(小銭)を代用品とするケースについて触れていきます。
コインドライバーの代用品として、真っ先にコイン(小銭)を思いつく人もいるかもしれません。
確かにサイズ・幅が合うコイン(小銭)であれば、コインドライバーの代わりに使うこともできるでしょう。
ただし小銭もネジ蓋次第では綺麗に回せないため、コイン(小銭)を斜めにして一部分だけ差し込み回すような使い方になってしまいます。
その場合は当然ネジ穴が擦れて消耗してしまうため、何度も繰り返してしまうとネジ蓋自体を開け締めすることが難しくなってしまうでしょう。
また力が加えにくいため指先を痛めてしまうことも多く、その力の伝わりにくさから不自然な力の加わり方となってしまい、ネジ蓋やネジ穴の消耗に繋がってしまいます。
サイズ・幅さえあえば一時的な代用品としてはアリかもしれませんが、やはりコインサイズのネジ蓋やネジ穴を開け締めするのであれば、リーズナブルで使いやすいコインドライバーを1本用意しておくことをつよくおすすめします。
今回はコインドライバーとはといった基本から、オススメできる商品(モデル)についても紹介してきました。
また代用品についても触れてきましたが、いずれの場合でも使うべきではないでしょう。
人によってはそこまで使う場面はないかもしれませんが、手元に1本あるとなにかの際に「あっ、コインドライバーでちょうどよく回せるな!」と、意外なシーンでも活躍してくれる縁の下の力持ちポジションのドライバーでもあります。
むしろコインドライバーを適切に使わなければ、ネジ穴が擦れてしまい開け締めが難しい状態になってしまうこともあるでしょう。
実際にコインドライバーではなく、コイン(小銭)や代用品を使って開け締めを何度かしているうちに、ネジ穴のすれや欠けなどでどうにもならない状態に陥ってしまった経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
コインドライバーであれば独特の曲線と力がしっかり伝わる形状なので、そういった心配もなく安心して対応部分の開け締めを行うことができます。
また多少擦れたり欠けたりしているネジ穴でもコインドライバーを使うことで、諦めていたけれど無事に開けることができたなんてケースも出てくるでしょう!
価格もそこまで高くないリーズナブルな工具なので、もしコインドライバーを使うことがある場合は手元に1本所持しておくことをおすすめします。
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