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2024.01.06

マキタの草刈り機80Vmaxシリーズの評判は?MUR012GZの特徴と40Vmaxとの違い

マキタの草刈り機80Vmaxシリーズの評判は?MUR012GZの特徴と40Vmaxとの違い

2021年6月に発表された、マキタの80Vmaxシリーズの草刈り機が「MUR012GZ」です。

 

マキタ史上最高峰のハイパワーを誇る40Vmaxシリーズのバッテリーを2個使用することで、40ccエンジン式相当のハイパワーを実現した草刈り機です。

 

今回は、現時点でわかっている80Vmaxシリーズの草刈り機の情報に加えて、実際に使用している方の評判を中心に以下のことを詳しく解説していきます。

 

・マキタ80Vmaxシリーズの草刈り機の評判
・80Vmaxシリーズ「MUR012GZ」の特徴
・80Vmaxと40Vmaxシリーズの違い

 

80Vmaxシリーズの草刈り機について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

マキタ80Vmaxの草刈り機がすごい!評判や口コミを紹介

マキタの80Vmaxシリーズの草刈り機について調べていくと、みなさん「パワー」「快適性」「重量」の3つで満足されていることがわかりました。

 

ここからは、これら3つの評判から詳しくご紹介していきます。

 

ハイパワーで満足!

80Vmaxシリーズの草刈り機は充電式草刈り機としては十分すぎる性能で40ccエンジン式相当のハイパワーモデルになっているので、これまでエンジン式を使っていた方にとっても物足りなさを感じることはないとおもいます。

 

他にも草の密度で自動的に変速する「楽らくモード」があり、バッテリーの節約にもなります。「楽らくモード」などの全ての操作は手元のハンドルで行うことが可能です。

 

さらに充電式ならではの静音性や低振動などのメリットが魅力的です。

 

エンジン式にはない快適さが魅力!

これまでエンジン式の草刈り機を使ってきた方にとっては一度、充電式の草刈り機を使用してみるとその快適さに購入を悩まれることでしょう。

 

エンジン式との違いとして、ボタン操作ひとつで稼働することやエンジンオイルがないこと、使用中にガソリンタンクの蓋が外れるといったことがないという違いがあります。

 

上記でお伝えをした内容以外にも快適性の理由としては、作業者の負担を考慮した設計や豊富なラインナップのアクセサリで快適性を感じることができます。

 

アクセサリとして左右非対称Uハンドルや、吊り下げ位置調整、両肩タイプの肩掛けバンドといったものがあります。

 

意外と軽い!

充電式の草刈り機はバッテリーを装着するので、総重量が重たくなってしまうのでは…?と考えている方が多いと思います。

 

80Vmaxの草刈り機の場合、MUR012GZでは以下のような重量になります。

 

・BL4040×2個装着時…7.9kg
・BL4050×2個装着時…8.5kg

 

例としてタナカの40mlエンジン刈払機「TBC-4200DX」であれば、重量がおよそ7.6㎏(燃料や刈刃、肩掛けバンドを含まない)になりますので、エンジン式草刈り機と比べても軽く思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

参照:

『モノタロウ TBC-4200DX販売ページ』

 

さらに、作業者の負荷を減らすことを考えた設計やアクセサリの存在により重量による負担は少なくなります。

 

マキタ80Vmax草刈り機の特徴

通常バッテリー式の草刈り機などは、18Vのリチウムイオンバッテリーが使われていることが多く、メーカーやモデルによっては36Vのものもあります。

 

マキタの40Vmaxバッテリーであればエンジン式の30ccクラス同等のパワーと言われていますが、さらにその上に2個のリチウムイオンバッテリーを使った80Vmaxのモデルもあります。

 

バッテリーが1個の状態でもエンジン式にも劣らない性能を誇りますが、40Vmaxのバッテリーを2個使用することでエンジン式の40ccクラス同等の超ハイパワーを実現しています。

 

そんなエンジン式40ccクラスと同等の超ハイパワーの充電式草刈り機がマキタの80Vmaxシリーズの「MUR012GZ」です。

 

そこでここからは、MUR012GZの特徴を4つ紹介していきます。

 

マキタの80Vmaxシリーズの草刈り機「MUR012GZ」について紹介されている動画がございましたので是非ご参照下さい。少し長い動画になりますので要点を絞って確認をされたい場合は下記をご参考下さい。
注意点 20:15~
良い点 22:32~

 

1充電当たりの使用面積は約400坪(約1,320㎡)

80Vmaxの草刈り機「MUR012GZ」は、1充電あたりの使用面積が約400坪(約1,320㎡)になります。

 

BL4040のバッテリー着用時で、楽らくロングドライブモード、DCホワイトチップソー使用時、さらには草丈約30cmという条件がありますが、25mプール4〜5個分(約1,320㎡)の面積を1回の充電で作業できるのはかなり使用時間が長いと言えるでしょう。

 

また製品のプロモーションでは、他の40Vmaxシリーズのバッテリー装着時の作業時間を算出した資料が公開されています。

 

バッテリーの種類 高速モード時 楽らくモード時
BL4025 約166坪
(550㎡)
約250坪
(825㎡)
BL4040 約266坪
(880㎡)
約400坪
(1,320㎡)
BL4050F 約333坪
(1100㎡)
約500坪
(1,650㎡)

※上記の目安は、作業条件によって異なる場合があります。

 

スムーズで安全な作業ができる付加機能も充実

80VmaxのMUR012GZは以下のようなスムーズに、そして安全に作業ができる機能が充実しているのも特徴のひとつです。

 

・AFT搭載
・本体はIPX4適合
・バッテリーはIP56適合
・刈刃に絡まった草をワンタッチで取る「カラミトリ機能」

 

まず不意な接触やキックバックから作業者を守る「AFT」を搭載しているので、急激な回転数低下を自動で検知して刈刃の回転を停止させることで事故を防ぎます。

 

次に草刈り機は屋外で使用するので、不意な雨天時にも対応した本体とバッテリーが求められますが、マキタのMUR012GZは本体がIPX4(防水機能)に適合、バッテリーはIP56(防塵防水機能)に適合しているので安心して作業できます。

 

最後に刈刃に草が絡まってしまった場合でも、取り除くことができる「カラミトリ機能」を搭載していて、手元のハンドルにあるボタンでワンタッチ操作が可能です。

 

両肩タイプの肩掛けバンドで低負荷での作業を実現

参照:

『makita公式HP MUR012GZ』

 

長時間草刈り機を使って作業すると、どうしても身体に負担がかかってしまいます。

 

マキタのMUR012GZは、本体の荷重を両肩で受け止めることができる肩掛けバンドを標準で付属しているので、大型高出力の刈払作業でも疲労を軽減することが可能です。

 

また、モーターを後方に配置することで、エンジン式と遜色ない最適化された重心バランスを実現しており、先端部分はギアケースのみの軽量構造なので、降りやすく使い勝手が良くなっています。

 

別売りアクセサリで幅広い作業に対応

マキタの草刈り機は別売りのアクセサリが充実しているのも特徴のひとつで、MUR012GZの場合は以下のアクセサリがあります。

 

・茂みを粉砕する「シュレッダー刃」
・細い木も切断「チゼル刃」
・安全性が高い「樹脂刃」
・軽負担作業に最適「ナイロンコードカッター」

 

標準でφ255mmのDCチップソーカッターが付属しますが、状況に応じて使いやすい刈刃を選びたい方は別売りアクセサリという選択肢もあります。

 

マキタの40Vmaxと80Vmaxの草刈り機の違いとデメリット

ハイパワーなマキタの80Vmaxシリーズの草刈り機「MUR012GZ」ですが、良いところばかりではありません。

 

視点を変えると注意しなければならない点や、ハイパワーであっても不向きな作業環境があります。

 

ここからはマキタの40Vmaxシリーズの草刈り機と、80Vmaxシリーズの草刈り機の違いを解説しながら、80Vmaxシリーズの草刈り機のデメリットを紹介していきます。

 

80Vmaxは40Vmaxのバッテリーを2本使用している

マキタの草刈り機には、18Vと36V、40Vmaxのバッテリーを使用したモデルがラインナップしており、特に40Vmaxシリーズのバッテリーは「マキタ史上最高峰のハイパワー」となっています。

 

40Vmaxシリーズのバッテリーは、仕様上BL4040であれば1.5kWの出力に相当するようになっており、そのバッテリーを2本使用した80Vmaxは原理上3kWの高出力が実現できます。

 

40Vmaxシリーズには、以下の4種類のバッテリーと詳細な情報がないので記載はしていませんが「BL4040」よりさらに高出力なモデルの「BL4040F」の5種類がラインナップされています。

 

その中でも推奨されているのは容量が4.0Ah以上のものになります。

 

製品名 BL4080F BL4050F BL4040 BL4025
容量 8.0Ah 5.0Ah 4.0Ah 2.5Ah
重量 1.9kg 1.3kg 1.0kg 0.7kg
充電時間
(バッテリー1個あたり)
76分 50分 45分 28分

※上記の充電時間は急速充電器「DC40RA」を使用した場合になります。

 

推奨されている容量の4.0Ah以上のバッテリにも違いがありますのでその違いからおすすめのバッテリをご紹介したいとおもいます。

 

まず、長時間の使用になりますとやはり軽量モデルであればあるほど作業が楽になります。また、充電が切れた際に予備のバッテリが必要になることを考えるとコストパフォーマンスも重要です。

 

推賞されている4.0Ah以上で重量の軽い「BL4040」とサイズからほぼ同重量と考えられる「BL4040F」を比べると購入される方法により異なりますが1台につき、およそ1万円に近い違いがあります。

 

以上のことから容量の条件を満たし、なおかつ軽量でコストパフォーマンスの良い「BL4040」がおすすめとなります。

 

40Vmaxのような背負い式ポータブル電源はない

参照:

『makita公式HP PDC1200』

 

40Vmaxシリーズのバッテリーには、背負い式のポータブル電源「PDC1200」があります。

 

一方で80Vmaxシリーズには現時点では背負い式のポータブル電源がラインナップされていないので、電源環境に乏しい山林整備などで多用するなら、予備のバッテリーを大量に用意する必要があります。

 

そのため運搬重量やコスト面、利便性に注目すると、場合によってはハイパワーであっても「ポータブル電源が使えない充電式草刈り機」という点で不利になる可能性があります。

 

デメリットを加味しても80Vmaxは園芸機器分野で優秀

前述したようなデメリットがあった80Vmaxシリーズの草刈り機ですが、「40Vmaxシリーズのバッテリーを使用している」という面において優秀な園芸機器と言えるでしょう。

 

その理由は、マキタは40Vmaxシリーズで幅広い園芸機器モデルをラインナップしており、他にも性能や技術、サポート面で他社では勝てない有利な立場となっているからです。

 

電動工具の代名詞マキタに続き、近い将来「充電式園芸機器ならマキタ」と、多くの方がマキタの充電式園芸機器を選ぶ時代になるでしょう。

 

新入りである80Vmaxシリーズが園芸機器分野でどのように活躍するかは未知数ですが、今後充電式園芸機器がハイパワー化していることを考えると、このままエンジン式から充電式にシフトチェンジする可能性が高いです。

 

80Vmaxシリーズの草刈り機はまだ詳しい情報がマキタから明かされていないので、この記事をはじめ情報が少ないのが実情です。

 

だからこそ検討や購入の際は、マキタ直営店や展示会などで実物に触れて、マキタの営業マンに相談しながら選んだ方がいいでしょう。

 

まとめ

「エンジン式の40ccクラス相当のハイパワー」を謡うマキタの80Vmaxシリーズの草刈り機「MUR012GZ」は、これまでの充電式草刈り機の常識を覆すモデルになるでしょう。

 

大雑把に考えて、25mプール4〜5個分の面積を1回の充電で草刈りできるバッテリー性能や、キックバックを防ぐAFT搭載、重心バランスを最適化したことで作業者の負荷を軽減した設計など、性能だけではなく安全面や快適性にも考慮して設計されているのが特徴です。

 

しかしながらまだ80Vmaxシリーズは新しい製品なので、詳しい情報が公開されていません。そのため選ぶときはこの記事でご紹介させていただいた内容や、実際に展示会やマキタ直営店で実物に触れるのもいいでしょう。

 

ハイパワーな充電式草刈り機をお探しの際はマキタの80Vmaxシリーズの草刈り機を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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